原野を彩る2色
エゾエンゴサク
どの花序も大きくて華やか
カタクリがかたまって咲いている所もあって、きれい💕
エゾエンゴサクとカタクリの混合花畑
まるで絨毯ね~
青いクリオネが、カタクリの花畑で泳いでる 😊
今年はちょうど良いタイミングでした
お天気も良かったし、満足満足♬
原野を彩る2色
エゾエンゴサク
どの花序も大きくて華やか
カタクリがかたまって咲いている所もあって、きれい💕
エゾエンゴサクとカタクリの混合花畑
まるで絨毯ね~
青いクリオネが、カタクリの花畑で泳いでる 😊
今年はちょうど良いタイミングでした
お天気も良かったし、満足満足♬
テレビで池上彰さんが「外出自粛というのは3密を避けるために要請しているものであって、
3密にならない単独・屋外でのスポーツは政府も健康増進のためにすすめている」
と言っていた。
それならば、あとは行き帰りの事故に気をつけ、市外ではどこにも寄らず
誰もいない所に・・・行ってきました!
エゾエンゴサクの爽やかな青と、カタクリの鮮やかなピンク。
これが北海道の春を象徴する2つの色だと思う。
そこで、キクザキイチゲも輝いてます
毎年待っている色
いや~春だね~~~♬
人が手を加えなくてもできあがる自然の素晴らしさ。
今年も感謝しています。
この日は天気が今ひとつだったのですが、ニセコ・イワオヌプリへ。
ここ数年、見る機会のなかったアカモノを見に行きました。
ベル型の白い花に、真っ赤な帽子。かわいい~😊
登山道の両側はアカモノでいっぱい✨
赤い帽子がけむじゃらなのはご愛敬(笑)
イソツツジと一緒に
イソツツジもぼんぼりみたいでかわいい♬
カエデの仲間の花
一見地味だけど、よく見たら花の構造は整っていますね
ツバメオモト
これ、今年はなぜかどの山でも会う機会がなかったんです。
これも最終便てかんじ。会えて良かった!
エゾノマルバシモツケ
白花が基本ですが・・・
たまにほんのりピンク色も。
本州の母種が濃いピンクなので、その遺伝子が残っていて
たまに発現するのかな?
クロウスゴ
秋に黒い実がなります。
なんでこんな変わった名前なのかと思っていたんだけど
調べたら、「黒臼子」
臼か・・・。新たな疑問発生。なんで臼?
樹林帯を抜けた所で、山頂近くの噴火口につきました。
すり鉢状の地形の底に白い砂がたまって、グランドみたい。
このあと、回りの外輪のぐるり1周へ出発!
しかーし! イワオヌプリ付近はちょうど雲の通り道になってたみたいで・・・
山頂は雲の中。何も見えーーーん!
しょうがないので、一休みしてすぐ降ります。
ていうか、分かってて登ったんだけど・・・
エメラルドグリーンのカミキリ
樹林帯に戻ってきました。
ゴゼンタチバナ
若い花はクリーム色。この色好きなのね。
そしてやっぱり、またアカモノ
何度見てもかわゆし
最後に赤い星☆
そして、「降りたら晴れる」の法則 (笑)
イワオヌプリ頂上付近
なんでさっき晴れてくれないのー も~
すぐお隣のニセコアンヌプリ
ここで雲が発生してイワオまで飛んで来てたのよね。
ま、アカモノがたくさん咲いていたから、今日は、良し!
帰り道はこの景色が楽しみ ↓
ジャガイモ畑
羊蹄山とジャガイモ畑
毎年探索に出かけている、硫黄鉱山町跡です。
ここはすぐ近くの硫黄鉱山で働いていた人たちが住んだ町の跡で
最盛期には数百人(200~300人)ほどが暮らしたそうです。
病院や学校もあったということで、活気もあったんだろうなきっと。
鉱山は江戸時代からあり、昭和初期に閉山したらしい。
その頃はマッチの原料として硫黄の需要があったんですね。
硫黄川上流方面
まだ石組がしっかりと残ります。これは硫黄を運んだ水路かな?
しかり組まれた石積みですが、それでも少しずつ植物が覆ってきています。
こうして自然に還るんですね。
それじゃ、今度は硫黄川の下流へ進みましょう!
こちらは景色が良いのでーす 😊
いつも同じこと書いてますが、ここは登山道や遊歩道などはありません。
踏み跡は不明瞭で見通しの悪い部分も多いです。
ここへ入るときはGPSは必携、地図読みもできるようにしてくださいね。
建物の基礎でしょうか?
これ、去年見つけた手水。
ぽつんと取り残されています。
まだきれいに並ぶレンガが、イソツツジに包み込まれようとしています。
人の気配はこうして自然によって消されていくんだな~。
まわりの紅葉がとてもきれいです。
ここは一番大きな硫黄集積所の跡です。
ここもまた、斜面から流れる土砂に呑まれそうです。
散らばるレンガの中に、ときどき刻印が見られます。
これは「 OWA」と読めますね。
OWARITIKWA でしょうか。
なぜか K が左右反転している?
社名のロゴみたいなものかな?
こちらは「 ○○耐火煉瓦株式會社」 と読めます。
最初の2文字はかなり不鮮明ですが、ローマ字と合わせて考えると
おそらく「尾張耐火煉瓦株式會社」でしょう。
他社に合併されたらしいです。
硫黄川周辺です。
紅葉や黄葉がちょうど見頃になっていました ♬
鉱物の影響か?妙に「青い池」
おそらくこの辺がイワオの真裏だと思う。
毎年来ているけど、この辺が一番きれい。
川床は硫黄で白っぽくなっていました。
まわりは硫黄の成分が好きなのか、黒いコケ?地衣類?がびっしり。
モノトーンの世界をつくってました。
これは何でしょうね~?
展望所って言っても展望台的な所ではなくて
登山道から谷を見下ろしやすい所のことです。
イワオヌプリの裾野を回り込んで来ました。
稜線から朝日が顔を出すと、紅葉が一斉に輝きます。
ワイス方面へ進みます。
途中、登山道のど真ん中に直径1.5mくらいの大穴があいてました。
たまにこういう「突然できた大穴」の写真をネット上で見ますが
どうしてできるんでしょうね?地下水の関係なのかな?
ワイスから続く稜線が見えてきました!
展望所到着!
ワイスホルンの山頂から裾野までが目の前に広がります。
大きいね~~~~
色づき最盛期にはちと早かったかな? でも綺麗です!
一番赤い辺りをズーム!
赤いのはナナカマド、黄色はダケカンバ。
硫黄川が流れる谷底にも、綺麗な所がありました。
次は、あの谷底へ降りていきましょう!
イワオヌプリ奥の硫黄川からの戻りです。
草原に赤いビーズや黄色いビーズを敷き詰めたみたい。
この風景がとても好きなんです~。
今年はとても綺麗に見られて本当に嬉し~。
高台から硫黄川をもう一度ズーム☆
また来年もよろしく!
マイヅルソウ
よく見ると赤い実の中に私の影が映ってました(笑)
コガネギクも今季ラストね。また来年!
ツバメオトモの実
完熟は真っ黒になりますが、その直前に金属光沢のある藍色になります。
ほとんど黒くなっていた中、少しだけ青いのが残っていました。
駐車場が見えてきました。向こう側はニセコアンヌプリ。
今年はニセコの紅葉も綺麗で良かったわー。
これ見ないと秋を終えられないのよね。
山と紅葉と川と大自然に感謝です。
ニセコイワオヌプリの山麓をぐるりと回り込んで
硫黄川までやってきました。
登山道は大沼へ向けてまっすぐに続いていますが
私はここで右折して毎年恒例の硫黄鉱山町跡の探索をしてみることに。
ここの谷底は最初だけうすい踏み跡がありますが、すぐに不鮮明になってしまいます。
登山道や遊歩道はありません。
また、上の写真をみると分かりますが複雑に川が流れていたり
木が生い茂り見通しのきかない所もあります。
熊もいそうです。
谷からはずれなければ方向を見失うことはないと思いますが
分け入る際には紙の地図とGPSの両方を用意するなど、十分に注意してください。
日がさすとやっぱり紅葉の色合いが濃くなってきれいです。
上の写真に見えますが、木のくいが並んで立っていますね。
この一帯は昭和初期まで、近くの硫黄鉱山で働く人たちの町があった所です。
最盛期で数百人ほど暮らしたとか。
くいはその名残、町の遺構の一部なのでしょう。
レンガの遺構
町には病院や学校もあったそうです。
そんな建物の一部でしょうか。
このきれいに残る石組みは、なかなか大きな建物の基礎のようです。
実は、何の建物かとても気になって昨年調べたら
この場所には掘り出した硫黄の集積場があったそうです。
大切な出荷物ですからここに大事に保管していたんでしょうね。
いやそれにしても、向こう側の紅葉がきれいなんだわ~。
賑わっていたころの紅葉に包まれた町を見てみたい。
レンガと 硫黄
町がなくなって数十年。
レンガも少しずつ土に還り始めていますね。
もう終わってしまったと思っていたニセコの紅葉が
例年より遅く今頃ピークを迎えた・・・らしい。
あまり期待しすぎないようにしながら半信半疑で行ってみました。
すばらしい景色でした~!
ここニセコも今年の大雪山系と同様に
数十年(?)に一度と言われるくらい綺麗な紅葉なのかな?
とにかく行って良かった!
さてこの日、ほどほど早起きしたものの、カメラのバッテリー切れに気づいてあわてて充電。
しかし予定より1時間半出発が遅れる大失態であ~る。
遅れて何が困るって、定山渓付近の紅葉渋滞に巻き込まれること。
幸い行きも帰りも私が通ったときはそれほどの渋滞にはなってませんでしたが
帰りの逆方向(定山渓に行く向き)はひどかったですね。
そんな中、救急車や消防車がサイレンならして通過するし(消防車は1台だったから事故?)
皆さん、気をつけましょう。
イワオの麓に到着すると、濃霧注意報の通りのお天気で
山は雲の中。(笑)
晴れる予報を信じて出発です。
雲に隠れた頂上は寄らずに、分岐を大沼方向へ進みます。
まっしろ天然ドライフラワーになったヤマハハコ。
触れるとかさかさ乾いた音がしました。
小イワオヌプリ横を通過。空が明るくなってきました。
前を進む父子。何度か少しお話しましたが
明るく爽やかなお父さんと、頑張り屋さんの男の子でした!
赤土の壁をトラバース。
イワオの頂上付近は白い火山噴出物で覆われているのに
イワオの肩に当たるこの付近は赤土なので、少し異様に思っていました。
考えてみたら樽前山の近くで局所的に見られる赤い軽石と同じですね。
赤い火山噴出物は、噴火のときに高温の噴出物が一気にたまることにより
オーブン内のような環境がつくり出され、色が変化するのだそうです。
(赤レンガの色の付き方と同じ)
出発して小1時間ほど歩くと、背の高いハイマツ帯に入り
しばらく景色は全く見えなくなります。
そして突然目に飛び込んでくるワイスホルン
↓
!!!
この景色がふわっと現れるあの自然の演出。
すばらしい!
目には赤がもっと強く感じられて、本当に綺麗でした。
今年はダケカンバの黄色も、ナナカマドの朱色も、とても綺麗です。
発色よく紅葉が進んだのですね~。
ほんとうにすばらしい~。しばらく動けませんでしたわよ~。
ただ、ただ、見いる・・・
左下に一休み中の人が見えます。
あの谷間へ降りていって、そのあとは谷底を右へ入り硫黄鉱山跡を訪ねる計画です。(つづく)