カメラ小僧のお誕生会

幼稚園でのさいごの、子どものお誕生会でした。

前の晩、うすら眠そうになってきた子どもと入ったお風呂で。。。
「ママ、お誕生会にね、首から下げるやつ、作る。だれとかくんたちが折り紙で作ってるやつ、こうやるとかさって音がするやつ。３つ作りたい。」
「は？　もう明日なのに、今頃なに言ってんの。（お誕生会を祝ってもらう子がいつも首にかけていたメダルを）まだ作ってないの？そんなことないでしょ？　かさって音がするやつって、何！？」
「そう、作って、明日持って行く。（両手で）こうやると紙が動いて音がするの。」
「・・・帆掛け船？」
「違うの、写真とか。」
「・・・カメラ？？？」
「そう」
「はぁ？なんのこっちゃ。どういうカメラなの？」
「作り方はスマホで調べればいいでしょ」
「じゃあ、お風呂あがったらスマホで調べるから、寝るなよ、ぜーったい寝るなよーーー！」

大慌てのママさん
お風呂をあがって、子どもはすぐ折り紙を出してきて、スマホで調べて、パッチンカメラを。
スマホの折り方を見ながら、母ひとつ、子ひとつ、２つ作りました。
ママさん「どうして３つ要るの？」
子「こうちゃんとママと、一つパパの。」
マ「じゃあ３つ目は明日でもいっか？」

と、自分のが出来上がったところで、何かそのへんの紐を出してきて、切ってセロテープで貼ってみたら短すぎて、もう１本短いのをセロテープで足して、もう眠くて、
「ママ、これね、もうこのくらい長く、直しておいてくれる？」
と言って、寝ました。

どうなっとんじゃ。
まー、あまりにひどい紐だったので、金色のリボンに取り替えて、翌朝起きてすぐ試し、さらにすこし短くと直して、カバンに大事にしまって登園しました。
（発表会の少し前に、持って行きたかった工作を、嬉しくてすぐカバンに入れなかったら忘れて行ったことがあったので、今回はすぐにカバンに入れに行きました（笑））


幼稚園のホールにて。
１２月生まれの子どもたちが壇上に出てきたら、うちの子どもだけ、下げてます下げてます、カメラを。首に。
お友だちとはしゃいでいます。
それでも目が合ったので、手を振ってあげると、まじめな顔になって、顔の横でＶサインをする。
はいはい。
？
私もＶサインをすると…
すかさず、首にかけたパッチンカメラを構えて、かしゃっ
撮った！

そうかそうか。カメラ小僧をやりたかったのか

はいはい。そーゆーことを考えたのねぇ。
たいへんです、考えてることの内容も全体像がわからないでお手伝いをするのはね。
それでも、そんなイメージを考えて、それであれを使ってこれで作って…と、考えて、（おおむね）自分で手を動かして、自分でできないところは親を頼んで、なーんて、するまでに成長したのですなぁ。しみじみ


慌てさせられましたが、それなりに成長を実感するお誕生会となりました。

そして、お給食前には子供のいつもの遊び仲間とけいさつごっこの鬼ごっこをさせられ、根っこ階段ぼこぼこの雑木林の斜面を追いかけっこさせられ
昨年同じクラスだったママさんに「がんばってるねー！」と言われました。。。



お誕生会に着て行った服。
　

年長さんから、朝、自分で好きな服を着て行っていいことにしています。
年長さんになる前、春休みになった最初の日に、「（お休みだから）好きなのを着ていいよ」と言ったら、くまさんになっていたんですよね。おや、ほんとはクマさん着たかったんだけど、幼稚園には着て行かれない、春休みだから…っていう思考？　と、春休み中、「自分で好きなの着ていいよ」と自由に着させていたら、どうやら自分なりにＴＰＯを考えたドレスコードができているみたいだったので、幼稚園が始まってもそのまま「好きなのいいよ」と決めてみました。
時々、暑くなってきたのに長袖がいいとか、タンクトップに綿ニットのベストを重ねて行ったり、ヘンなコーディネートもなんどかありましたが、ヘンでもその程度。逆に、おー、それけっこうお気に入りだったんだ、とか、カッコイイのが好きと言う割に楽なのもよく着ていたりなど、発見があって楽しかった。
お帰りの会で先生が「明日は汚れていい服で」とか「体操着で」と言ってくれるのもよく聞いてきて覚えてきて、たいへん成長です。

で。
お誕生会に着るといったのが、このかわいいカーデ。
ふだんの幼稚園にはほとんど着て行かないよね。。。へ～え、これがキミのオシャレ着かぁ。了解。
「真ん中のボタン１つ。あ、もう１つ」と、ボタンを２つ留めて着ていました。ふふふ。面白い面白い。


さー、ほんとのお誕生日は、なんのごちそうにしましょうねぇ。