日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

晩秋の大地を行く 2021 - 新旭川駅

2021-11-05 13:13:16 | 北海道
護国神社から東へ走ると新旭川駅に至ります。往路に寄ってはいるものの、あいにくの空模様でした。晴れたなら再訪しない手はありません。晩秋の柔らかな日射しを浴びた姿を記録しました。
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晩秋の大地を行く 2021 - 護国神社

2021-11-05 12:30:58 | 北海道
直に曇るかと思いきや、大半の時間にわたって日が射しています。去年と同様滞在が延びるかもしれません。続いては護国神社を訪ねます。
今日は朝から上着要らずの陽気でしたが、ここでとうとう長袖も脱ぎ、今はTシャツ一枚だけの軽装です。12度という気温以上に体感温度が高いのは、日射しが暖かいのに加え、風が全くないからでしょう。今年がたまたまそうなのか、それとも毎年なのかどうかは謎ながら、11月の北海道は意外に暖かいというのが実感です。
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晩秋の大地を行く 2021 - 小春日和

2021-11-05 10:44:06 | 北海道
ありがたいことに、ラーメンをすする間に晴れてきました。予報の上では終日曇とされているにもかかわらずです。最も手近な常磐公園を再訪すると、道東を巡る間に落葉が進んでいるかと思いきや、意外にも変わった様子はありません。上着要らずの暖かさも紅葉狩りには申し分なく、やがて来る厳しい冬が俄には想像し難い小春日和です。去年にも増して色鮮やかな紅葉を、青空の下で観賞できたことを幸いに思います。
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晩秋の大地を行く 2021 - ホテルクレッセント旭川

2021-11-05 09:01:50 | 北海道
順番は前後したものの、サンホテルとの組み合わせは去年と全く同じでした。昨晩世話になったのはホテルクレッセント旭川です。
二泊目の宿を替えたのは、サンホテルが埋まっていたからです。空いてさえいればあちらを選んでいたでしょう。しかし、代わりの宿をどこにするかと考えたとき、ほぼ即決に近い形でこちらを選びました。繁華街に十分近く、部屋が広くて眺望もよいことが分かっていたからです。膝下の高さから立ち上がる大きな窓からの眺めは、ここならではの美点と自分は思います。ただし、9階の高さであっても眺望はそれほど広くありません。要は周辺の建物も高いということです。さすが道内第二の都市と実感できる眺めでした。
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晩秋の大地を行く 2021 - 八日目

2021-11-05 07:21:03 | 北海道
おはようございます。ある程度覚悟していたこととはいえ、今回は天候がよくありません。好天の日が少ないのは大型連休の時期についても同様ながら、予報の上では曇か雨でも、短時間とはいえ日射しが注ぐことも多く、そのおかげで思ったよりも楽しめるのが実情です。しかし今回は、上陸後の二日間こそよかったものの、その後は三日にわたって日の目を見ていません。今朝も平凡な曇り空です。ただし道央ではそこそこ晴れるとされているため、旭川には長居せず、早めに距離を稼ぎます。
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晩秋の大地を行く 2021 - 拍子抜け

2021-11-04 20:51:18 | 北海道
富良野からは国道237号線を北上して旭川に着きました。釧路から330km走り、出発からの走行距離は2140kmとなったところです。
最初に旭川へ着いたとき、7度という気温以上に寒く感じ、道央と道北の気候の違いによるものだろうと思いました。しかし今夜は8度という気温以上に暖かく、昼から上着を一度も羽織りませんでした。上陸後1000km以上を走った中で、最も気温が下がったのは屈斜路湖へ向かって下る途中でしたが、それでも4度ありました。一昨年から今年にかけての三度にわたる道中を最低気温で比べると、渡道の時期が遅くなるほど暖かいという現象が起きています。滞在中の予報を見ても、気温が大きく下がりそうな日はありません。今度こそ冬タイヤが必要かと思いきや、拍子抜けする結果です。
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晩秋の大地を行く 2021 - 二度目の給油

2021-11-04 19:42:04 | 北海道
帯広から旭川へ向かう経路は二つに大別されます。狩勝峠と三国峠のいずれかで、距離はどちらもほぼ変わりません。夏タイヤで来た一昨年は路面の凍結を警戒し、標高の低い狩勝峠を経由しましたが、冬タイヤで来た今回も選択の余地は事実上ありませんでした。野暮用が割り込んでしまう関係上、電波の届く場所を経由して行かざるを得ず、無人地帯が延々続く三国峠は端から採り得なかったのです。富良野の市街に入ったところで上陸後二度目の給油を済ませます。
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晩秋の大地を行く 2021 - 厚内駅

2021-11-04 13:53:52 | 北海道
釧路管内最西端の厚内駅を定点観察していきます。一昨年の記録を繙くと、この駅に立ち寄ったのが三時前でした。つまり今回も一時間ほど先行しているにすぎないということです。しかも、夕方に業務の都合で少なくとも一時間半足止めされることになっています。旭川へ向かう前提で考えると、終盤は時間との戦いになりそうです。
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晩秋の大地を行く 2021 - 尺別信号場

2021-11-04 13:29:21 | 北海道
続いて尺別信号場を定点観察していきます。利用客の減少を理由に駅として御役御免になったのは一昨年のことでした。その年の秋に訪ねたときは、跨線橋が撤去されたのを除きそのままだったと記憶します。そして今回、ホームは切り崩される一方、駅跡と示す案内板が新たに建てられていました。国道から外れた廃屋ばかりの集落へやってくる物好きが、愛好家以外にいるとは思えません。それでもわざわざ建てたのは、石炭列車の発着で賑わった駅の存在を、後世へ語り継いでいくためでしょうか。粋な計らいに感謝します。
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晩秋の大地を行く 2021 - 因縁の場所

2021-11-04 13:04:07 | 北海道
白糠を出て音別の市街に入ると、ようやく雨が止みました。しかも、上りの特急の通過時刻に重なるというおまけつきです。ならば撮影しない手はありません。海岸段丘の上のお立ち台から狙い通りに仕留めた後、12時台に下ってくる普通列車と特急列車も撮ったところです。平凡な曇り空とはいえ、昨日の風雨の影響により太平洋が時化ており、それなりの画になってくれたのは幸いです。
ここは因縁の場所でもあります。一昨年、やはり釧路を出た後に立ち寄ったところ、時刻が大きく乱れており、待ちぼうけを食らった末に痺れを切らして退散したというのがそのときの顛末です。しかし今回、列車はいずれも定時に通過し、道東における数少ない収穫となってくれました。
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晩秋の大地を行く 2021 - 春採駅

2021-11-04 09:55:34 | 北海道
続いては春採駅を定点観察していきます。構内の線路が駅舎もろとも撤去された後も、機関車と貨車はその場に残されました。一年ぶりに再訪した今回も、変わった様子はありません。道内では最も雪の少ない地域だけに、ビニールシートで冬囲いする必要もないのでしょう。石炭車の列の長さたるや、三笠にあるキハ80系の比ではありません。貴重な車両が何らかの形で生かされることを陰ながら願います。
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晩秋の大地を行く 2021 - 鶴ヶ岱公園

2021-11-04 09:43:06 | 北海道
館主に見送られつつ富喜和荘を辞去。まず立ち寄ったのは鶴ヶ岱公園です。昨日走っていて気付いたのは、落葉がさらに進んでいるということでした。道央、道北では見頃だった白樺もほぼ冬枯れ、色づいているのは落葉松だけだったのです。こちらでも桜、白樺、ナナカマドはいずれも既に落葉し、庭園にある楓だけが真っ赤に色づいていました。ここの桜が咲くのは半年以上も先となります。北海道の冬の長さを再認識する光景です。
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晩秋の大地を行く 2021 - 七日目

2021-11-04 06:45:29 | 北海道
おはようございます。昨晩は「万年青」が臨時休業というまさかの誤算に見舞われて、はるばる釧路へ来た意味も失われるかに思われました。しかし、救いの神が現れて、痛み分けに持ち込むことはできました。晴れてくれればもう一日滞在するにもやぶさかではないものの、相変わらずの雨では仕方がありません。若干の心残りはありながらも、明日以降に回復する可能性に賭けるべく、今日中に距離を稼ぎます。
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晩秋の大地を行く 2021 - 本降り

2021-11-03 16:57:41 | 北海道
230kmほど走って釧路に着きました。午後からは運転にも難儀するほどの本降りでした。しかも厄介なことに風まで強く、傘も全く役立ちません。一週間以上も旅をしていれば、雨の日が一度や二度はあるものです。しかし、朝から一瞬たりとも止むことなく降られたのは久々のような気がします。少なくともこの数年では確かな記憶にありません。思ったよりも上出来だった上陸後の二日間に対して、今日は手酷くやられました。七時頃から多少なりとも弱まると予想されているため、ひとまずは宿で様子を窺います。
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晩秋の大地を行く 2021 - 別海町鉄道記念館

2021-11-03 14:58:35 | 北海道
川湯を出てひたすら南下すれば釧路に至ります。しかしそのまま行っても時間を持て余すだけです。使い道はないかと再考した末に、思いついたのは弟子屈から一本道で辿り着く西春別の鉄道記念館でした。屋外の車両展示は10月までで終わるものの、記念館だけは開いていることが分かったため、急遽向かうという顛末です。
本降りの中を走ってきたのは、是非もう一度見ておきたいものがあったからに他なりません。上映時間40分以上にも及ぶ、「緑の大地に夢見た鉄路」と題する記録映画がそれで、一ローカル線の記録としては、三笠鉄道村で上映される「さらば栄光の幌内線」と双璧をなす力作です。しかし、Web上でも視聴可能なあちらと違い、本作品が公開されている場所はおそらくここしかありません。ならば多少の遠回りをしてでも見に行く価値は十分あると考えました。
改めて鑑賞してもしみじみと感銘を受ける名作ですが、ブラウン管に映し出される映像に時代の流れを感じました。機器が寿命を迎えたとき、この映像がどうなるのかが気になります。後世へ末長く受け継がれていくことを願ってやみません。
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