ゆっくりのすすめ

発達障害で処理速度めっちゃ遅いことで悩んできました。加速する社会ですがこれからはゆっくりやっていきたいな~。

二酸化炭素計、コロナで活躍?ナイチンゲールに学ぶ

2021-01-16 17:56:15 | 日記
ナイチンゲールのあの有名な著書「看護覚え書き」今日思い立って再び読み直してみる。衝撃なのは第一章が「換気と暖房」なのです。今コロナだからそのことが思い出され。初めて読んだ時も衝撃だったけど、改めて読んでみてすごいなあと感動・・・。

100年以上前に書かれた書物で、この時代感染症としてはまだ天然痘や結核などがありました。以下引用です。

「良い看護が行われているかどうか判断するための基準としてまず第一にあげられること、細心の注意をすべき最初にして最後のこと、何をさておき患者にとって必要不可欠な事、それを満たさなかったらあなたが患者のためにするすべてのことが無に帰するほど大切な事、逆にそれさえすれ他は放っておいてさえ私は言いたいこと  それは患者が呼吸する空気を患者の体を冷やすことなく、屋外の空気と同じ清浄さを保つこと」

この表現の仕方凄いですよね!!!感染症に関わらずすべての病気健康問わず新鮮な空気が必要だというのです。

また、感染症を恐れて患者のケアをしないようにするより、部屋が冷えないように換気をしないで部屋に閉じ込めてガンガン暖房している方が患者の感染力を高めている!!と。

そして換気で寒さを避けるため以下のことに注意するように書かれています。
・窓は下部ではなく上部を開けること。上部の開かない窓であればただちに改築すること。下部の窓を開けると下部の空気が冷えて患者を冷やしてしまう。
・二人部屋冬季であれば5センチ~7センチ半開ける。4人になればその倍以上開ける。
・ドアは閉める。他室に流入を避けるため。
・一定時間ごとに窓を開け、それ以外は閉めておくのではない。そんなことをすれば患者の体が冷えてしまう。昼夜問わずずっと開け続ける。夜は日中より空気が清浄されている。

また、これを判定するのに適切な基準としては、戻ってきたときにむっと感じるようであれば換気は十分ではないという証拠。このような場所に患者を置いてはいけないと。

などなど。換気に対する考えがよりリアルになりましたね。これくらいやらないといけないんだと。参考になるなとおもいました。

今後空気の汚染度が分かる二酸化炭素計が換気の見える化になり、新しい日常になりつつあるようです。ライブハウスや、飲食店に常備して二酸化炭素が適正な施設は安全だとわかるようになったら安心ですよね。またその効果もよくしらべたら良いと思いました。電車の空気がどれくらい汚染されているかなど。海外では空気の汚染度は学校や職場などで通常行われているそうです。二酸化炭素が高いと集中力が低下するからです。

新しい日常の必須アイテムになるではないかと予感してます。はじめは私もセンサーみたいなのでコロナ感染しているか分かるといいなあと思っていました。そうすればライブにに入る前に食い止められます。しかし二酸化炭素で計るほうが即効性がありますね。二酸化炭素計はすでに商品化されているので。安いもので4000円ぐらいからあります。置時計のような感じで、携帯できるものは高いのが残念ですが。



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