避難所の人達をテレビで写して……

◇昨日からテレビ……とはいってもＢＳだが，プログラム通りの番組をやっていたチャンネルが多くあったみたいだ。今日は昼過ぎの日テレ系『ＤＯＮ！』という番組に，生島ヒロシさんと”サンドウィッチマン”の３人がでて，今回の震災の体験談などを話していた。
生島さんと”サンドウィッチマン”の伊達さんは共に宮城県の出身でもあり，今回の震災に直面したというが……生島さんは１１日の午後２時４６分，仙台で講演中だったという。１５時間かかってタクシーを乗り継いて帰京。１３日には，お母さんの４９日の法要と納骨で妹さんが上京する事になっていたそうだ。
しかし，未だに連絡が取れないと言っていた。伊達さんは”サンドウィッチマン”として気仙沼でテレビの収録（ロケ）をしていたら，突然”地震”が襲って来たという。スタッフの誘導で高台に行って見守ってたら，今まで自分らがロケをしてた場所が，瞬く間に津波に飲み込まれてしまったと，その”恐怖体験”の模様を生々しく語っていた……。
昨日から，かなりの広範囲で＜計画停電＞というものが行われているが，一般家庭から飲食店やコンビニ，デパート……そして信号に至る，ありとあらゆる所で実施されているのだ。大地震から五日目……死者・行方不明者は５，０００人を超える，と言う。更に安否を把握できていない人達は３万人以上だという。
被災地では水や食料，毛布に暖房器具，灯油，ガソリン，携帯の充電器……といった物資が不足している。サンドウィッチマンの二人は「物資は勿論だが，家族や知人と連絡が取れずにいる人達がかなりいる訳だし，テレビで避難所にいる人達をもっと写して名前を伝えるとかしてもらえればと思うんです」と訴えていた。それなどテレビにしか出来ない勉めだと思う。＜茨城＞

※被災地では今晩から寒くなって降雪が予想されるという。また，週末にはかなり冷え込むものとみられているので，暖をとって充分に身体には気をつけていただきたい。

《安否情報》
★０３－５４５２－８８００ または ０５０－３３６９－９６８０（９時～２４時）

”世界”から”日本”へ……激励の渦！

◆昨１３日から三日以内に「震度６」程度の余震が７０％の可能性で起こり得るという。昨日から韓国をはじめ，世界各地から＜援助隊＞が駆け付けた。その凄まじい被災状況が次第に明らかになって，世界中に”衝撃”が巻き起こっているという！
ジミー鈴木も勤務先の航空会社の配慮で，１２日の深夜に"急遽"帰ってきた。「今さっき帰って来ました。でも，この時間だと電車の乗り継ぎがうまく行くかどうか……」と言っていたが，午前１時半頃に寄越した電話ではどうにか間に合った，と安堵した感じだった。
「親も無事だったので安心しましたよ。これで心置きなくアメリカに戻れます」と，すぐにもアメリカに戻ると言う。そのジミーが「アメリカのＴＶで，こんなに時間を割いて外国の出来事を伝える事なんて無いですよ」と言っていたけど，今回の地震がいかに凄まじくて”衝撃的”な事だったかが分かるだろう。
今回の大地震は７年前に勃発した《スマトラ沖地震》に匹敵するＭ９．０に訂正されたばかりだが，発生から４日目を迎えた今も地震が，津波が，実に多くの人々の尊い命を奪って行った……。そして更にまた，福島の〈東京電力福島第１原発〉が爆発！　”炉心溶金”という事故により，放射能を放出したのだ！
まさに”青天の霹靂”である。９１に及ぶ国や地域から支援の申し出に加え，海外の著名人もブログやツイッターで”メッセージ”を呼び掛けている。オノ・ヨーコ，マライア・キャリー，レディ・ガガ，パリス・ヒルトン，ブリトニー・スピアーズ，ジェニファー・ロペス，ジャスティン・ビーバー,Boyz II Men，ブラック・アイド・ピース……と後を絶たない。
スポーツ界も，ＭＬＢで西岡の”ツインズ”が１分間の黙祷を捧げ，サッカーのイタリア”インテル”で，長友をはじめ全選手が喪章を付けて試合に望んだ，と聞く。これらのニュースを聞いた時，何か込み上げて来るものを感じた。世の中，まだまだ捨てたもんじゃない！　未だに分からない行方不明の方が一人でも多く見つかって欲しいものと切に願うだけです。＜茨城＞

※家族や知人の安否を確かめる為のメッセージは………

★０３－５４５２－８８００ または ０５０－３３６９－９６８０（９時～２４時）

国際プロレス Ｒｅｑｕｉｅｍ Ⅴ

◇今年８月に《国際プロレス》が崩壊して，丸３０年を迎える。日本でプロレスが産声をあげてから５０有余年……これほどまでに団体が無くなってもまだ語り継がれ，専門誌に幾度となしに取り上げられているケースも珍しい。
『週刊プロレス』の中カラーで何度か”特集”が組まれたり，昨年８月にはＤＶＤ《国際プロレス　クロニクル》が発売されたりしてるが……新しいところでは『Ｇスピリット』や『紙のプロレス』でも国際プロレスが取り上げられていた。
『Ｇスピリット』では，毎号＜実録・国際プロレス＞のタイトルで，かなりのページを割いている。過去には飯橋リング・アナウンサーやストロング小林，鶴見五郎……らが登場してるが，昨年暮に出たＶＯＬ．１８には”デビル紫”が紹介されていたのです。
国プロの崩壊と共に，リングから姿を消していたので，公の場に姿を現したのは実に３０年振りという事になりますが……。私が記者時代に親しくさせてもらっていただけに，当時を思い出しながら懐かしく読ませて頂いたが，そのまま歳をとられた感じなのだ。
覆面太郎が”短命”に終ってるだけに（笑）ある意味”本格的”な日本人マスクマンの第一号と言えなくもない。そんな村崎さんは海上自衛隊の出身という変わり種だった。そして，手先が器用な事もあって商売道具の”デビル紫”のマスクは自分自身の手で作っていた程だ。
’７２年１０月から４年間に渡ってアメリカ，カナダ，メキシコ，スペイン，フランス，西ドイツ，スイス，オーストリア……と，転戦。’７６年１０月の帰国を機に，村崎さんはマスクを被って”デビル紫”へと変身した。
私は’７３年だったか，”生傷男”ディック・ザ・ブルーザーのＡＷＡで，ミツ・アラカワとタッグを組んでいた時の”グレート・サキ”をインディアナポリスに尋ねて行った事があった。試合後はここに書けない様な事を経験もした。（笑）
村崎さんの”デビュー戦”の相手は，大剛鉄之助の仙台 剛だった。そして大剛さんの”右足切断”という大事故が起きた時にもタッグ・パートナーとして村崎さんは傍にいた……。『Ｇスピリット』最新号を読めば，その時々の村崎さんの”心事”が分かるかと思う。是非ご一読を！＜茨城＞

※写真は現役時代のデビル紫

私鉄・地下鉄の一部が再開！ ”復興”に向けての第一歩……

◆３５，６年ぐらい前になるのだろうか『大地震』という映画があったけれども，現実に起こったものは言葉では尽くし難いものがある。昨日の午後２時４６分以降，テレビはこの＜東北地方太平洋沖地震＞一辺倒……こんな事は１９８９（昭和６４）年１月７日に”昭和天皇”が崩御されて以来だろう。
通常の放送は休み，民放はＣＭも無いといった状態で，各被災地の”最新情報”が今も伝えられている。勿論，プロ野球のオープン戦やＪリーグ等の土・日のゲームは中止を決めたというし，昨日の試合は新日プロも全日プロも早々と中止となった。当面はスポーツを始めショービジネスは自重せざるを得ないであろう。
昨晩……と言っても後１０分足らずで１２日になろうといった時に，アメリカのジミー鈴木から電話が掛かってきた。都内に住む母親が心配で電話を入れたけど，連絡が取れないと言っていた。ジミーが帰って来たところで，どうなるものでもないだろうが，居ても立ってもいられないのだろう……。
東北地方に比べ，都内はさほどでもないだろうが，私がジミーと同じ立場だったら，やっぱり親が心配で”一時帰国”するであろう。親御さんの無事を願う次第だ。いま夜中の２時前……私鉄と地下鉄はかなり運転を”再開”したみたいだ。徐々にではあるが，ほんの少しだけ普段の生活に戻りつつあるみたいだ。＜茨城＞

大地震！

◇今日のブログは何を書こうかと考えながら，何気なくテレビを見ていたら「ん」何だか揺れているみたいな……と思ってたら，画面には速報が流れ「宮城北部で震度７」（Ｍ８．８）の文字が流れた……。
そして，次第に揺れが強くなってきた。それもかなり長い時間で，実際はそんなには長く無かったのかも知れないが”２分”ぐらいは続いた様な感じだった。２時４６分……宮城を"震源"に北海道，東北，関東，新潟，長野，静岡……と，今まで見聞きした事がないぐらい大きく広範囲にわたる地震であった。
昨日のブログに書いた私の母親ですらこんな”大地震”を見たり体感した事はかつて無かったと言っていたけど，母親が言うには祖母（故人）が”体感”した”関東大震災”（大正１２年９月１日）の時は，白金の新築に引っ越した為に助かったが，引っ越す前に居た古い家だったら助からなかった，と言っていた。
記憶に新しいところで，今から１５年前に起きた＜阪神淡路大震災＞が思い出されるが，今回はかなり広範囲でもあり，地上波（ＮＨＫ教育テレビを除く）とＢＳの全チャンネルが今も＜東北地方太平洋沖地震＞の特番を放送している。空や海の便を始め新幹線（東北・山形秋田・上越・長野の全線と東海道の一部），地下鉄，ＪＲ・私鉄の全線は不通になっている。
最初の地震から一時間ぐらい経った頃，今度は茨城の太平洋岸で別の地震が発生！　以後，立て続けに各地で地震が起き，青森・八戸港は大津波で海の水が市街地にまで押し寄せ，仙台空港も冠水して全面閉鎖，お台場や千葉などでは火災が発生……と，７時過ぎの時点で３４名の方が亡くなったとの事だが，ここでは書き尽くせないくらいの災害が起きている。
明治時代(１９００年)以降”最大規模”だという今回の＜東北地方太平洋沖地震＞は，今後も余震や津波が再び起こるものと予想をされるが，これから最低”一週間”は警戒が必要だという。皆さんもお気を付け下さい！ ＜茨城＞