最近米国映画「ノッティングヒルの恋人」を見た。1999年製作の映画とのことである。ずいぶん昔の映画である。映画館で観たわけではない。NHK BSの映画番組をそれほど検討もせずいつか見ようと思って録画していたのをたまたま見たのである。
何と楽しい映画なのだろう。すっかり気に入った。
何度もくりかえしてみている。英語ではどう話しているのか正確に知りたくなって、日英対訳のシナリオもアマゾンから取り寄せて読んでいる。
大人のお伽話である。
ロンドンの下町で小さな書店を経営しているさえない男とハリウッドの大女優とがたまたま会い、お互いに憎からず思い、多少の波乱はあるが結ばれ結婚するというハッピーエンドの話である。
プロポーズは女性の方からする。付き合ってくれないかと女性の方から男に言う。男は自分が結局悲しい思いをすることになるだけだからと断る。女はそれを聞いて諦める。
しかし「友人?」の助言もあって思い直し、今度は女性を追って自分が思い直すと謝ったら考えなおしてくれるかと女に頼む。女は嬉しそうに眼を輝かせてOKだという。
最後の場面は戸外での結婚パーティーのシーンと女がアカデミー賞を受ける会場に夫婦で行くシーン、そして公園のベンチで本を読んでいる男と幸福そうによりそっている妊娠した女の二人のシーンが出てくる。
勿論、途中経過としては男はつらい思いをする。しかし最後はハッピーエンド
映画の観客として楽しいことはいいことである。
脚本も主役の男性俳優も英国オックスフォード大学で学んだ経歴の人のようで、胡椒がちゃんと効いている感じである。
映画の最初と最後のシーンにはSHEという題の歌が流れる。
映画の画面を見ながら書き写き写してみた。
彼女は忘れられない面影
僕の喜びあるいは後悔
僕が守るべき宝物または代償
彼女は美女それとも野獣
豊かさまたは貧しさ
日々を楽園または地獄に変える
彼女は僕の夢を映す鏡
水面に映る彼女の笑顔
でも外見からは分からない
心は硬い殻の中に
彼女は人々に囲まれ幸せそうに見える
その瞳は孤独と自信に満ちて
決して他人に涙を見せない
彼女こそはかない愛そのもの
過去から僕に語りかける
僕は死ぬまで忘れはしない
彼女がいるから僕は生きている
彼女こそ僕の生きる理由
どんな時も愛し続ける ずっと変わらず
彼女の笑顔と涙を受け止めて
すべて僕の思い出に
彼女がどこへ行こうと
僕の人生は彼女のため
僕の愛する人 大切な人だから
以上
リンク:She(映画の最初と最後に流れる曲)YouTubeより←クリック
画像: 米国映画「ノッティングヒルの恋人」のポスター
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