「[峰は秀ず赤井嶽 水は清し夏井川」は福島県磐城高校の校歌の最初の文句である。
先週末に磐城高校在関東の同年卒業生の恒例の忘年会が開かれた。場所はいつもの上野の伊豆栄。今年も大いに飲み大いに語った。
私はこの忘年会のことを4年前にこのブログに書いている。
#224 随想 「ああ楽し吾等友がら」←クリック
幹事長の上川良一君、実際のすべてを取り仕切ってくれている実質幹事の早坂次雄君はいつもと同じよう実に丁寧に面倒を見てくれていた。
地元のいわき市からも地元で幹事をしている薗部利夫君達数名が参加してくれた。
すべて4年前のその時と同じだと言いたいのだが、残念ながら昨年と今年、田巻賢次郎君と瀬戸智明君を失っている。今年も一緒に歓談の輪に入っているような錯覚をおぼえるのであるが。残念である。ご冥福をお祈りしたい。
大井川武彦君と草野敬久君が私のところに話に来た。私のこのブログを読んでいるという。私がところどころにぼんやりと書いている私が「憧れていた女性」のことが気になるらしい。いろいろと勝手に推察してくれた。
草野君は私のブログ#593「江の島の橋」を読んだと言い、「チェーホフの世界だね。」とほめてくれた。理学博士にしては、彼は文学書を昔からよく読んでいる。
大井川君は私の「江の島の橋」に出て来る女性とやはり私がブログで書いている「ロクサーヌ姫」とを混同しているようで面白かった。
私は大学3年生の「秋休み」に1人で長野、新潟、山形、宮城と旅行したときに、仙台では、その頃草野君が住んでいた東北大学の明善寮に泊めてもらったことを思い出した。そして彼に「憧れていた女性」のことも話していたかも知れない。
いろいろな友人といろいろな思い出を共有しているのである。
5年前の私のブログに登場した成瀬宇平君は、また1冊の本を書き上げて近々出版のはこびとなると言っていた。気楽に付き合えるが、なかなか勤勉な君である。
そうそう、繰り返しになるが、この君も博士である。医学博士である。
赤井中学でも一緒だった、永山薫君も元気な顔を見せてくれていた。
繰り返しになるが、彼は赤井中学で、野球部、バスケット部、バレーボール部、陸上競技部すべての選手だけではなく、すべての主将だったスーパーマンである。
私の所属しているボランティアの通訳ガイドの会の役員をしている渡辺武彦君も来ていて、私が最近その会で出席が少ないので、女性会員が心配しているなどと私をからかってくれた。
幹事長の上川君と私は、予備校時代に東京で1年間一緒に生活した。実に懐かしい思い出を共有してり、私はこのブログに書きたいと5年前に言っているがまだ実現できていない。
最後は例によって、応援団長だった木村暢夫君の音頭で磐城高校の校歌を歌って終わった。暢夫君は昨年は体調が悪く不参加であったが、回復したようである。
帰りは私の学年の大秀才の物理学者の江尻宏泰君と一緒に電車で帰った。
江尻君は葉山に家を持っているが、まだ研究とか執筆とかで忙しいらしく、便利な横浜に第2の住まいを持っているが、この日は横浜の家に帰って行った。
江尻君は高校生の頃と全く同じ、話をしていると楽しい。
懐かしい友人たちに会って、私は大きな収穫をしたような気持ちで家に帰って来た。
まさに校歌にあるように「ああ楽し、我ら友がら」である。
リンク:磐城高校関係このブログ内記事←クリック
画像:伊豆栄でお土産にもらった来年のカレンダー「江戸の花 纏いごよみ」
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