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ほっぷ すてっぷ

精神保健福祉士、元新聞記者。福祉仕事と育児で「兼業」中。名古屋在住の転勤族。

竜ヶ岳

2008-09-24 22:02:19 | Private・雑感

四日市市の家から、近鉄富田駅で友人を拾い、
宇賀渓キャンプ場についたのが9時過ぎ。
竜ヶ岳の頂上を目指して歩き始めた。

朝夕は涼しくなってきたけど、日差しは強い。
今日も暑くなりそう、というような太陽から、
木々が私たちを隠す。

気持ちよい土の道。
心地よい水の音。
員弁川の源流だけあって水流は豊か。
九月上旬の大雨で、あふれた水がさえぎった箇所も
いくつかってアドベンチャーだった。

ホトガ谷から裏道コースを三時間。
標高千メートルを超えたくらいから広がった笹原に、
「あああーーーー!!すごい、気持ちいいねえ!!」
と叫んで、ストレスが一気に吹き飛んだ。
世界が開けるってこういう感じ?と思ったりする、
最高の勘違い感覚。
後ろを見ればあっと声が出るようないなべ、菰野の景色。

頂上には12時くらいに着いた。
そしておにぎりのおいしいこと!

下山は中道を駆け下った。
川に止まっていた大きな大きな石ころの上を
飛びながら。

下山後、いなべ総合病院前の阿下喜温泉「あじさいの里」。
四日市に来てから初めて湯に浸かった。
ほんとに、お風呂っていいよね、今日まで効果が残っている気がする。

家に寄って、近くの韓国料理屋へ。
おばさんとも仲良くなって、飲みやすい韓国焼酎を飲んで、
友人を駅まで送りました。

ほんとに、晴天下の登山って、木々の合間の空気って、
安くてきれいな大衆温泉って、そしてこういうのに付き合ってくれる
体力があって暇で気の合う友人って、
なんて素敵なんでしょう。

休日だったはずの今日、九時半から八時半まで仕事してしまったけど、
まーいいか。

とにかく、健全な休日でした。

あるソウルでの一日

2008-09-21 00:07:44 | Private・雑感
朝5時。1時間睡眠で疲れた体を起こした。
斜めがけのかばんに詰めたのは、パスポート、Tシャツ、下着、タオル一枚、文庫本一冊。
そして―――ガイドブック韓国。
昨日飲んだビールが残ってないよね?と思いながら
港へと車を走らせた。
6時10分の四日市港発、中部国際空港行き。
来月4日には廃線が決まっている、わが支局ではなにかとよく出てくる航路に乗って、
7時前に空港に着いた。
一応、会社から連絡が来てもよいように携帯を借り、持ってきた新聞を読み捨て、
9時50分のソウル行きに乗った。

韓国には、ソウルには、断片的な興味があった。
98年の経済危機、財閥系が牛耳って好調な製造業、非正規雇用が増えて改正された法律、
高い私的教育費、大統領選後の暴動、、、
出てくる問題がいちいち日本のものと相似しているように思うことが多い。
よく知らないのに身近な国。
夏休み、ともいえない4連休(実質出発前日は出勤したから3連休)に
どっか行かなきゃ、と思った。
航空券の安いソウルに決めてから実感したのは、
あまりに知らない(覚えてない)韓国の歴史だ。

そして行ったあとの実感。
私は、今のところ韓国(朝鮮)の歴史や文化より、
今、その韓国や朝鮮の生活に興味があるのだなあと思った。
日本と違う経済政策を取ったことの帰結というか・・・。
知識が足りなすぎて解説などできないのだけど。

そんなわけで、韓国の友人、ビョンさんに頼んだのは
DEEP SIDE IN SEOUL!
ソウルの北側、山間に、田園調布の三倍くらい起伏の激しい街に
高級住宅地が広がっているのを観たり
(昔から車を恒常的に使える人が住んでいるのに違いない、というような坂道ばかり)
昔は貧しい人が自分たちで勝手に家を建ててすんでいたという
区域に、切り開いた後の山肌を横に並ぶ高層アパート郡を見たり。

「いい塾があるから」と地価の上がった漢江の南側地区へ行って、
一番高い建物、なのに(タワーとかではなく)マンションというのを見たり、
アメリカ資本の喫茶店がわんさか入った地下街を覗いたり。
(財閥の娘、息子はだいたいアメリカに留学して、そこで「いいじゃん」と思った
 コーヒーショップとかを韓国に入れるらしい)

ひとつの、後発国の形、みたいのがあるのかな、ソウル。

38度線近くのDMZ(Demilitarized Zone)に行くバスにも乗ってみたり。
財閥のひとつ、ヒュンダイグループがリーダーとなって、
北朝鮮側にケソン工業地域というのを作っていて、
北朝鮮の安い労働力、韓国の資本や技術力でけっこう幅広く製造業を
やってるところも、小さく見えるような展望台にも。
ポカンとしてしまうほど他には―――ケソン工業団地とばか高い朝鮮国旗の他には
緑しか見えないんですけどね。

今回の旅行で、まあいろいろと、韓国の政策をもっと知りたくなった。
あと重要なこと、ひとつ夢が出来ました。
韓国と北朝鮮が統一されれば、その間の線路は(今は貨物列車のみ通っている)
ひとびとに開放される。そうすると、ロシアのシベリア鉄道につながって、
はてにはヨーロッパまで行けちゃうらしいのです。
だから私は、福岡から船に乗って韓国に行って、そこからヨーロッパまで行ってみたい。
なんともいいと思いません?

英語も、話すのは良くても耳はなんだかだいぶ、衰えてるなぁと
思いますよねやっぱり。
三重弁なんか習得してる場合じゃあないです、
でもちょっと、ポルトガル語とかやってみたいと思う日もあります。

とりとめもないソウル話。
そして現実は四日市。

総選挙が急に近づいてきておっかなびっくり、やめてほしい。
11月には四日市市長選、桑名市長選。
「何事も経験」と、本気で思う事件事故もあるけど、
たぶん選挙もそうなると信じてるけど、
一週間に数時間の読書と、一本の映画鑑賞くらいは
できないと、きついよね。