高齢者はパソコンに挑戦しましょう

中高年になったら、隠居しないで、元気に、いろんなことに、挑戦しましょう。

撮影画像はアルバムに印刷します

2008年07月31日 | 講習会の内容
講習会で学んだことは、自宅で再現します。
自宅で「アルバム印刷」ができます。


カメラを持参した受講者は、一人1台づつパソコンを操作します。
カメラとパソコンをケーブルで接続したら、「カメラウイザード」の仕組みを使って、パソコンの中に取り込みます。カードリーダーは使いません。
事前にUSBメモリーを用意して、パソコンに差込んでおき、その中に新しく「風景」ホルダーを作っておきます。
そのホルダーに画像が全量入ります。

この画像をアルバムに編集します。
使用するソフトはフリーソフトでこれも事前に持参したUSBメモリーに入れてあり、展開しています。
このフリーソフトを起動して、「風景」ホルダーの写真を対象にアルバムを編集し、スグプリンターへ出します。

この講習の特徴は、フリーソフトや保存用のホルダーを受講者個人のUSBメモリーに用意しておき、編集印刷することです。
自宅に帰ってからも講習会で学んだことを、会場と同じように学習できるのです。


撮影した写真の印刷は自宅で練習してできるようになります。
アルバム印刷は特殊なソフトを使いますので、会場で操作方法を学びます。
教材は講師側で用意し各人のUSBメモリーに入れておく必要があります。

毎回10名以上の皆さんが一部屋に集合し、一人の講師の指導の下に、このような操作を同時進行して学習する形をとっています。世に言う「個別授業」ではなく、「集団学習」です。デジカメコースは1単位2時間の学習を4回実施します。


現役講師



70歳のパソコンインストラクター

2008年07月25日 | 講習会の内容
デジカメの講習会で学ぶこと

受講者はデジカメ一式とUSBメモリー、を持参して受講します。
デジカメ一式とは、カメラ本体、接続ケーブル、カメラの取扱説明書です。
もちろん充電器、付属品なども含みます。

撮影方法は特に指導しません。シャッターボタンを押せば写りますので、以下のカメラの名称と機能を事前に学習します。
電源スイッチ、シャッターボタン、撮影モード再生モードのモードスイッチ、メニューボタン、OKボタン、などです。
撮影モードはオートにしておきます。試写を3枚してそれを再生モードにして写した結果を見ます。
その結果をすべて一括して消去・削除する方法をまず学びます。取扱説明書に記載してありますので、目次から探して各自が操作方法を学びます。1枚1枚消す方法は通常使いませんので、あえて学びません。
持参したカメラは各社の製品があり、ばらばらです。

講習会の会場から外に出て近接撮影3枚、遠景3枚を撮影してきます。
以降の操作は受講者全員が講師の声を聞きながらいっせいに操作します。
急がず、ゆっくりと全員がもれなく実行していることを確認しながら操作します。
持ち帰ったカメラにケーブルを取り付けておき、あらかじめ起動したパソコンのUSBの差込口に差し込みます。
カメラはスイッチをONにし、モードは再生モードにします。

パソコンの画面に小窓が開いて、カメラを接続したことを知らせてくれます。

画面の中に「カメラウイザード」の文字が見えるところがあり、ここが取り込みの入り口です。

マウスでクリックすると、ウイザード画面がはじまります。
次々と画面を変えてゆくと最終的には画像がパソコンの中のマイピクチャーに入ります。
しかも撮影結果の写真が画面に映るので確認もできます。

この課程であらかじめ保存用のホルダーを作成しておきます。
また写真1枚ごとにつける名前も途中で入力します。

この一連の操作を数回練習して、自分の力で画像取り込みができるようになります。
この作業がデジカメ講習会のポイントで、写真の活用をする前に学ぶ大切な操作です。
操作の手順はずべて文書に記載してあるので、暗記する必要はありません。
資料の文書を見ながら操作ができるように練習します。
高齢者でも記憶に頼らず一人の力で操作ができるようになります。

このように書けば簡単ですが、会場での1、2回の操作では不十分です。
練習量に比例して理解力が高まりますので、自宅での復習を宿題にしています。
2時間×4日の講習に加えて、自宅の操作復習でレベルアップを図ります。

期間中の、ほかの学習は、アルバム印刷、写真1枚の印刷などがあります。

現役講師




デジカメの学習も併行してはじめましょう

2008年07月22日 | 講習会の内容
文書の中に写真を配置するには

文書作成を始めるとどうしても写真を使いたくなります。
ワードの学習を始めたら併行してデジカメを学びましょう。
デジカメの写真を使えることを前提に説明して行きます。

文章の中に写真を入れたものには、旅行日記があります。
1ページの中に写真を2枚程度いれたものを想像してください。
ワードはオフィスXP、を前提に説明しています。
ビスタのワード(ワード2007)は対象外です。

文書の作成手順
① 文書の初めに書くこと
   ・文書のタイトル
   ・旅行の開始日と帰宅日
   ・同行者氏名
   ・旅行先地名(代表地名)

② 見出しを決め、以下の内容を書く
   ・訪問地名を順に書く
   ・時刻と行動
   ・印象感想文

③ 事前に写真を用意
   ・マイピクチャーの中に旅行写真を保存するホルダーを用意し、
    その中に文書に挿入する写真を選抜して入れておく
   ・それぞれの写真の番号か、ファイル名をメモしておく

④ ②の文章ができたら、写真を挿入する
   ・文書の中で、写真を入れたい箇所を決め、改行して1行分のすき間をあける
   ・あいた行の左端をクリックして、
   ・メニューの「挿入」をクリックし
   ・その中の「図」をクリック
   ・出てきたサブメニューの中の「ファイルから」をクリック
   ・マイピクチャーが画面に出る。
   ・その中の、旅行用写真の入っているホルダーを探し、ダブルクルックする
   ・旅行の写真が見えるので、事前に選んだ写真をクリック
   ・「挿入」ボタンをクリック
   ・文書に写真がはいる
   ・1ページに2枚の写真を離して入れてください。操作を繰り返して最後のページまで。

⑤ 写真の大きさを変える
   ・写真の中央をクリックする
   ・写真の周囲に黒い点が見える
   ・四隅の黒点をマウスでドラッグすると、大きさが変わる
   ・大きさは後で変更が可能、最初は小さめにする

⑥ 保存と印刷
   ・メニューの「ファイル」をクリック
   ・その中の「名前をつけて保存」をクリック
   ・ファイル名の中にある文字を消して「旅行日記」と入力
   ・「保存」ボタンをクリックする
   ・その後仮印刷して、配置や、文字のミスをチェックをする

文字と写真を組み合わせるには、他の機能の勉強が必要です。
最初の日記は「とにかく写真を入れてみる、」のテーマでやってください。
この文章を読んで初心者がすぐにできるとは思いませんが、
手順を書きましたので、参考にして学習してください。

デジカメの話は後日にします。

現役講師





ワード学習その3

2008年07月18日 | 講習会の内容
罫線表を使った文書を作りましょう

文字ばかりの文書は読者に理解してもらえません。
文書の中に「罫線表」を入れてみましょう。
文書のタイトルの下にすぐ、罫線表をいれてもいいです。
住所録、会計報告、当番表などです。
表だから見やすくなります。

表を入れたい箇所をクリックしてください。(3行目あたり)
メニューの中に「罫線」があります。クリックするとサブメニューが出て、その中に「挿入」が見えます。
これをクリックすると、横に「表」が出るので、クリックする。
小窓が開いて列数と行数が見えます。各数字を修正してください。
住所録ならば、列は6列、行は20行をいれましょう。
修正方法は次のいづれかでやってみてください。
①横の▲▼をクリックすると数字が増減します。
②マウスで数字をクリックしていったん削除し、新しく数字をいれてください。

最初にできた表は幅が均等です。項目に応じて増減できます。
行数も追加できます。多すぎた行も削除できます。
操作法は省略しますが、市販の図書を見て学んでください。

経験した方は簡単さを理解できますが、最初に体験するときはどうして操作してよいかわからないものです。
1機能ずつ体験し、体験回数を多くして理解力を深めましょう。
図書の各ページの余白に、体験月日を記入しておき、月日が最低3回以上になるように学習してみてください。

現役講師




ワード学習その2

2008年07月15日 | 講習会の内容
文書作成の工程

文書を作成したいときは、次のような順番で、各工程を操作してください。

工程

1.準備
2.ページ設定
3.文書文字入力
4.文書や文字の修飾
5.保存
6.印刷

工程の説明

準備 → ワードを起動して、画面を最大化し、拡大比率を100%か150%にしておく
      画面の文字が普通は小さいので見やすくしておく
ページ設定 → A4サイズが前提であり、余白を上下左右を20ミリに変更する
          余白が20ミリなら文字収容能力がよく、袋とじも対応化
文字入力 → 修飾はせず、単純に文字だけを入力し、改行をしておく
         修飾はあとで一括処理 ページ数の多い場合は特に文字入力に専心する
文字の修飾 → 大見出し、小見出し、を決めて中央揃えなどをしておく
          文字の大きさを決める(本文、見出し) 一括して大きさ(ポイント)を変更する
          写真や絵はここで入れる
保存 → 文書名をつけて、マイドキュメントへ保存する 文書の正誤点検は印刷物を見ながら行う
印刷 → 保存をした後に行うと安心 印刷時に失敗しても再試行できる

経験者ならいつもやっていて今更の感じがするが、初心者はなにから始めてよいかわからない。
先輩からのアドバイスとして説明している。

現役講師


ワードの重点学習項目

2008年07月12日 | 講習会の内容
ワードで学ぶことは何ですか?

ワードの教科書(市販の図書)を開くと、学ぶべき項目が硬軟取り混ぜて書いてあります。
著者が考えた学ぶべき項目が整理されて目次に出ています。
私たちはこの目次に沿って学んでいくわけですが、この方法ですと受講者のレベルによっては、
やや無理な項目も入って来てしまいます。

そこで、初心者にとって最初に取り組むべき項目を、選びました。(重点項目)
私たちの講習会では、この重点項目を学んでゆきます。

重点項目

フォントの変更
文字のサイズと色の変更
文字の背景色の変更
ワードアート
操作を元に戻す
行間の変更
左揃え、中央揃え、右揃え
ページ番号の付与
図形描画ツールバー
テキストボックス
オートシェープ
表の挿入
罫線ツールバー
クリップアート
画像処理
印刷ダイアログ
単語登録

初心者が初めに学ぶことは以上です。一通り体験して理解ができれば操作手順は暗記せず、
必要になったときに教科書を見るように習慣つけます。

重点項目以外の項目は、初心者の間は勉強しません。中級レベルになってから着手します。
上を目指すより、すでに習得した項目の活用をいたします。
身の回りの文書を参考にして、文書を自分で作ります。
自治会の回覧文書や、サークルのお知らせ文書などを、参考にして文書を作ってみます。
文書の種類とページ数を多くします。

ワードの重点項目以外については後日書きます。
たとえば、差込印刷、カレンダー作成、名詞作成、段組編集などです。

現役講師



ワード基礎の講習形式

2008年07月10日 | 講習会の内容
ワードの講習は教科書(市販の図書)を使います。

この図書にはワードの主要な機能を、操作の画面と操作順番と操作とで書いてあります。
まず最初に、この操作を講師が実演します。この操作状況は大型スクリーンに投影しますので、
受講者は全員でその操作の画面を見ることになります。

次に、受講者が教科書の操作の番号順に画面の絵をみながら、操作してみます。
この操作を2、3回繰り返し、操作の仕方を番号順にたどることで、
最終的な結果が得られるということを体験します。

この方法をとります理由は、操作の順番を暗記しなくてもよい、ということです。
受講者は中高年の皆様が多いので、暗記に頼る方法をとっていません。
自宅に帰ってから復習が受講者一人でできることが、狙いです。

中には暗記に頼り教科書は見ないで、すいすいと操作してしまう人もいます。概ね若い方です。
1年後に同じことが教科書を見ながら、遅くてもよく、確実にできることを期待して、操作方法を説明をしています。


現役講師



講習会で初めに学ぶこと

2008年07月07日 | 講習会の内容
パソコン講習会で最初に学ぶことは文字入力です。

受講者のレベルは超初心者です。
パソコンを触るのが初めての人、パソコンは家にあるが自分は使っていない人、これからパソコンを買う予定の人、といった方々です。
受講の始まる前に「ローマ字変換表」を渡しておきます。ローマ字で家族の名前や住所が書けるように練習してきてもらいます。
講習会の初日はローマ字を使ってローマ字の入れ方を体験します。
パソコンの中には「メモ帳」というソフトがはいっています。このソフトの立ち上げ方をまず体験し、続いてローマ字をキーボードから打ち込んでゆきます。
同じ日にパソコンの各部の名称(主なもののみ)や機能の説明、をしておきます。
たとえば、ディスプレー、キーボード、マウス、パソコン本体、プリンター、電源スイッチ、USBコネクターなどです。
初日から聴きなれない言葉が大量に出てきますと受講者は頭が混乱してしまいますので、必要な言葉だけにしておきます。

ローマ字を打ち込む間に綴り方を忘れる人がいますので、手元に「ローマ字一覧表」を置いておきます。
その表を見ながら打ち込んでいきます。1、2ヶ月の間にほとんどの人が一覧表を見なくても打てるようになります。

教材は日本語の文章を印刷したものです。
日本文を読んでローマに変えて打ち込みます。
ひらがなの五十音の表や、地域の名称や、家族の名前、短い文章、などです。
会場では延べ4時間をかけて学習します。
講習会会場だけで終わりでなく、自宅においても同じことを体験してもらいます。もちろんパソコンのある人だけです。
自宅での復習を大切に考えています。会場だけの講習だけでは上達しません。過去の大勢の人を見てきました。
家で復習しない人は1年たってもレベルが初心者のままです。
1年後の姿がわかるだけに復習の必要性を強調します。

次の予定は、日本語入力、漢字変換の学習へと進みます。

平行して、パソコンの購入方法を説明し、失敗のない買い方を学んだ上で、地元のパソコンショップで購入します。
初心者が一人で買うことは無理があります。必ずパソコンの知識のある人(友人や家族)に同行してもらって買います。
自宅にパソコンのないパソコン学習では、学習効果があがりません。
中古品でもいいです。ぜひ購入してパソコンを学んでください。

現役講師



パソコンは中高年者が、がんばっています

2008年07月05日 | パソコンの活用
パソコン講習会は大盛況 受講者はほとんどが中高年の皆さんです。退職後の人生を意義ある人生にしたいと頑張っています。若い人も入っていますが小数です。中には仕事を持っていて、講習会にも積極的に参加している方もいます。学習と仕事を両立させているのは見事です。 高齢者も入っています。80代の方もいます。(個人的に聞きました。)入会時に年齢は聞きませんので、自由に入会できます。皆さん、記憶力の減退を口にしながら、一生懸命に受講しています。 入会して約1ヶ月がたちました。やめた人もいましたが、最近安定してきました。今在籍している皆さんは今後は継続して受講してくれると思っています。 現役講師

パソコンを勉強したい貴方の気持ち

2008年07月02日 | パソコンの活用
1年間パソコン学習を続けてきた人の感想は「続けてきて良かった!」です。 パソコンを勉強したい人の動機をたずねました。 ①ボケ防止になるから ②世の中がパソコン時代になったから ③友人がすすめるから ④主人がやっているのを見ているとやりたくなった。 ⑤外国へ行っている子供にメールを送りたいから ⑥自治会、町内会、の役がまわってくるから、簡単文書ができるようになりたいから ⑦アルバイト広告を見たら「パソコンできる人」とあったので いろいろあります。どれも一理あります。どれも理由になります。パソコンを勉強するのに理由は要りません。すぐにでも始めてください。独習もいい、教室に通うのもいい。公民館に行くのもいい。始めてください。 大事なことは、途中で勉強がいやになる時がくるということです。パソコン学習がいやになったときに踏みとどまって、立ち直る気力がほしいのです。 5月病があるように、パソコン学習を始めて1ヶ月目ごろが危機です。突然やめてしまう人が過去にいました。 いやになったら、家族に友人に相談しましょう。自分だけで考えないで冷静な立場で考えてくれる人と相談しましょう。 パソコンの勉強は単なる趣味ではないのです。 勉強を始めた方は、自分の人生を豊かにするかしないかの、分岐点にいるのです。豊かなほうへ進んでください。 現役講師