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鎌倉円覚寺の坐禅会でいつもご一緒の岩谷久生、三上恭平の両先輩と一昨日は東京での別の会にご一緒して、その後3人での「茶礼」があった。
その時に、学生時代に私達が所属していた禅会で出した仲間内の雑誌の話が出た。
「仲間」などという言葉を使うのはおこがましい。私は初心者でほとんどの方は先輩でありご指導頂いた方々である。
岩谷先輩は、創刊号がいつだったかの記憶が必ずしも判然としておられないようであった。大学を卒業しての最初の赴任地の独身寮が留守中に火災にあったということがあったようで、その雑誌もその時に焼けたようで読みなおすことがなかったというお話であった。
私は大分前からこの雑誌をこのブログに載せたいと思っていた。本とまでは言えないかも知れないが、私の「懐かしき本たち」の1冊である。
今から半世紀も前にできたこの懐かしいこの雑誌、目次だけでも書き写しておこうと思う。
(私の書いた文章、「禅的発想の現代的要請」は、題ばかりがいかめしくて恥ずかしいようなものである。)
巻頭言 荒川元暉
垂示 苧坂光龍老師
脚下照顧 市原豊太
禅学会の前身について 増田英男
禅の書 秋月龍
寄書
所感 山田和男
禅学会カラーについて 森田 一
思い出すこと 三島義教
寸思 国分一友
煩悩 大矢多喜男
現代的禅について 小俣嘉則
旅偶感 安達弘男
正念相続ということについて 荒川元暉
坐るということ 海老原遥
随意随想 仁科義典
痔と坐禅と 深谷 晋
見性―坐禅失敗談 飯島一玄
私の宗教観 石原 昭
二つの見方 三上恭平
話 筑間啓亘
無題 古賀 勲
ヘッセと東洋 藤岡 学
禅的発想の現代的要請 佐藤元則
現在考えていること 坂本 健
禅と私 石原信行
布施 阿部敏夫
思いつくまま三つ 中祐一郎
日誌抄
接心記
活動記録
会員名簿
行事案内
編集後記
以上
画像: 「龍」 創刊号 昭和34年4月13日発行