経営コンサルタント日野眞明のmoreな「ひとりごと」

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何から始めるか?<3,658本目>

2011-07-30 06:52:00 | ひとりごと
「どこから手をつければいいかわからない。」

「まず、何を始めればいいですか?」

ビジネスの相談でよく聞く話です。

何年も同じような質問を受けていると、
だんだんわかってきたことがあります。

それは、
このような質問をする人は結局「自分で何も動いていない。」という点です。

相談に来ただけまだ”まし”なのですが、

どちらかというと学生時代の”優等生タイプ”が多い気がします。

アタマで考えることはいいのですが、
偏差値が高い人はアタマでっかちな傾向にあります。

見た目のスタイルでいっても、
アタマばかりが大きければ、バランスも悪いしカッコ悪いのです。

そんなことに気がつかずに、
「無駄なことは手っ取り早く聞いてしまえ!」と
自分に都合がいい時だけ振りかざしてしまうのです。

人に聞くことは全く構わないと思いますが、
“手抜き”を隠して、“効率的”と本人だけが思っているのです。

「(わからないけど)やってみた。そうしたらこんな結果が出たけれど、
そこから先に何を始めていいかわからない。」

これだったら、本人の意思や方向性もわかりますから
アドバイスもしやすく、“効率的”です。

「(わからないから)やらない。」は、
薄っぺらな見栄が見え隠れします。

「自分だって“やれば“できるんだよ。
でもやっていないから出来ていないだけ・・・。」

とうそぶくのですが、
(やらない)その本当の理由は
「やれるだけの実力がない。」のです。

自分ができない“事実”をきちんと見極めることです。
それは、何にも恥ずかしいことでも、
レベルが低い話でも何でもないのです。

「できていないから、どうすればできるか?」
だけを考えて行動すればいいだけです。

自分がやった行動の評価なんて、気にしていても仕方がありません。

三振を恐れていてもヒットは出ません。

ましてやバットを振らないでヒットも出ません。

大したことない自分の実力を知れば、
それ以上の実力を発揮することが可能になるのです。

夏は、鍛える時期ですよ、頑張ってみましょうね。













晴雲多し@名古屋経由、長野へ出張。
セミの鳴き声もピークでしょう、夏本番に来てくれてありがとうございます。