国道235号線を走るたびに立派な看板が以前から気になっていた、判官館森林公園。
これは新冠町にある公園で、春のオオバナノエンレイソウで有名な所ですね。一度行ってみたいと思いつつ、
春にはチャンスを逃していたので、下見をかねて行ってみました。
駐車場にある案内図を見ると、森や湿地をめぐる小道が延びているようです。さっそく出発です。
森の中に白いつぼみ。モミジガサです。
ハエドクソウ。小さくて可憐な花なのに、すごい名前です。昔はこれでハエ取り紙の液をつくったそうな。
春から森の中に並んでいた「顔」は、ミズヒキの顔でした。なぜこんな模様がつくんでしょうね。
オカトラノオ、だと思うのですが・・・。草丈も花穂も寸詰まりで、地上20cmくらいしかありません。
日当たりが悪いためでしょうか?
クズの群落もありました。これでくず餅を作れるのかな・・・などと思いながら進んでいくと、
薄紫色のきれいな花が咲いています。が、葉がありません。地面から花のついた柄がニョキと出ています。
初めて見ました。葉が見えないので寄生植物かなと思いましたが、茎が緑なので葉緑素はあるんですね。
拡大すると、ね、きれいでしょう。花びらの先に緑の点が残っているのが紫色を引き立てていますね。
アリさんと比べると大きさがおわかりでしょうか。近くに高価そうなカメラで熱心に撮影されている方がいたので
花の名を教えてもらいました。ツルボというそうです。葉は花芽の出るころに枯れてしまうのだそうです。
そして、マイヅルソウの実もどんどん色づいています。秋はすぐそこまで来ているんですね。