見出し画像

moon

通勤読書 321

「世界地図の下書き」朝井リョウ

これまで読んだ朝井リョウとはひと味違う。

虐待を受ける子ども、愛してほしい子ども。
夢も希望も捨てなければならない子ども。
虐められる子ども。

だけれども、別の道に別の場所に
生きる光を見つけようとする。
「逃げる」とか「生きる場所を変える」という選択肢は
これができなければ終わり、
とか、ここでしか生きていけないとか
思いがちな追いつめられた人に与えられるものなのだと
気付かされる。

このことを知っていれば、
きっともっと多くの子どもたちが
今も生きていたのではないかと思ってしまう。
また、知っていれば、
別の生き方をした多くの人がいたのではないかと思う。
私も、しかり。

「願いとばし」、私もやってみたい。
どんな願い事をしようか・・・

主人公の太輔(たいすけ)っていい名前。
これは亡くなった両親からの贈り物だからね。
大切に。

考えさせられる、いい作品だった。

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

blogram投票ボタン

 

世界地図の下書き

朝井リョウ
集英社

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「読み物2014年」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事