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ほっぷ すてっぷ

精神保健福祉士、元新聞記者。福祉仕事と育児で「兼業」中。名古屋在住の転勤族。

「価値ある人間」の裏返し

2019-05-31 12:58:46 | Public

川崎市で、私立小学校のスクールバスを待つ子どもやその親が襲われた事件。亡くなった2人のうち1人が、外務省職員だったことが、「有能な人だった」といういろんな人のコメント付きで報道されている。それが、私にとってなんだか苦々しい。

「有能な人=価値のある人」、裏返せば「無能な人=価値のない人」。この人は価値のある人だったのに、殺されてしまい本当に残念だ、というように聞こえる。どんな人でも、殺されて残念である。等しく。かわいそうであり、あってはならないことであり、許しがたい。たとえ、社会的に成功していない人でも。

報道機関は、ただ単に、巻き込まれた人の人物像を伝えたいだけなのだろうが、あまりに「素晴らしい人だったのに」と強調されると、こんな風に穿ってみてしまう人もいるのである。本当に、ひどい事件だ。


surface go がやってきた

2019-05-29 16:05:32 | Private・雑感

今日はよい天気。昨日に続いてランチの予定があり、職場の人とご飯を食べた。末娘は物怖じせずよく寝る。

帰ってきて、宅配便を待つ。予定通り、ヤマト宅急便でsurface goがやってきた。

今月の目標は、毎日勉強、運動、日記、と娘に言ってある。勉強(読書)はほんとに少しの時もあるし、晴れの日は散歩、雨の日は筋トレ、というのもできているようなできていないような。そんな中で、日記(ブログ)は、この相棒とともに少しギアチェンジをしてやっていきたい。

購入したのは、昨年モデルのoffice2016が入っている、64GBのもの。キーボードとセットで、あとはjoshinポイントを1万円ちょっと使い、4万円とちょっとでてにいれることができた。よろしく頼むよ!キーボードを打つ感じがすでに懐かしい!産休・育休に入って5か月がたとうとしているんだもんなあ。その間、主にスマホかipadばかり使っていて、キーボードは使っていなかった。タッチもスムーズでうれしい感触。情報収集が人生を左右することは大いにありうるから、しっかり使っていこう。


夫の転勤に伴う転職活動を控えて

2019-05-29 12:31:50 | Private・雑感

育休中に、夫の転勤がある可能性が高く、それに伴って私も退職、転職を迫られる予定。そんな中でしなくてはいけないだろう仕事探しの諸条件について考える。

・夫の会社の本社周辺にある社宅に住むという条件で

・勤務地は、将来、その近くで住んでもよいのでは、と思えるような田舎も視野に

・末娘が1歳未満であることを考えて、事業所内保育所があればベター

・将来的に福祉業界での経営を学んだり、少なくとも触れたり考えたりしたい

・現場職も管理部門での職も対象

・これまでのNPO法人、株式会社の福祉部門、の勤務経験を踏まえて、給与体系は大事

・別途、ライター関連の仕事も探したい

 

仕事探しのほかに、6月中にやりたいこと。ブログを軌道に乗せる。土曜日のワンオペ(生後3か月、3歳半、5歳半の3人娘の子守り)を乗り切る。そのためにプランを立てる。9月に友人家族たちとする予定のバーベキュー場の予約。

まずは、毎日2時間程度をこれらに費やすか。残りで、読書と運動。


福祉領域でのキャリア形成

2019-05-28 17:40:04 | Private・雑感
末娘、生後3ヶ月にして、私の友人とのランチに同行。週末の発熱ののち、突発性発疹と思われる発疹が出ているものの、熱も下がり機嫌も良く。

若い元同僚の女の子。音楽療法士のスキルも高いが、今は立ち上がったばかりの児童発達支援の事業所で働いている。福祉業界の話は、子育ての話も交えて広がり、久しぶりに話した彼女と楽しい時間になった。

それにしても、と思う。福祉業界のスキル形成は難しい。いや、スキルは、業界で働き続けるだけで、さほど意識を高く持たなくても、多くの人が高めていけると思う。難しいのは、キャリア形成。スキルに応じた給与やポジションをたどることがなかなかできない。今の日本で、それができているところは、大きくて歴史のある社会福祉法人か医療法人(の福祉部門)くらいではないか。介護業界でも道半ば。障害の領域ではなかなか聞かない。高齢者や保育の領域と違い、行政の一部門としても成長してこなかったという歴史もある。
彼女の、音楽療法という職業も、仕事自体は開拓されて認知されてきてはいるが、個人請負としても事業部門としても単独では成立していない。

早めにサービス管理責任者の資格を取り、事業所の長となることが、まずは好待遇への具体的な道筋だろう。だがそのあとは?事業所の長として給与がさらに上がっていく仕組みがある組織はどれだけあるのか。彼ら彼女らが地域に残って仕事をしていくことは、地域にとってとても利益になることなのだ、という認識が大事だ。

家電考2ーパソコンの選び方

2019-05-26 10:29:31 | Private・雑感
昨日、家電店へ足を運んだ理由には、パソコン物色もある。現機種は2012年購入のDELL。一年半ほど使ってない。開いてみると動作はかなり遅い。最近は、パソコンが必要なときは夫のノーパソを使うことが多かった。今は日中も使いたい時があるし、これから仕事探しや新居での情報収集もあるだろうし、買うなら今だなと急に思い始めたのである。

検討しているのは、microsoftのsurface go。前回購入時とはだいぶ選び方が違うと思う。前回は、単純に価格と性能、デザインを見るだけだった。今回は、まず大きさ・重さと性能を比べた。子どもができて家が相対的に狭くなり、ノーパソをずっと開いて置ける場所などなくなったからだ。いちいち引き出しにしまうしかない。なので、しまいやすく、また起動がスムーズなものが、より求められる。

ある意味、選びやすかった。surfaceは、ipadのように、どこで買っても価格差がないような販売展開をしているらしい。ここはさっさと、johshin webで買ってしまおう。

家電考ー掃除しやすい扇風機

2019-05-26 10:21:02 | Private・雑感
急に暑くなったので、昨日の昼間に扇風機を出した。ホコリも付いていたのでウエットティッシュなどで拭き取って。
扇風機も、夫が一人暮らし時代から使っているもの。羽根を収める部分の円型の接続部分は割れて捨てており、結束バンドで四箇所を留めている。家が汚いのか、羽根やその他へのホコリの付着が酷い。いつでも買い替えOKと思われるこの扇風機、次は掃除しやすいものがいい。

と思ってネットでリサーチしても、掃除しやすさをうたったものがない!家電店へ行ってもない!近年は柔らかい風を出す高価格帯の扇風機が流行っているらしいと聞いたことはあったが、なるほどラインナップは想像以上だった一方でみな掃除方法は明記していない。そしてゴツい。

風の質(?)はほどほどでよいから、水で丸洗いできるような扇風機はないものか。結局ことしも、引っ越しもあるし間取り変わったら欲しいものも変わるかもしれないし、などと言って様子見で終わりそうな予感。扇風機の羽根のホコリ、気にし始めるとかなりストレスなんですよね…。

修学旅行で賑わう平日の遊園地

2019-05-24 16:36:46 | Private・雑感
昨日は、こども園年長さんの長女と、園の行事で親子遠足へ。今年は志摩スペイン村でした。

「親子遠足特別パスポート」なるものが配られ、近鉄の貸切特急で向かいます。親子遠足、今までは夫に行ってもらっていたけど、今年は育休中の私と3ヶ月目前の末娘、そして夫も。みな、初スペイン村。

園の中は、客の95%が修学旅行か保育園行事で来ている子ども、親、引率職員。確かに、ほかの客が少なくて迷惑になりにくいし、アトラクションもほどほどのスリル感、園児でも遊べるものも多い。学校の先生たちには楽な遠足先だろう。

志摩スペイン村が教育的な行き先か?と言えばノーである。でも、園児にとっての楽しい思い出づくりには最適な場所。小学生、中学生もたくさんいたが、彼らにはどうだろう。最近は引率の先生にも同情的にはなるので、子供と先生の利害が一致しているということでまあよしとするかもしれない。
地方の遊園地の生き残り策としては?平日の稼働率を上げるにはよいターゲットだろうが、リピーターを作る努力はもっとあるべきでは。遠足割引価格と、通常の価格の差が大きすぎて、私なら行かないと思う。平日や閑散期に値段をぐっと下げる料金設定が最近話題だが、地方の遊園地は率先してやるべき。

『現代日本の思想』

2019-05-22 05:47:49 | Book
思想について、ほとんど知識がないし、興味もあまりなかった。1956年出版の、鶴見俊輔・久野収によるこの岩波新書を手に取ったのは、実家にあったから(しかも私が買って読んだ形式がある!記憶にはないのだが)、というのと、生活綴り方の運動が思想の歴史に結び付けられている章が興味深かったからだ。綴り方運動は、細切れ的に聞いたり触れたり、「山びこ学校」を読んだりと、断片的に興味を持ってきたので。

明治以降の思想の流れを、歯切れよく、時に断定的に紹介している。私の解釈と感想を一言ずつ書いていこう。

・日本の観念論ー白樺派
白樺派は、1910年ごろから10年ちょっとの間のグループ。武者小路実篤、有島武郎、志賀直哉など。どんな理念か、というより、理念主導で現実をつくろうとした。自給自足の「新しき村」など。でも現実への理解が足りず、現実を動かすことはできなかった。代わりに、美しい文章を残した。

・日本の唯物論ー日本共産党の思想
共産党は、それ以前の雑多な思想領域の運動家たちが集まって大正時代に創設された。その後、その雑多性を否定して、純度の高い思想を目指した福本和夫が率いた。一貫して、大衆から距離があった。
「天皇の理念は、日本の大衆の意識の中にふかく植えつけられていた。それと同じくらい深く、日本共産党は日本の知識人の意識の中に入っている。この2つの事情は、欧米人には理解しにくい特殊なものである」
一方で、権力に対して緊張感を持って批判し続けたのは、日本においては「リベラル」ではなく共産主義であったと評価もしている。この本でも、「リベラル」という思想を紹介する章はない。
それにしても、共産党の検証能力のなさを批判した部分などに、現在の共産党はどう答えるのだろう。

・日本のプラグマティズムー生活綴り方運動
生活綴り方は、生活改善に重きを置いた日記のような、感想文のようなものだと思っていたけれど、思想的にも意義づけられるのだと知って喜んでいる自分がいた。このブログのように、自分自身に問いかけながら書くことは意味がある、と言ってもらえたような気がしたから。「自由」「春」などと観念的なあやふやなテーマを与えたり、文章制限をしたりするのはよくない、というのは共感できた。海外では、読み方において「現実の何をどう動かすという意味なのか」問いかけながら読むのがプラグマティズムだ、というような紹介も興味深かった。生活に即して考えて文章を書き、共有して感想を言い合い、生活に生かす。教師たちを主体に自然に広まったこの動きを、理想的な思想運動と捉えて解説しているところに著者たちへの好感が持てた。

・日本の超国家主義ー昭和維新の思想
超国家主義の前段階として、明治維新で伊藤博文らが整えた思想体系の説明になるほどと思った。天皇に政治的権力と精神的権威を持たせ、教育勅語を記し、「天皇の国民、天皇の日本」とした。一方で、天皇を絶対的主体として国民は抗えないのであれば、いつかは反政府、反天皇の動きが出る。政治的失敗は天皇のせいだとなってしまう。だから、天皇に政治を促す「翼賛する、補弼する」主体として国民・官僚組織を位置づけた。官僚には一応、誰だってなるチャンスがある。
大衆にとっては神、エリートにとってはシンボルという、両面を備えた天皇。
エリートへの反発が、実務面でも天皇を神としたがる超国家主義をもたらした。天皇は革命のシンボルとなっていった。ここらへんの思想の捉え方をめぐる動きは、読んでいてスリルがあった。もう一度読んだ方がいいと自分では思う。

こんな感じで、初めて思想の本をまともに読んだと思う。天皇制などについて夫と話をすることがないわけではなかったが、印象論で言っていることが多かった。その背景にある思想は何なのか。興味を持てるようになったと思う。

何が私を作るのか

2019-05-21 05:17:14 | Private・雑感
「食べたものがあなたの体をつくる」と言って食生活や食育の重要性を説明する人や文章によく出会う。では、一体何が私という人間全体を作るのだろう。体以外の部分。読んだ本?仕事?生活?共に暮らす夫や子ども?まとめて、「私がすること」とでも言えるだろうか。

「私がすることが、私をつくる」。とすれば何をしようか。

育休中で、赤子も3ヶ月目前。3回目の乳児ということもありだいぶ手がかからなくなってきており、「日中何もしなかった」と言えてしまう日があると、上に書いたようなことを考えてしまう。

前々から、新しくブログを始めたいと思っているが、それは、ぼんやりと「生活者のひとりとしての発信はとても意味がある」と思うのと、「書くこと自体に加えて、自分が書いたことを読み返すことにはセラピー効果のようなものがある」と思っているからだ。もう少しかっちりした文章を書きたい欲も満たしたい。

そんな気持ちも、「今のブログと切り離して始める意味があるのか?」などと思って踏み出せない。だーれも完璧さなど求めていないのに。いや、私が求めているのだろう。

転居や転職、その合間のまとまった自分時間が多いと、必要以上に「このままでいいのだろうか」と思ってしまう気がする。仕事が一貫していないから、何か自分なりの、ほかの説明で一貫させなければならないと考えて、その難しさに太刀打ちできない、というような。
そんなこんなでもう午前10時半になってしまった。今月の目標は、毎日運動と勉強、日記、と娘にも言ったので、今日の日記はクリアとしよう。

ダウントン・アビー 卒業

2019-05-20 13:06:51 | Movie
ついに見終わった。50分×10話×6シーズン。1ヶ月で見てしまった。久しぶりに熱中した。後半の3シーズンは、最初はちょい役のようだった運転手のトム・ブランソンがメイン・キャラクターになっていく様子が楽しかった。

イギリスの田舎を映す映像が美しく、旅をしているような気分を少しだけ味わえた。ダウントン・アビー から学んだこと。

ユーモアは会話を楽しくする。
アイルランドという国の歴史は興味深いので学んでみたい。
第二次世界大戦前までイギリスには貴族身分、貴族という生活が生きていた。

なんと今、ダウントン・アビー の映画が制作されているらしい。それが日本で公開されるまで、ダウントン・アビー よさようなら。気を抜くともう一回観てしまいそう。