いまさらだが、「する」という言葉のなかに、
「しなければならない」とか「することができる」とか
「しなくともよい」という意味があるのだろうか。
素直に考えれば、「する」という意味しかない、
と僕は思う。
が、世の中には僕のように考えない人がいるわけで、
「必ずしなければならないわけではない」というような
意味にとらえる変わった人もいるようなのだ。
で、
彼らはついでに「任命する」という言葉の中に
「任命権」とか「任命権者」という意味を探し出し、
「任命する権」があるのだから、「任命しない権」も
あるはずだ、とこじつける。
もしも、その権が総理大臣に「ある」とするならば、
法律は「総理大臣が任命権者として任命する」
と書かなくては正確ではない、のであろう。
学術会議の会員を選ぶのは学術会議側であり、
総理大臣ではない。
まして、学術会議は政権から独立した機関である。
その独立した機関にチャチャを入れるのは、越権行為ではないのか。
他国に干渉するのと同じ事のように思える。
どうしてこんなことをしたのかは、はっきりしている。
官房副長官が「こいつらまずいですぜ、切りましょう。」
と、菅と官房長官とグルになって「共謀」し、
6人が外された、ということであろう。
・・・ということは。
官邸のこいつらには、「共謀罪」が適用されるわけだ。
こいつらを野放しにしておいては、国がおかしくなるわけで、
はやいとこ、とっちめないといけない、と僕はおもう。