日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

汽車旅in東北2011Part2 三日目

2011-02-13 18:12:56 | 東北
全行程終了です。新幹線で帰路につきます。最終の一本前を選んだのは、西日本所属車に乗るといった正当な理由によるものではありません。列車の手配を先延ばしにしていたところ、気付いたときには最終列車がとれなくなっていたというのが真相ですorz
行きの列車が始発の一、二時間後になることは時々あるのに対して、帰りの列車が一本繰り上がっただけでも大損をした気分になるのが不思議です。東京着は10時過ぎ、自分としては異例の早い帰着になりそうです。

★新青森1828/はやて40(3040B)/2208東京
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汽車旅in東北2011Part2 三日目

2011-02-13 17:30:33 | 温泉
最後は温泉で締めくくります。今回のトリを飾るのは「沖舘温泉」で、事前情報がなければまず分からない住宅街の路地を分け入ってたどり着く、いかにもといった風情の漂う町中の温泉銭湯です。とはいえ駐車場は郊外の温泉よりもはるかに広く、利用客がいかに多いかが分かります。番台を通れば、広い脱衣場のガラス窓の向こうに直線基調の洗い場が広がり、その奥に大理石で縁取られた長方形の浴槽が配される、絵に描いたような銭湯の設えになっています。無色透明の源泉が壁を伝って浴槽へと流し込まれ、浴槽の縁から溢れて床一面を洗い流す様は、まさに単純温泉の王道で、旅の最後を飾るにふさわしい一湯です。

ちなみにこちらは「北東北日帰り温泉」の掲載施設ではなく、正規料金を支払っての入浴になります。この一冊さえあれば北東北の湯めぐりは万全と思えるほどの優れものにも一つだけ穴があります。青森市街の温泉がほとんど載っていないのです。温泉がないというわけではなく、よい温泉がいくつかあるにもかかわらず載っていないということです。あくまで直観ですが、県内の温泉でこの本に載っているのは二分の一から三分の一程度ではないでしょうか。もちろん、たとえ三分の一でも数としては十分であり、この本の価値が失われるものではありません。しかし、本の特典に釣られて掲載施設ばかりを訪ねることが常態化してきたのは事実です。この本に依存しすぎた場合、その時点で青森の温泉の半分以上を選択肢から外してしまうことにつながり、かえってもったいないことにもなりかねません。酒場めぐりにしても、一つの情報源に頼り切りというのはかえって楽しみを損なってしまうものです。正規料金といってもたかが300円400円なのですから、時には掲載施設以外の温泉を訪ねるのも面白そうです。

沖館温泉
青森県青森市富田1-16-1
017-766-1725
600AM-2200PM
入浴料390円
泉質 単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
泉温 44.0度
pH 7.6
湧出量 600L/min
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汽車旅in東北2011Part2 三日目

2011-02-13 16:56:44 | B級グルメ
青森の街に戻りました。復路の長距離移動に備えて駅前で寿司をいただきます。訪ねたのは前回と同じ「大黒寿司」で、カウンターでは八甲田から帰る一人旅のスキー客が二人ほど、それぞれに酒と肴を広げて旅の話に花を咲かせています。男の一人旅の行き着くところはどうやら似ているようです。自分も旅の終わりに一献傾けたいのはやまやまながら、今回は最終の一本前で帰らなければならないため、残念ながらそこまでの時間がありません。隣客に出された背の高い白無垢の片口はさっぱりしていて気持ちがよく、これで地酒を酌みながら、一人しみじみ道中を振り返るのもよさそうです。次こそ旅の名残の盃を傾けようと心に決めて席を立ちます。

大黒寿司
青森市新町1-2-6
017-722-6480
1000AM-2200PM(火曜休)
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汽車旅in東北2011Part2 三日目

2011-02-13 15:44:37 | 東北
雪に染まった津軽平野を移動中です。帰りの列車の時刻が気になり出して、三日間の旅にも終わりの時が近づいてきたようです。
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汽車旅in東北2011Part2 三日目

2011-02-13 14:23:24 | 東北
冬晴れの日本海を望みます。風の冷たさが半端ではありません。出発直後はあまりの穏やかな気候に拍子抜けする場面も多々ありましたが、先へ進めば進むほど冬らしくなってきました。
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汽車旅in東北2011Part2 三日目

2011-02-13 13:11:56 | B級グルメ
鰺ヶ沢に着きました。鰺ヶ沢といえばなんといってもイカです。通称「焼きイカ通り」に立ち寄ります。穏やかな気候が続いた今回の旅ですが、冬の日本海はさすがに違います。荒れた海から凍えるような冷たい風が吹き付け、ある時にはあられが、またある時には細かい雪が降る中で、飛び交うカモメたちの声もどこか物悲しげに聞こえます。
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汽車旅in東北2011Part2 三日目

2011-02-13 12:04:38 | 東北
この後は時計回りで岩木山麓を北上して鰺ヶ沢へ向かいます。晴れた空から時折雪が降り出す、津軽の見慣れた天候になってきました。あられが叩き付けたかと思えば、それがいつしか大粒のボタン雪になり、さらには細かく軽い粉雪へと変わる、そんな変幻自在の降り方が昨晩から続いています。
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汽車旅in東北2011Part2 三日目

2011-02-13 11:29:39 | 温泉
百沢温泉で朝風呂に入ります。今回訪ねるのは「湯元 山陽」で、昨年訪ねた「温泉旅館中野」の向かいにあたります。岩木山神社の前に並んだ何軒かの宿と同様、今時こんな温泉宿があるかと思うような鄙びた雰囲気が旅情を誘います。碧に濁った金臭い源泉が掛け流される浴場を一人で借り切り、冷えた身体を温めます。

湯元 山陽
青森県弘前市百沢字寺沢162
0172-83-2035
800AM-2100PM
入浴料300円
泉質 ナトリウム・マグネシウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性中性高温泉)
泉温 43.2度
pH 6.62
湧出量 201L/min(動力揚湯)
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汽車旅in東北2011Part2 三日目

2011-02-13 10:18:28 | 東北
名水、寺院、味噌蔵と、馴染みの場所を巡って弘前を後にします。次は桜の咲く頃にお会いしましょう…
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汽車旅in東北2011Part2 三日目

2011-02-13 09:16:02 | 東北
レンタカーを引き取って出発します。今日の相棒は先々週の沖縄に続いてのホンダフィットです。穏やかな雪晴れは昨日と同じですが、昨晩降った大粒の雪で路面が真っ白になっています。小一時間も雪が降れば、乾いた路面がたちまち真っ白になってしまうのですから、津軽の雪はただ者ではありません。来週以降は桜が咲くまで暖地を中心に旅する予定です。新雪を踏みしめるのは、これが今季の最後になるかもしれません。
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汽車旅in東北2011Part2 三日目

2011-02-13 08:48:07 | 東北
活動を再開します。昨日は宿に戻るとそのまま倒れ込むように眠ってしまいました。出発前から寝不足だったのに加え、昼から晩まで機材を担いで自転車をこいだり歩き回ったりで、自覚する以上に体力を消耗していたのでしょう。要は先月と同じ展開だったということです。
それにしても、雪国の中でも津軽の寒さは格別です。昨日終日屋外にいて感じたのは、肌で感じる以上に体温が奪われるということです。万全の耐寒装備のおかげで、肌で感じる寒さはそれほどではなく、耳たぶまで痛くなるような北海道の寒さに比べればどうということはありません。しかし、そんなつもりで何時間か動き回ると、気づいたときには体の芯まで冷え切って、熱い風呂でも浴びない限り、こわばった身体がすぐには元に戻りません。芯から徐々に冷えて行くという点では、いわば遠赤外線の逆のような冷え方とでも申しましょうか。津軽の冬の厳しさを実感させられるような寒さでした。

今日は夕方までレンタカーを使っての活動になります。弘前から西へ進んで岩木山麓で朝風呂に入った後、周回ルートを半周して鯵ヶ沢へ下り、木造、五所川原と西津軽をめぐって、もう一湯温泉に寄れれば理想的といったところでしょうか。最後は青森でレンタカーを返して、新幹線で帰路につく予定です。
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