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マネーの虎

お金に関するいろいろを投稿していきます。

借金により色々な物を捨てました

2015-01-22 | 借金生活
何も知らない元気な若い頃、借金を題材とした小説や漫画を読み、借金生活なんて単に節約をして生活をすればいいだけなのだから、簡単だよ、と思っていたのですが実際に借金を背負った時、その辛さを実感しました。
借金を背負い、プライド、世間体、恥、色々な物を捨てました。
借金を返済するためにはお金と節約が必要、その二つを手に入れるためには世間体やプライドを捨てなければなりませんでした。
美容院で髪を切ったり、綺麗な服装を着るためにはお金が必要ですが借金を抱えているために外見に回すお金がなく、外見を着飾れないために自尊心が無くなってしまいました。
服はぼろぼろなのが当たり前であり、靴下が擦り切れているよ、と他人に指摘されても新しい靴下は買えませんでした。
靴下に穴が空くのですが、何度も縫って履いていました。
既に靴下とはいえない外見になった頃にやっと捨てるのです。
借金生活のためにとにかくお金に集中し、ふと周囲を見回してみるとみんなとても余裕のあふれた生活をしており、俄然としてしまいました。
お金、精神、将来など全てに余裕を持っているのです。
借金を背負ってしまったことで、人間らしさまで捨ててしまったなと思っています。

普段の暮らし方まで変わっちゃう借金の怖さ

2015-01-22 | 借金返済
私が最初借金をしたのは、会社勤めも始めて、それ以上を望まなければ、そこまで金銭の必要に迫られてもいない時でした。
ですが、当時付き合っていた人がだんだん出世してきたので、彼の暮らし向きがどんどん変わってゆき、それにつれて自分がどんどん釣り合わない人間になってしまうのではないかという強迫観念から始めたと記憶しています。
だから、即日借入OKが出て、10万がキャッシュディスペンサーから出てきた時は、怖ろしさも忘れて喜んで買い物に向かいました。今思うと、彼との付き合いも含めて、本当にやめておけばよかったと思っています。
今度は借入が満額になり、それが利用できなくなると、もうひとつの消費者金融から借入を始めました。
今度は彼が私に独立心を求めていることを気にかけて、なんとか実家を離れて一人で暮らし始めようとしたためです。
敷金・礼金・数か月分の家賃を含めて、50万近くの現金が必要となりました。
不動産屋への支払いの後で親の大反対に遭い、キャンセルに向かうも、返金はできないとのこと。
数年後には悲しい別れをして、私の手元には何も残りませんでした。
彼との結婚成就を夢見て頑張っていた日々には、前だけ見てひたすらがむしゃらな行動をとっていたと思います。愚かでした。
いざ気付けば、怖ろしい借金の山。
返済に対して身も心もあくせくする毎日が始まりました。
酷い時には、季節ごとの飲み会、同期のお祝い事、私服のオシャレ、却ってそういうもので出費のかさむ職場環境に堪えられなくなって転職を繰り返しました。東京の職場では、とにかく、ひっそりお金をつくって、早く返済したいという希望が叶わないので、東京を脱出しました。
電気も、街灯のあかりを外から入れて、雪国なのに暖房もつけずに過ごしていました。
現在でも生活苦がありますが、今度こそ脱却したいと考えています。うまくいかせられればいいなと、切に思っています。