この懐かしき本たちよ!

まだ私の手元に残っている懐かしい本とそれにまつわるいろいろな思い出、その他、とりとめのない思いを書き綴りたい。

#742 映画「ブラック スワン」

2011年11月05日 | 映画、ドラマ

                                                      

A 「しんどい映画だったね。」

B「そうだね。ちょっと見ていて疲れてしまった。」

A「バレリーナというのも大変な仕事なのだね。」

B「そうだね。単に技術がどうだということばかりでもないようだ。」

A「女ばかりの世界というのも、選ばれた役によって、妬みやそねみが激しくて大変なんだ。」

B「本当にそうなのか、話の上だけなのかわからないけど、そういうことは当然大いにあり得ることだね。」

 

A「この映画は何が言いたいのかね。」

B「そうだね。ちょっとよくわからないね。」

A「本当の演技ができるためには、登場人物になりきらなくてはいけないということなのだろうか?」

B「そうかもしれないね。悪のブラックスワンになるためには、演ずる人も悪にならないとよい演技が

できないということなのだろうか?」

A「それも逆な修身の教科書のようだね。」

B「僕もそんな感じがするね。あまりピンと来ないね。」

A「最後に主人公が自分も観客も知らないままをナイフで刺したままで演技をして、演技がよいと喝采を受ける。そして

幕が下りて大きな傷ができていることが発見されて救急車を呼び、病院に運び込まれるというところで映画が終わる。

観客も演出者も満足している。日ごろ嫉みの目で見ている共演者も敬意を持ってその演技を評価している。ということなんだから、

演技者が役になりきれば良い演技ができる、逆に役になりきらなければ良い演技はできないということを言いたいのだろうかね。」

B「そうかもしれないね。」

A「それにしても、たしかに主演の女優は上手だね。」

B「この演技でこの年のアカデミー賞の主演女優賞を受けている。」

A「主人公のバレリーナの母親の役はなかなか説得性のある役だったね。」

B「そうだね。自分バレリーナだったけど、それを貫き通すことができずに、子供を産んでしまった。」

A「それだけに、主人公である自分の子供には、外の問題で途中で挫折したりしないように必死になって監視する。」

B「母親の気持ちはよくわかるね。それに母親によれば舞台監督の男はその世界では女を食い物にするので悪評のある

  男だというこだ。」

A「そういう男に選ばれないと主役というような良い役は得られない。」

B「もしそうなら、いやな世界だね。」

A「それだけに、下積みの者は罠でも何でも作って自分が選ばれるチャンスを作ろうとする。」

B「主人公の背中にある傷はどういう意味なのだろうか。」

A「そうだね。作者としてはかなり深い意味を持たせているのだろうね。」

B「いずれにしても、しんどい映画だった。 また思いついたときには覚えておいて

  次に会う時に話し合おう。」

A「うん。そうしよう。」

                                                          

 

 

リンク: You Tube より「ブラック スワン 公式予告編」 ←クリック

画像: 映画ビデオより

 

 

 

 

 


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