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星月夜に逢えたら

[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

『野田版 愛陀姫』とアイーダの絵本

2008-08-09 | 演劇・ダンス・映画・音楽・古典・TV

お江戸へは8月後半と決めていたのだけれど、来週ちょっと歌舞伎座へ。
『野田版 愛陀姫』だけ観て帰ります。
家人といっしょなのでフットワークの方向がいつもと違うんであります。

そこで。
ネタバレ大キライな私ですが、これは元ネタであるオペラ「アイーダ」
を知らないと面白さが半減するに違いない!
と、図書館でオペラのビデオを借りました。けど、見る時間が持てないまま返却。
しかたないので、つぎに借りたのがこの絵本。
高樹のぶ子さんが監修をされているというのが安心材料でした。

STUDIO CELLO オペラシリーズ1『ヴェルディ作 アイーダ』
監修・高樹のぶ子  文・川村玲子  絵・三好貴子



アイーダ(STUDIO CELLO オペラシリーズ)

読み始めてすぐに思ったのは、絵を眺めながら歌を読んでいるという感じ。
言葉がスッと入ってきて、ここちよく読めて、感情移入もできる。
予期せぬ最後に、エエ~ッでした。
しかも全部読み終わるのに、ゆっ~くりゆっ~くり味わいながら読んだとしても
通勤電車片道分。スバラシイ!!

舞台を観たことある人がこの本を読んだら、どんな印象なんでしょうかね。

監修の高樹のぶ子さんの言葉を抜粋してご紹介します。
「オペラは音楽であると同時に物語です。
・・・・・・・・(中略)・・・・・・・・
そしてそのどれもが、人間の本質を突いているので繰り返し演じられてきたわけ
です。
劇場へ足を運ぶ前に、まずこれらの物語を絵本でたどり、
オペラが描こうとした人間の永遠の本質について知っておくことは、
オペラを何倍も楽しむ秘訣だと思います。」


ごめんなさい・・・。
これを読んで観に行く舞台は『野田版 愛陀姫』なんですぅぅぅぅぅ。
かつて『ニーベルングの指環』を下敷きに『白夜の女騎士(びゃくやのワルキュー
レ)』を書いた野田さんが、今回はどんな歌舞伎に書き換えて見せてくださるのか、
ちょっと確かめにお江戸にまいります。


八月納涼大歌舞伎で『野田版 愛陀姫』(このブログ内の関連記事)

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