いい葬式

2009-07-26 | 介護日記

私たちが用意したお花以外に、皆さんが持って来てくれたり贈ってくれたお花でいつもの部屋がとてもいい雰囲気になった。

母の兄弟姉妹も全員集まり出棺の時間も迫ったころ、従妹の伴奏で「カチューシャ」と「ふるさと」の大合唱が始まったのにはたまげた…そして感動した。だって平均年齢75才がしっかりハモってのフルコーラスなんだもの!

ヒマワリ、バラ、トルコ桔梗、カーネーション、百合、カスミソウ、蘭など色とりどりの花に包まれて柩の中の母はまるで(歳をとった)オフェーリアみたいだったし。

祭壇(?)はバーバリーのシーツで囲ったテーブルで、お線香の一本もあげず、遺影はケイタイで撮った、でん六豆を食べているオバアチャンのスナップ写真という変テコな葬式なのに葬儀社の担当者の方のさりげないサポートとアドバイスで最後までつつがなく執り行うことが出来た。

皆さん、本当にありがとうございました。
この3ヶ月私を支えてくれたケアマネさん、ヘルパーさん、母の知人のスズキさん、皆さんが居なかったら私はたったの2、3ヶ月も持ちこたえることは出来なかったでしょう。

何回も納得いくまで説明して下さった市立病院のドクター、窮地に陥った私達親子の援護射撃をしてくれたソーシャルワーカーさん達、たった3週間で母の鼻の辱創を治してくださったS病院のスタッフの皆さん。仕事として私達親子に関わって下さっただけかも知れないけど、誠実に対応して頂けて、どれほど嬉しかったことか。

それからバカ猫たちの面倒をみてくれてるご近所さん、夫も娘も!
みんなみんな本当にありがとう。
一生の間にこんなに「ありがとう」と感じることは無いのじゃないかと思うくらいだ。

朝から土砂降りだった雨も出棺の時にはピタッと止み、お骨になって家に戻って来るまでは見事な青空が覗いた。
お天道様にもありがとうを!

それから、オカアチャンありがとう!
私達この3ヶ月よく闘ったよね。もう頑張らなくてもいいんだよね。
ゆっくり休もうね。


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1 コメント

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Unknown (みっこ)
2009-07-30 21:11:28
時々読ませていただきましたが、とてもコメント書けませんでした。
どう言っていいのか分からないけど、良く頑張りましたね。
お母さまも嬉しかったと思いますよ。
ご冥福をお祈りします。
今は未だ気が張ってるけど、だんだん寂しくなるから体調にも気をつけてね。
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