以前、路線バスの発進保護について記事を書きましたが、一般ドライバーの方にはこの様な法律の規定がある認識はないようです。
仕方がないといえば、そうかも知れません。マイナーな規定で、運転免許を取って期間が経過されている方は、ほぼ忘れていてもおかしくないかもしれません。
本日もバス停から発進する際に、ウィンカーを出しているにも関わらず、気持ちいいぐらい捲っていきます。
バス会社では、こういう行為に対しても「大きい車を通行させていただいている気持ちで、事故のによう慎重に発進するように!」と、指導されます。
とはいえダイヤによっては、どうしても窓からてを出して後方の車両に減速いただき発進することがあります。
私もこの様なことはしますが、その相手方はタクシーなどの緑ナンバーを選んでやっています。
これは一応第二種免許を持っていることを前提に、行っているつもりです。
第二種免許を取得する際には、第二種免許学科試験に合格する必要があります。
その際に、当然路線バスの発進保護について、第一種免許よりも詳しく勉強します。
だから、知らないはずはないのです。
それなのに、たまに捲っていくタクシーがいます。バカにされているのでしょうか?
先輩運転士は、他のドライバーに舐められないよういする演出をすると云いますが、私はそこまではしてません。
しかし、ここ数年の傾向としてサングラスの着用が、多くのバス会社で解禁されたと聞きました。
私の各社でもサングラスOKになり、会社が許可するものは着用できます。
少しは、絡まれないような髪型なども研究しようかと悪魔の囁きが湧いて来そうになります。
上記の様なイラついた考え方が、先急ぎ運転の元になり、事故を誘発します。
「こっちは譲歩しているのに、何で?」とか、「俺のことバカにしてるの?」、「法律には発進保護があるから、こっちが正しい!」といった優勢意識が湧いた時は、特に注意が必要です。
路線バス運行は、禅寺に入門してする「禅の修行」とでも思っていた方が、長くこの仕事を続けられそうです。