この懐かしき本たちよ!

まだ私の手元に残っている懐かしい本とそれにまつわるいろいろな思い出、その他、とりとめのない思いを書き綴りたい。

#188「日本映画ベスト150」文春文庫

2005年09月24日 | 映画、ドラマ

映画「浮雲」が日本映画の人気アンケートベスト第5位に選ばれているというと、すぐに、それでは他のどの映画が上位に選ばれているのかと興味を持って読み返してしまう。この小さな文庫本「日本映画ベスト150」文春文庫は映画評論家だけでなく各界の映画フアンの人372人のアンケートによるもので、なかなか面白い。面白いというのはそれぞれもう既に相当な年齢に達した人達が自分の青春をふりかえっているのが面白いのである。この本によれば、1位から10位までは次のようになっている。

1.七人の侍
2.東京物語
3.生きる
4.羅生門
5.浮雲
6.飢餓海峡
7.二十四の瞳
8.無法松の一生
9.幕末太陽伝
10.人情紙風船

洋画と違って日本映画はそれほど票数が集中しないようである。意見がわかれるのだろう。
私自身、日本映画はそれほど見なかった。しかし、「七人の侍」や「二十四の瞳」は文句なしにいい映画だと思うし、何度も見たいと思う。
黒澤明監督の「生きる」は、学生寮にいたときに、畏友の出淵博君が絶賛していたのを思い出す。西洋的な教養の身についている彼があのような地味な日本映画を絶賛しているのは意外に思った記憶がある。
それぞれの映画で、それぞれの時代のことを思い出す。

ちなみに、この本では、11位から20位までも書いておこう。
11.また会う日まで
12.雨月物語
13.砂の器
14.西鶴一代女
15.泥の河
16.幸福の黄色いハンカチ
17.用心棒
18.酔いどれ天使
19.晩春
20.青い山脈

題を見ているだけで、いろいろなことを思い出す。

画像:「日本映画ベスト150」文春文庫 1989年発行


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
TBさせて頂きました (Dr.アート)
2005-12-03 07:36:07
関連記事をTBさせて頂きました。よろしくお願いします。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。