この懐かしき本たちよ!

まだ私の手元に残っている懐かしい本とそれにまつわるいろいろな思い出、その他、とりとめのない思いを書き綴りたい。

#284 「中途島之役」(ミッドウェイ)

2006年04月19日 | 映画、ドラマ

中途島之役とは、川中島の戦いや中国の三国志にでも出てくる中国の戦いのような感じですが、そうではありません。米映画「MIDWAY」の題名の中国語訳なのです。数日前に私はぶらりとビデオ店に立ち寄りました。音楽、映画のDVDがずらりと並んでいます。懐かしい昔の映画のビデオも並んでいます。私は例によって、特別価格で販売されているDVD映画コーナーでいくつか手にとって見ました。期間限定の特別価格と書いてあるのに目を惹かれてしまいました。その内の一つが映画「MIDWAY」です。戦争反対が信条の私(しかし子供の頃は江田島の海軍兵学校にあこがれていて、自分は将来海軍士官として戦死するのだと思っていました。)ですが、戦争の歴史や戦記にはとても興味があります。真珠湾攻撃をテーマにした「トラ・トラ・トラ」は日本の勝ちに終わるので、見ても辛くはないのですが、日本の負けるところが描かれる「MIDWAY」のような映画は今見ても辛いのです。

ところが、このビデオは、英語だけではなく、スペイン語とポルトガル語の吹き替えがあり、字幕は、日本語のほか、英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語、タイ語の選択ができると書いてあるのです。大いに私の興味を引き早速私はこれを買って帰ってきました。

今大いに楽しんでいます。

映画それ自体は、私はTVで何度も見ていますし、テープで録画をしたものも持っています。音声多重放送での録画ですから、英語で聞くこともできるものです。

例えばこの映画DVDの冒頭の場面で、海軍武官が山本五十六連合艦隊司令長官に米空軍によるはじめての東京爆撃があったことを報告する場面です。

元の英語はこうです。

Tokyo has been bombed/
When?
10 minutes ago.

His Imperial Majesty is unharmed.
I personally phoned the palace.

日本語の字幕はこうです。

東京が爆撃を受けました。
いつだ。

10分前です。
陛下はご無事です。皇居に電話して確認しました。

中国語の字幕はこうです。

東京被炸了
什摩時候?

十分鐘以前。
天皇無恙、
我親自給皇宮打電話諮周過


スペイン語の字幕ではこうです。

Tokio ha sido bombardesda.
Cuando?

Hace 10 minutos.
Su Majestrad el Emperador esta ileso.
Yo misimo he llamado a palacio.

このような、玉手箱のような不思議なものが、期間限定価格とはいえ、1000円で手にはいるのです。たまらないですね。

外国語の勉強をしようという気さえあれば、今の人達には実に多くのチャンスがあるのだと、羨ましく思いました。勿論、我々高年者に対するチャンスでもあるのですが。

私は今、このDVD映画を使って、楽しみながら、中国語、スペイン語になじみたいと思っているのです。(韓国語、タイ語の字幕は残念ながら言葉がわからないだけでなくその字がよめないのでどうしようもありません。)

画像:映画DVD「MIDWAY」カバー ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン発売


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