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話が後先になってしまったがこの映画のあらすじはこうである。
米国のフロリダ州のまだ開拓 Baxter一家が住んでいる。父親のペニーと母親のオリー、それとジョディという名の11歳の少年である。森の中の掘立て小屋に住んでいる。 学校にも行かない。近くに学校はないのだろう。「町」には学校があるのだろうか?あったとしても遠いので通うことができないだろう。
若い父親がジョディをやさしく育む。母親はこわい母親で、ジョディは怒られてばかりいる。 なぜこの母親はこわいのだろうか。夫にも子供のジョディにも笑顔を見せない。(この母親がどのような過去を持っている女性なのか興味があるが、映画にはその説明はない。ただ、何人か(3人)子供を亡くしていること、そしてこの映画の最後にジョディが家出をし、帰って来たときに、ジョディを抱きしめ、この子も失ってしまったのではないかと言うところで、この母親が子供を亡くしたことにひどい衝撃を受け続けていたこと、死んだ子供と同じように子供を可愛がっていると、またこの子供(ジョディ)も失ってしまうのではないかといつも恐れていたということが想像できる。)
ある時、父親がジョディーを連れて猟に行ったときに父親が毒蛇に腕を噛まれる。 父親は近くにいた雌鹿を銃で撃ってジョディーに命じて内臓をとって、蛇の毒を吸い取るのに使う。
雌鹿は仔鹿をつれており、ジョディーはこの母親を失った仔鹿を自分が飼いたいと父親と母親の許しを得る。
この仔鹿はフラッグという名をつけられる。 友人のいないジョディーはフラッグと楽しく過ごす。
やがて大きくなったこの鹿は、貯蔵物を食べたり、父親の植えたタバコの芽を食べたりとうもろこしの新芽を食べたりする。そしてそれは対策をうつのだが、効果なく被害が繰り返される。 父親と母親は相談した上、フラッグと一緒に生活はできないという結論に達しジョディーにフラッグを銃殺することを命ずる。 ジョディはどうしてもそれが出来ずに、フラッグを殺さずにひそかに森で逃げさせてやる。 しかし間もなくフラッグは戻って来て、またも畑の作物の芽を食い荒らす。母親のオリーは怒って自分の手でフラッグを銃で撃つ。
その弾丸はフラッグ即死させることができず、父親はジョディに苦しんでいるフラッグを殺して楽にしてやるように命ずる。ジョディは泣きながらフラッグを銃殺する。 そしてジョディはそのまま泣きながら家を出てしまう。
父親と母親はジョディを探すがわからない。やがて・・・・・・ (つづく)
画像:仔鹿フラッグと一緒に寝るジョディ
仔鹿フラッグと共に団欒の一家
フラッグを撃つ母親
フラッグを殺した後、泣きながら家を出るジョディ