
何でも、スーパー銭湯という公衆浴場に行ったときにおばさんがこんなことをのたまってたらしいです。
近頃の女子高生は怖いわね~
実の親で毒の実験をするなんて信じられないわ
何でしたっけ?あの毒は。
えーと、確か・・・タ・・・タ・・・タ・・・
タウリン!
そう、タウリンよ
怖いわねー
私達も娘にタウリンを飲まされないように気をつけないと(二人笑)
そう言う二人が飲んでいたのは
リポD(タウリン1000mg配合)
だったそうな(笑)
ところで、実際の事件で使われたのはタウリンではなくタリウムです。
このタリウムという金属は、イオン半径がカリウムのイオン半径に近いため、
摂取すると体内に存在するカリウムイオンと置き換わってしまうという性質
を持っています。
そして当のカリウムは、人の体の中で色々な役割を担っていたりするものだ
から、タリウムを摂取するとその濃度に従って、
そりゃもう色々な種類の悪影響が現れます。
んで、今回の女子高生がやったことから推測するに、
徐々にタリウム濃度を上げて色々な症状を見ていたんだと思います。
それは物質をmg単位で制御する必要がありますし、
一旦摂取したタリウムが体から排出される半減期を計算に入れなければなら
ないので、いかに計画的に母親を実験に使ったかがうかがい知れます。
(何も考えずに与えたら、すぐに致死量を越えてしまいます)
そういう意味では女子高生に殺意が無かったと言えるかもしれませんが、
現在意識不明な母親は意識を回復する可能性は低いですし、
よしんば回復したとしても日常生活を行うことは不可能でしょう。
・・・この女子高生と、
先日同級生を刺し殺したきち○い高校生を同じ独房に入れて、
生き残った方を死刑にするとか・・・だめ?
もうね、
き○がいさんを「更生する」と称して擁護する社会
にはうんざりな今日この頃です。