(2011年1月)Moook 4歳5ヶ月
今回はツイッターに書いた記事をこちらに転載します。
一回に140文字の制限があるので、9つの文章の合成となっています。
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(真夜中の野菜泥棒-1)
夜中3時頃、二階で寝てると『ゴソゴソ』と階下から微かな音が聞こえてきた。
何だろう? 気になって耳を澄ますと、
『カサカサ。。カサカサ。。』と音は絶え間なく続く。
変だな? 音には敏感なシュナも母ちゃんの布団の中に潜ったまま、吼えない。
仕方ない見に行こうと起き出した。
(真夜中の野菜泥棒-2)
階段から真っ暗な1階へ向かって声をかける。
「そこにいるのは誰だ。泥棒か!我が家には金目の物は無いぞ!」と正直に叫んだ。
突然、出くわすと怖いからね(^^;)
そして、わざと足音を荒げて階段を下りた。
返答は無く暗い廊下は静まり返っていて、まだ『カサコソ」と音が聞こえる。
(真夜中の野菜泥棒-3)
暗い廊下をそっと進んだが人の気配は無い。
変だなあ。気のせいだったのかな?
ちょっと安心して電気のスイッチをパチリとつけた。
「ギャー!!、」足元に変な動物がいるじゃん。私は思わず悲鳴を上げてしまった。
そいつは買い物籠(バスケット)の中に首を突っ込んでいた。
(真夜中の野菜泥棒-4)
そいつは黒くて丸くて変な奴だった。
足で突っついて見たら、こちらを振り返ってニタリと笑った。。。。。。。。。。。。。
「何だ、Moookじゃないか?」そいつはうちのシュナだった。
バスケットの中を見ると、そこには食いちぎられて半分ほどになった白菜が入っていた。
(真夜中の野菜泥棒-5)
ビックリしたが、泥棒じゃなくて良かった。
「もっと食わせろ」と大暴れするシュナを抱えて寝室に戻った。
何しろ寒いから布団に入ろう。事情聴取は明日だ。
Moookは、母ちゃんの布団に潜ろうとしたが、怒った母ちゃんに蹴飛ばされてスゴスゴと父ちゃんの布団に潜ってきた。
(真夜中の野菜泥棒-6)
朝、事情聴取が始まった。
証拠品はこれだ。
大きな白菜が半分になってしまっている。
しかしまあ、よく食べたなあ。
(真夜中の野菜泥棒-7)
犯人は「僕が怪しい音を聞いて見に行ったら、すでに白菜は殺されていました」と見え透いた供述をしている。
「素直に吐け!」と問い詰めたら
「普通、こういう場面ではカツ丼を貰ってから白状するけど?」
などと生意気な事を言ってる。
(真夜中の野菜泥棒-8)
と言う訳で、Moookは近く、ワンコ裁判員裁判にかけられます。
ワンコ裁判員の方には後日、DMで通知が行きますからよろしくお願い申し上げます。
終わり。(^^;)
(後日談)あの白菜は、前日に夕方の散歩が終わって、Moookが玄関に居る時に、近所の奥さんから「これ、食べて下さい」と渡された物です。そういえば、あの時 Moookは喜んで尻尾を振っていた。
きっと自分が貰ったと勘違いしたのでしょう。この点は情状酌量の余地がありそうです。甘い父ちゃんの弁護でした。