例によって、事情と言えるほどのものではないが、聞いた話。
ベトナムの建物は、「ペンシル型」とよく表現される。フロア当たりの面積が100m2ほどと狭く、4、5階建てと上に長い建物が一般的。ビルでも、住宅でも。こういう住居を、みな借りているのか、買っているのかという話になり、ベトナム人の同僚に聞いてみた。
「95%以上は買っている」というのが答え。ハノイ近郊でも、500,000USD(100m2、4F建て、車の入れる道路に面している、という条件で)ほどするという。日本円にしても、日本の田舎の戸建て住宅ぐらいになる。高い。
家は、親が買ってくれたり、自分で買ったりする。両親が買ってくれたら、自分たちは子どもが独立するときのための家を買うべく、節約に節約を重ねる。
家を買うためにいろんなものを我慢する光景は日本でもよくあるが、ベトナムで一番違うのは、金利が高い=銀行ローンを組むと大変な高金利を払うことになる、ということ。だから貯めて貯めて、若い時代を我慢して過ごす、、のだとか。まあ、私の同僚は「僕はそんなのつまらないから、両親と同居して、お金はおいしいものを食べたり旅行行ったりというのに使うよ」と言っていたけど。
銀行に借りられずに建てるから、たいして広い家は買えない。最初はよくても、子供が生まれたら狭い。でもそこで育つのだ。大学を出るまで、二人でひとつのベッドに寝ていた、と同僚の話。
保育サービスや日用品などの流通網の発達など世の中が便利になったから、核家族化が進んだ、(もしくはその反対の因果関係)という見方があるけれど、金融サービスも役割は大きいのかもしれない。親が家を買う資金のスポンサーだったり、貸主だったりすれば、自然と親子関係は切っても切れなくなる。ベトナムは家族を大事にする国だというけど、こういう背景もあるのかもしれない。
ベトナムの建物は、「ペンシル型」とよく表現される。フロア当たりの面積が100m2ほどと狭く、4、5階建てと上に長い建物が一般的。ビルでも、住宅でも。こういう住居を、みな借りているのか、買っているのかという話になり、ベトナム人の同僚に聞いてみた。
「95%以上は買っている」というのが答え。ハノイ近郊でも、500,000USD(100m2、4F建て、車の入れる道路に面している、という条件で)ほどするという。日本円にしても、日本の田舎の戸建て住宅ぐらいになる。高い。
家は、親が買ってくれたり、自分で買ったりする。両親が買ってくれたら、自分たちは子どもが独立するときのための家を買うべく、節約に節約を重ねる。
家を買うためにいろんなものを我慢する光景は日本でもよくあるが、ベトナムで一番違うのは、金利が高い=銀行ローンを組むと大変な高金利を払うことになる、ということ。だから貯めて貯めて、若い時代を我慢して過ごす、、のだとか。まあ、私の同僚は「僕はそんなのつまらないから、両親と同居して、お金はおいしいものを食べたり旅行行ったりというのに使うよ」と言っていたけど。
銀行に借りられずに建てるから、たいして広い家は買えない。最初はよくても、子供が生まれたら狭い。でもそこで育つのだ。大学を出るまで、二人でひとつのベッドに寝ていた、と同僚の話。
保育サービスや日用品などの流通網の発達など世の中が便利になったから、核家族化が進んだ、(もしくはその反対の因果関係)という見方があるけれど、金融サービスも役割は大きいのかもしれない。親が家を買う資金のスポンサーだったり、貸主だったりすれば、自然と親子関係は切っても切れなくなる。ベトナムは家族を大事にする国だというけど、こういう背景もあるのかもしれない。