この懐かしき本たちよ!

まだ私の手元に残っている懐かしい本とそれにまつわるいろいろな思い出、その他、とりとめのない思いを書き綴りたい。

# 345 江尻宏泰著「絵で見る物質の究極」1

2007年06月10日 | 中学、高校

私はこの本を十分読んだわけではない。また読んだり見たりしても10%から20%ほども理解できないだろうと思う。しかし、今何度もこの本を開いている。1週間ほど前に福島県いわき市であった磐城高校の第6回卒業生の同級会「磐6会」にこの本の著者の江尻宏泰君も出席していた。高校時代から見上げるような秀才だった同君に君呼びするのははなはだ気が引けるのであるが、同級生である。ほかの呼び方よりもやはりしっくりするようなので、無礼を承知で君と呼ばせて頂こう。

江尻君は全ての点ですごいというのが私の昔からの印象である。本当にすごいのである。私達の同級で2人飛びぬけた秀才がいた。木村敏夫君と江尻宏泰君。
二人とも苦もなくストレート(当時は現役で と言ったが)で東京大学に合格した。木村君は理科2類から医学部に進んで医者になった。江尻君は理科1類から理学部応用物理学科に進み大学院の博士課程を終え、大学教授となった。木村君は医学博士 江尻君は理学博士。

先日のいわき市での磐6会も江尻君は次の日に他の用事があるのだということで、夜のパーティーが終えてそのまま常磐線で帰った。そのパーティーだけのためにわざわざ現在住んでいる神奈川県からでかけて来た彼に頭の下がる思いであった。
(私も含め多くの人はそのまま会場のホテルに泊まり、次の日みんなでのゴルフコンペに参加したのだった。)

その夜会場を去るときに彼は私にこの「物質の究極」という本を渡してくれた。
特に説明はなかったが、「よかったら読んでくれる?」と言っただろうか。

高校時代から彼は全ての点ですごいというのが私の昔からの印象である。江尻君には高校時代から多くの思い出がある。どのようにすごいのかは1回だけでは語りきれない。このブログで書きたくなっている。なにしろすごいのである。

そして彼はいつもにこにこと笑っている。怒ったときの彼の顔などいまだに見たことがないのである。また怒っている彼の顔など想像もできないのである。

この本は「絵で見る 物質の究極 極微の世界で踊る素粒子」というのが表紙に出ている全ての題名である。

すなわち「絵で見る。」ということである。

この本によれば本文・イラストは著者によるとある。

私は彼の絵は見たことはないのだが、この本のイラストを見ているとそういえば原子核、陽子、中性子などとして書かれている人形が何となく彼に似ている。

私達が高校に入学した時には選択科目として習字、図工、音楽のどれか一つを選んだ。或いは彼は図工を選んだ組だったのか、この本で彼の書いたいるイラストはてなれているように感ずる。   (つづく)

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画像:江尻宏泰著「絵で見る物質の究極」講談社発行 2007年4月1日初版


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