ほっぷ すてっぷ

精神保健福祉士、元新聞記者。福祉仕事と育児で「兼業」中。名古屋在住の転勤族。

インフルエンザによる休職中に考えたこと

2020-01-20 10:07:00 | Public
先週火曜日よりインフルエンザA型になり、水曜日から土曜日が外出禁止に。
相談者さんの枠をもらってする仕事は、最低限、相談者さんへのリスケ作業があり辛い。
今回の病欠中に考えたこと。まず「大人は仕事の見通しが立たないことにはゆっくり寝ていることなど難しい」ということ。
それと

・私が担当する相談者さん、ほかの相談員ではまったく代替できないというのはおかしい
・メールアドレスを共通化するのもアリ
・週明けの勉強会の資料作りが間に合わないので誰か代わってくれませんか、とグループLINEに乗せたものの反応が皆無だったことは絶対忘れまい
・そんなお願いも聞けないほどみな業務が逼迫しているのなら、よくない
・どうしても業務が間に合わないから金曜日にパソコンと資料を取りに10分職場に顔を出したのだが、同僚の子は顔もあげてくれなかったことは心が痛かった
・彼女が自分をコミュ障だという所以かもしれないが、こういうことは「特性」とはなかなか割り切れない

あとは体力不足体力不足体力不足。

2020年1月の滑り出し

2020-01-11 04:37:00 | Public
ことしももう、一月の三連休。正月休みが9日もあったので、さすがに仕事のことをすっかり忘れられたのは良かったが、仕事の滑り出しはなかなか苦労した1週間でした。子どもでも、職場の同僚でもそうだけど、さまざまな特性を理解して大らかに、個別的に関わるには、自分自身のこころの余裕が必要。

最近、ブログを書く頻度が落ちていたのもまさにそれだなぁ。今年の方針もまだ立てられずにいますが、ひとまずソーシャルワーカーのための研究ガイドブックという本を買いました。3千円!
これと、遠藤周作の沈黙を読んで、考える予定です。

ことしもよろしくお願いします。


『生きがいについて』

2020-01-05 04:59:52 | Public
2019年の手帳にメモをしていた、神谷美恵子『生きがいについて」の一節を。
ーーー
使命感・・・自己の生存目標をはっきりと自覚し、自分の生きている必要を確信し、その目標にむかって全力を注いで歩いている人

生きがいは、ひとがその中でのびのびと生きていけるような、そのひと独自の心の世界をつくる。貝殻が自分の体からの分泌物でさまざまな形、色、図柄の貝をこしらえるように、人間もそれぞれ自分のまわりに、自分がその中でのびのびと休めるような、身に合った心の世界をつくり出すのである。
その中で、何が価値があるか、何が優先すべきか、ということがはっきりしているとき、そこには統一があり、秩序があり、調和がある。

身体的苦痛がおこったために、かえって精神的な苦痛が軽減されたり消失したりすることもある。

精神的苦悩は、他人に打ち明けることによって軽くなる。・・・しかし何よりも、苦しみの感情を概念化し、ことばの形にして表出するということが、苦悩と自己の間に距離をつくるからではないだろうか。

ーーー
2019年は半年以上が産休と育休、就活で、仕事をしておらず、福祉のマネジメントの方面に進むのか、現場の仕事を深堀していくのか、悩んでいたっけ。結局後者を選んで、というより縁があって、現場で、生きづらさを抱える人と話したり歩いたり、一緒に仕事探しをしたり、ということをしている。直に人の心理に向き合う仕事だからこそ、また思い出して意味深さを感じるなあ。