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ふぅん

闇閃閑閊 ≡ アノニモス ≒ 楓嵐-風

seit 1933

2010-07-04 15:51:50 | 日々随想
ごめんね 連絡しないで
おめでとうって 言ってあげられなくて
1年以上も 会いに帰らなくて





僕自身も よく分からないんだ
そんなに遠いわけでもないのに
なんだか 帰省を躊躇ってるんだ


いつまでも 二人が 元気だと
そんなふうに 思ってるのかも
それが間違いであることは 分かっていながら


学生時代に 尊敬してる人は? って聞かれて
僕は 迷わずに あなただと答えた
すると 「父親を尊敬する奴は出世しない」って 笑われた


うん 出世してないや


でも それは 
あなたを尊敬しているのとは 関係なく
僕が 怠けているだけのことなんだ


それに 出世するために
音を聴いてるワケじゃないし


あなたは 今の僕の年の頃
何を考えていたのかな
僕は 今のあなたの年になった時
何を考えるのかな


今日で 77歳だね
おめでとう! と
その百倍の ありがと!


やっぱり 電話くらいしようかな・・・


背番号22

2010-07-02 19:04:40 | 日々随想
最近 僕は その人のことを
「師匠」 と呼んでいる
表のブログを始めて 最初に出会った
インターネットの中の チングだった


僕らが 現実の世界で 初めて会ったのは
06年のソウル 
一緒に射撃場で撃ちまくって
彼女は 素晴らしい射撃力を持っていて


だから 当時は ゴルゴと呼んでいた





彼女は ヤクルトファンで
メールアドレスには 22という数字が入っていて
その理由が 最近のブログで ようやく分かったんだ


高津臣吾投手


ヤクルトから アメリカ 韓国
そして 今年は台湾へ渡り
前期の胴上げ投手になって


彼女は ブログの中で エールを贈っていた
「いつまでもこの背中を見ていたい
 あなたのファンでよかった
 これからもがんばってください ありがとう」


背番号22は 今でも
「ただ野球がしたかっただけ」という


僕は 22にも
そして 彼のファンであった 彼女のブログにも
大きく感動してしまった


運動選手も 音楽家も
あるいは すべての職種でも 同じなのかも知れないけれど
活躍できる旬というものがある


それは 旬の前では あまりに眩しくて
旬を過ぎれば あまりに残酷で


でもね 


演奏家になりたくて 音楽している人と
音楽がしたくて 演奏家になった人では
聞こえてくる演奏は ぜんぜん 別のものなんだ


野球選手になりたくて 野球をやっている人と
野球がやりたくて 野球選手になった人と
その迫力は やっぱり違うんだと思う


22にも 彼女にも
おめでと! そして ありがと!
そう伝えたい


僕は 調律師に憧れたことはなかった
調律をやってから 調律をやっていきたいと思った
でも 時々 迷うこともあるんだ


ただ やりたいから やり続ける その背中
そして その背中を ちゃんと見守っている魂
そんなヒタムキなエネルギーに 元気をもらったんだ


「師匠」も 試験が一段落したらしいから
忙しくなる前に 遅すぎる忘年会と新年会という名の宴会を企画して
御礼を伝えなきゃ!









高い重心

2010-07-01 23:59:59 | 日々随想
自分の変化なんて
自分では 気づきにくいもの


素直な意見をしてくれる人が
まるで 鏡のように
僕の変化を教えてくれる


ふうん





髪が伸びたね
顔が黒くなったね
少し痩せたね


ふうん
そうなのかな
自分では その程度の自覚しかない


でも 週に一度程度しか会わない
サッカーや フットサルの仲間が 言うのだから
数ヶ月ぶりに会う人は もっと大きな変化に映るのだろう


外見より もっと厚着をしている
性格なんかも
きっと いろいろ変化しているんだろうな


調べ物があって
自分の過去のブログを読んでいたら
なんだか 別人のようだった


僕は 変化する部分と しない部分が
極端だから 自分でも疲れる
どれが本当の自分なのか 自分でも分からなくなる


でも そんなコトを
こうして 考えていられるうちは
まだ 健康なんだろうな かろうじて


僕のまわりには
辛らつで 率直な
鏡のような人がいてくれる


だから ありがたいんだ

青い最小公倍数

2010-06-30 22:53:02 | 日々随想
勝って 感動したことは
いくつもある
でも 負けても感動できるなんて





悔しさも 悲しさも
こんなに鮮やかな 
日本代表の試合があったろうか


負けてなお
こんなに 共鳴できる
日本代表の試合があったろうか


ひとつになっていたんだ


彼等は 彼等の中で
それを見守る 人々の中で
確かに ひとつになっていたんだ


だから 初めて
選手と同じくらい 悔しくて 悲しくて
そして 素晴らしかったんだ


負けたことが 原因じゃないんだ
幾つもの デコボコな魂が ひとつになって
最後まで 挑戦してくれたことなんだ


W杯は うまいチームを決める大会じゃなくて
強いチームを証明する大会じゃなくて
ひとつになったチームが 輝く大会なんだ


一人一人 孤独を燃べて
自分の限界と向き合った選手が
短い期間で ひとつになれるなんて・・・


この国が 誇れるものは
いつだって 個々の能力でなくて
才能が ひとつになれうる瞬間だった


だから 負けても
拍手を 惜しまなかったんだと思う
涙を 共流できたんだと思う


この国のメンタリティーは
つくづく サッカーには向いていないと思う
だからこそ この大会は心に深く刻まれたんだと思う


失意と諦観のプレリュードは
いつしか 夢と希望のシンフォニーに膨らんだ
でも 言葉としての結果は ミラクルの限界


それでも 感動してしまったのは
勝利よりも 類稀な
最小公倍数の 魂の共鳴だったから


最大公約数の 美しいテクニックの羅列よりも
それは 難しくて 貴重だから
きっと 僕は この大会を忘れられないと思う


惨敗ブルーなんて言って ごめんね
確かに 侍ブルーだったよ
ため息が出るくらい ありがとを伝えたい



直立不動 

2010-06-28 23:01:10 | 日々随想
一人暮らしなのに
僕の台所には
たくさんの歯ブラシがある


韓国に行く度に
コンビニで歯ブラシを買って
それを そのまま 持ち帰って


ふうん





でも 1本だけ 
僕が使ったことのない歯ブラシがある
日本のコンビニで買った 歯ブラシ


捨てないで そのままにしてあるのは
きっと また いつか
その歯ブラシが 必要になるから


ふうん





ミラクルにあやかって

2010-06-26 06:22:08 | 日々随想
さあ 今日は試合だ!
曇りで 無風は
サッカーにとって 絶好な日和!


朝から ハイテンションだ!





浜松で ピアノ造りの修行へ行っていた頃
僕は 毎朝 寮母さんの飼犬 メリーと
四つ池公園まで ランニングをしていた


寮で知り合った 7歳くらい年上のケンさんは
日体大出身で それはそれは マッチョだった
僕は 筋肉の仕組みとトレーニングを 彼から教わった


浜田省吾ファンで 仲良くなった 寮友 ベーちゃんと
一緒に ロッキーのテーマを流しながら
腕立てやら 腹筋に いそしんだ


今思うと とっても オバカなんだけれど


ケンさんは 浜松で電気屋の社長になったハズ
ベーちゃんは 独立して掛川で 菓子屋を開いている
そして僕も それぞれの修行の延長で 仕事をしている


あの頃 苦しみながら 汗をかくと
なんだか 絶対に報われると信じていたんだ
だから ロッキーになりきって 二人で歯を食いしばっていた


青春なんて オバカなほど ほほえましい


もっと 年をとって
サッカーに夢中になっている 今の自分を回顧する時
やっぱり あの頃は オバカだったと思うんだろうな・・・


でも いいや


今じゃ どんなに頑張っても 無駄な領域を知っている
汗をかいても 苦しんでも 報われない領域を知っている
でも 諦めない価値も知ってるんだ


よーし! 走りまくるぞー!

拡がった三角形

2010-06-25 20:41:52 | 日々随想
24才から25才へ
その年 Jリーグが出来た
その年 僕は独立した


ふうん





社会人リーグの決勝でさえ
アカシヤサンマが 電車の吊広告で
観客動員を 呼びかけていた時代


日本で サッカーは
まだ マイナーだった時代


Jリーグが出来て
テレビで ヴェルディの試合を見た時
スタジアムには 大勢の観客がいて


どこから こんなサクラ
集めてきたんだろ・・・
それくらい 衝撃的だった


僕が 高校時代にサッカーをやっていた頃
W杯は 日本には無関係で
深夜のラジヲで 中継を こそこそ 聞くものだった


あれから 17年


僕は 再び グランドでボールを追いかけて
さいたまスタジアムに 絶叫しに行き
日本は W杯に出場できる国になった


そして 予選リーグ突破


ひとことで言えば
嬉し過ぎて 
信じられないんだ


広い広い底辺は
高い高い頂点を築く


音楽でも スポーツでも
アマチュアを含めて
広い底辺は 高い頂点を 築くもの


おめでと ニッポン!
おめでと 日本の三角形の面積達!


さ 明日は練習試合!
僕も最下層な 面積の一人として
チームに貢献できるよう 走りまくるぞ!






発汗の時

2010-06-24 23:58:32 | 日々随想
ジムに行った
フットサルを 1.5時間
ランニングを 1時間


2リットル以上も 水分を摂ったのに
体重が 1.5キロも減っていた
毎日 このメニューで 1日1キロ減量できれば
僕は 二ヶ月で体重がなくなってしまう


ふうん





フットサルは ダッシュの連続
ランニングは 持久力との勝負
それぞれ 使ってる筋肉は異なるらしい


瞬発力は 速筋
持久力は 遅筋
今夜は両方 大活躍


音楽の縦と横を 聴いてる時
僕は このふたつの筋肉を思い出す
音と時間と 綺麗にからまってゆく


少しずつ 走れるようになってきた
今年は ケガが少ないから
体力も上を向いている


そろそろ 筋トレを始めなきゃ
元気なうちに
いろいろ 鍛えておかなきゃ


5時の方向から
洗濯機の夜想曲

オジンオ ポックム

2010-06-23 22:45:24 | 日々随想
先日 飲み会で イカを食べた
うまかった
だから 作ってみた


ふうん





生の するめイカを 三杯買ってきた
一杯は 刺身で
二杯は ワタと一緒に炒めて


うん 美味かった


僕は おいしい料理に出会うと
なんだか 挑戦したくなるんだ
味と素材だけで 空想して 調理して


うまくいかなかったら
初めて 作り方を 知ろうと思うんだけれど
イカの ワタ炒めくらいは まあ ね


僕が 教えてもらった 調理法は
うーん パウンドケーキくらいかな
あとは いつだって 適当


だから 揚げ出し豆腐を作ろうと思って
甚だしい勘違いの結果
火事になりかけたことさえある


レバーの血抜きも
甚だしい勘違いの結果
死に掛けたことさえある


でも こりない


昔の人は
いろいろ 挑戦して
今の おいしい料理に 辿り着いたんだろうな


結果だけじゃないんだ
同じように失敗する経験が
たくさんのコトを 教えてくれるんだ


そのために 一番 重要なことは
僕のように 味覚には
オイシイ か 凄くオイシイ しか存在しないことなんだけどね


僕は 今までに
ほとんど マズいものを
食べた記憶がない

 


何もできないけれど

2010-06-22 21:15:08 | 日々随想
特攻隊で 散っていった
本当の祖父は カミカゼだった
そこから 姉弟の旅が始まる


そんな物語 「永遠の0」





夏が来るたびに 
この国は 戦争について
ほんの少しだけ 声が大きくなる


まるで ひとつの旬のように


現在進行形の人は
いつだって 現実の全体なんか 分からない
いつだって 次の瞬間すら 分からない


でも 振り返れば
歴史という名前をつけた 過去を眺める時
大きなエリアの 大きな時間を 凝縮してしまう


だから 何も 学べないんだ


戦争は 絶対に なくならない
平和すら デコボコに享受してしまう人間に
戦争は なくすことはできないんだ


ただ 戦争を起こさない努力は 出来ると思う
というより しなければならないと思う
その緊張が含まれて 初めて 本当の平和の密度になるような気がする


僕は この本から 
あらためて ふたつのことを 銘記した


戦争を指揮する 
愚かな 首脳部


そして 現場の中でも
命を捧げても 惜しくないという人が
存在している ということ


その ふたつの両極へ
少しだけでも 思いを馳せる時
平和の密度が 少し キュっと高まった


キナ臭い半島の隣で
この夏は 少し
いろいろ 見つめなおそうと思った