経営コンサルタント日野眞明のmoreな「ひとりごと」

「商売繁盛」「ビジネス(創業、起業、経営革新)」など更新中!(2022年5月引越)

悩む。<2,810本目>

2009-08-27 07:28:00 | ひとりごと
もう15年以上も前の仕事であるが、「専門学校の講師」をしていた。

その時の教え子が突然電話をかけてきた。

その彼は専門学校時代にmoreの講義を「無遅刻、無欠席」で出席をした。
決して学問的なセンスや、気が利いたことを言ったりできるタイプでも、目立つタイプでもないのだ。

いつも最前列で受講する姿は“学校に遊びに来ている”意識の学生とは違っていた。

就職のときに同期が内定が取れない時期に早々と中小企業ではあるが就職も決まった。
たまたまその企業がmoreオフィス近くだったので、偶然駅で見かけて挨拶を交わしていた。

仕事もやはり無遅刻で一生懸命に取り組んでいる感じだった。
やがて、
「彼女ができた。」
「結婚できた。」
「子供が生まれた。」

と一人前の男になっていく。なんだか微笑ましい。

今の時代に最初に就職した中小企業に15年以上勤めることも彼らしいと言えば彼らしい。

その彼からの唐突な連絡だった。

直感的に「会社を辞めたい。」のだなと感じた。
すぐに時間をとって卒業以来久しぶりにじっくりと話した(と言ってもランチを挟み1時間程度だが)。

「後輩が支店長になり、自分の仕事のミスもあり毎日が“ツライ“。子供もいるのにしっかりしなくてはいけないのだが・・・」

「モチベーションもなかなか上がらない…。」

まぁ、言ってみれば“愚痴”だ。
でもそのはけ口が同僚とは友達づきあいもないし、社交性があるタイプでもない。

すぐに辞めたいわけではないのだが、“なんだかモヤモヤしている”雰囲気だ。

「辞めるなら辞めてもいいが“とりあえず辞める“のは止めておけ。」
とアドバイス。

もし時間が合うのなら「TBC」(=豊橋ブレックファースト)へ参加すればいい。
全く異業種の立場が違った人たちとの交流が、彼の殻を破り人格が広がるらかと考えたからだ。

それでも強要はしない。
本人が“その気”になるのをしばらく待つしかない。

こんな時は「頑張れ」とは言ってはいけないという風なことを聞いたが、そんな一般論どうでもいい。
手法なんて気にしない。
moreスタイルでいけば「ネアカで頑張れ!」である。

人生にはいろいろある。
タイミングもある。
波もある。

それもすべて人生の“楽しみ”だと少しだけ思えるようになった。

彼にジブンをだぶらせながら、「成長はいつまでも必要だ」と感じた。










くもり~。
満席の窓口相談と夜は「パイプオルガンディナー勉強会」。
楽しみいっぱいに、ありがとうございます。