その昔・・・
だったら、僕は「非国民」だったろう。
なぜなら、僕は野球に興味は無く、
なぜ、あんなに盛り上がるのか分からない。
というか、ちょっぴり気味悪さも感じてしまう。
それでも、
大谷はすごい選手だと思うし、世界一にふさわしい
とも思う。
けれど、あの最後の場面でグローブと帽子を投げ捨てたのは、
違和感を感じてしまった。
盛り上がった最高の興奮と緊張のせいで、
投げ捨てた、のかも知れないとも、思う。
でも、大谷はグラウンドの小さなゴミも拾うほどの選手で
それが好感をもって報道されたこともあった。
選手にとっては商売道具と思われるグローブを、
投げ捨てる、という行為は
僕には不思議な感じがした。
そして、
大谷に抱きついたヌートバーは帽子をかぶり、グローブもしたままだった。
僕は、ヌートバーのほうに好感を持ってしまったのである。
WBCだから、爆発するような興奮と感激があって当然
なのかもしれないけれど、
なんか、大谷のイメージが変わってしまったような、
そんな「非国民」の感じである。
