先日、鎌倉円覚寺での座禅の会の後で、KさんとIさんと北鎌倉駅前の喫茶店で雑談をした。最近私達はこれを「茶礼」と呼ぶようになった。
Iさんは旧日本海軍に関心を持っており、それに関するかなりの蔵書を持っておられるようである。
私も、このブログに何回か書いたことがあるが、子供の頃は軍国少年で、大きくなったら江田島の海軍兵学校に入り、その後戦死するものだと思っていた。
現在自衛隊の幹部学校になっている江田島の旧海軍兵学校に見学に行ったときには、涙が出るほど感激したものである。
Iさんと「江田島健児の歌」の話になった。
近くにいる客に気をつかいながら、小さな声で二人でこの歌を一番だけ歌った。
同席のKさんは、この歌知らなかったようで一緒に歌わなかった。
この「江田島健児の歌」が、海軍兵学校でどのような位置をしめていたのか私は知らない。しかし歌詞を見ても、いかにも海兵の歌という感じがする。
一澎湃寄する海原の 大波砕け散るところ
常磐の松のみどり濃き 秀麗の国秋津州
有史悠々数千載 皇謨仰げば弥高し
二、 玲瓏聳ゆる東海の 芙蓉の嶺を仰ぎては
神州男児の熱血に 我が胸さらに躍るかな
ああ光栄の国柱 護らで止まじ身を捨てて
三、 古鷹山下水清く 松籟の音冴ゆるとき
明け離れ行く能美島の 影紫にかすむ時
進取尚武の旗あげて 送り迎えん四つの年
(以下略)
もし私がもう少し早く生まれていたなら、特攻で命を失っていたかもしれないとは
よく思うことである。
国を守ることは大切なことであるが、戦争をおこさないということの大切さを国民の一人一人が身にしみて感ずるべきことであろう。
リンク:#138「ニュージーランド オークランド博物館のゼロ戦」
You Tube より 「江田島健児の歌」←クリック(音が高いので音をしぼってからクリックするか、イアホンで聞くことを
おすすめします。)
インターネットより スライドショー「旧海軍兵学校」←クリック
画像:筆者撮影