日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

シ舌重力再開

2010-09-17 23:48:48 | 旅日記
佐渡への旅から三ヶ月、耐えがたき夏の暑さを乗り越えて旅のシーズンが再びやってきました。常識外れの酷暑と身内の不幸で延び延びになっていただけに、いつにもまして楽しみです。

といいたいところなのですが、今回は自分でも意外なほど高揚感がありません。極端な話、明日は一日休養をとるのも一案とさえ考えています。身内の不幸て意気消沈していること、この三日ほど生業が立て込んで疲れ果てたこと、涼しくなったはよいものの天候が今ひとつ芳しくないことなど、理由はいくつかありますが、連休ならば雨が降ろうと雪が降ろうと旅に出かける自分としては、ここまで気分が乗らないのは珍しいことです。なにしろ出発まであと五、六時間だというのに全く実感が湧きません。
とはいえ、三連休で最も好天が期待できるのは明日ですから、それを逃してしまっては残りの二日も惰性で過ごすことになりかねません。三ヶ月の休養で堕落しきった我が身を奮い起こして旅立つつもりです。初日は好天、二日目はあいにくの雨交じり、三日目はその中間という予報からすると、初日は信州で活動し、日没後の長距離移動で富山か金沢まで走って一泊、翌日は十数年ぶりの能登半島をめぐり、最終日は富山から白馬を通って帰るというお決まりのコースがよさそうです。信州で一日活動することと、今年未踏の富山へ行くこと以外は流動的で、例によって予告と全く違う行動をとる可能性は十分ありますが、だからといって誰に迷惑をかけるわけでもなく、そこが一人旅の気楽なところでもあります。唯一にして最大の問題は、明日の朝起きられるかどうかということです。どちらに転ぶかは自分にも分かりませんが…
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