本日は、小型のポンチョタイプの車両で路線運行を行っていました。
雨天の影響もあり、通常よりも乗客数が多めでした。
雨天の場合は、あまりバスを利用しない若い方の乗車数が増えます。
本日も若いビジネスマンやOLの方が多数ご利用いただきました。
そんな中、先に乗車したOLの方が数少ない席に座っていました。
因みにポンチョタイプの小型バスの席は、全席優先席になります。
しかし、この女性はその後に乗車した高齢者に対しても、一向に席を譲ろうとしません。
周りの冷たい目線にも、一切気づかないふりというよりは、本当に気づいていません。
一応車内アナウンスでさりげなく優勢席の件を告げましたが、スマホに夢中で周囲の状況にお構いなしです。
結局、高齢者は終始立ちっぱなしで、目的のバス停で降車して行かれました。
終点についたときに、一人の女性が私に「最近の若い女性は、高齢者に席を譲らないのかね?」と、話しかけてきました。
それに対して私は、「外国の方も増えてきているので、難しいですね。」と返しました。
私は、このOLの若い方が降車するときの所作の違和感で外国人と気づきました。
日本人と同じような髪型で服もメイクも同じであれば、ほぼ見分けはつきませんが、ほんの少しの所作で見抜くことは可能です。
所作だけとれば、欧米人の方が日本人に近い所作をする方が結構多いことに興味深く思っています。
高齢者の方に言いたいのですが、日本人だけの感覚や常識で物事を見ていると判断を誤る場面が多々あります。
悲しいけど、昔の日本ではないのです。特に東京は、同じような顔でも日本人とは限りません。
こういった感覚をもってバスにご乗車いただきたいと深く思います。