緑がまぶしい5月の六甲山。
日曜日、住吉道のせせらぎコースを通り、本庄橋から雨が辻を経由して住吉道
に戻るという、頂上を目指さない山歩きを楽しんできました。
池や川の周辺にはシオカラトンボやイトトンボが飛んでいて、ついでにケムシ
君もたくさんいて(笑)、3週間前とは確実に季節が変わっていました。
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「輝く湖水」「すみれの谷」「恋人たちの小径」とロマンチックな名前を風景
につけたのは赤毛のアンですが、山歩きをしていると誰だって、そこらじゅう
に名前をつけたくなるものなんですね。
たとえば、「ウサギの寝床」「ネコヤナギの原」「デッドチェリーポイント」
というふうに。ロマンチック度が足りないのは無視するとして、こんな名前の
場所、地図を開いても載ってません(笑)。
「ウサギの寝床」と私たちが勝手に名づけた場所は雑木林の管理上の問題なの
でしょう、いつのまにか樹木が伐採され、草ボウボウの原っぱのようになって
しまいました。以前はこんもりした薄暗い林の中で、ウサギたちが優雅に跳ね
回る姿が見られたのですが。
では、そのウサギたちはどこに引っ越したのか?
このところ毎冬、雪が降ると同じ場所に特徴のある足跡を見つけるので、おお
よその見当はついてるんですけどね♪♪
あれから六甲、なかなか都合がつかず全然行けてないです…。
今こそ、美しい六甲の自然を堪能しに行くべきですよね。
…にしても、「デッドチェリーポイント」って。
どんなとこなんだろ、気になりますよ~~(笑)。
今はほんとに緑がきれいで、山歩きには心地よい季節です。
(でも、一番面白くて好きなのは冬なんですけどね。)
デッドチェリーポイントはね、住吉道から西おたふく山に向かう途中、「学習の森」の看板を右に折れて少し行ったところ。
そこには以前、枯れた桜の大木があったんですよ。その木を中心にグループが休憩したり、集まったりするのによさそうな場所。
私たちがそこを通るようになって数年たったある日、桜の木が伐採され、カットされた木がドーンと積まれてたのを見た時はショックだった~。
それから数年・・・今はそこに草が生い茂り、昔そこに桜の大木があった形跡すらないんです。
それでもやっぱり、その場所のことを「デッドチェリーポイント」って呼びたくて、今も勝手にその名前で呼んでます。
木がなくなったり、川筋が変わったり、いつも見ていた蝶を見なくなったり。あんな小さな山だけど、それなりに変化があるものなんですねえ。
・・・以上、おばちゃまの昔話でした(笑)。