醒ヶ井：梅花藻の町

台風後の急流で花を閉じがちな梅花藻






ラファエロ前派の代表作、ミレー『オフェーリア』。


実際に２度ほど観た時、
うっそうとした緑の中の清流に浮いたオフェーリアの
肌の透明感・衣裳・森の細密描写にも息を呑みましたが、
寄り添うように咲く、小さな白い花を持つ藻に、
強く惹かれていました。



その花が、梅花藻。





伊吹山を歩いた日の帰路、
梅花藻が咲く街、昔の中山道醒ヶ井宿、
醒ヶ井に立ち寄りました。






最盛期には、遅かったのですがそれでも
まだ、ちいさな花を観ることが出来ました。





そして、期待以上だった地蔵川の透明度と
周囲の趣のある町並み。。。





明治の尋常高等小学校玄関前を行く、
矢来車（日本製籐製乳母車）を押す女性。





ヴォーリスの設計した旧醒ヶ井郵便局。





昔の商家の建物で、名水仕込のヤマキ醤油店が今も営業しています。








駅前のこのお店には、次回はぜひ入ってみたい。


でも、「注文の多い料理店」みたいな危機感もやや感じるから、
醒ヶ井養鱒場で鱒をいただくほうがいいかな。。。









陽が落ち始めて、後ろ髪を引かれながら
再訪したい街を後にしました。

伊吹山 Ⅱ：花々

季節の変わり目でも、
台風の後でも、
さすがは
植物天然記念物に指定されている
伊吹山頂草原植物群落。


歩きながら撮った写真は気がつくと結構な量に。。。


しろーとのことゆえ、似た品種とまちがったり・・・
不正確この上ないかもしれませんが、
帰宅後、画像に植物名を入れてみました。
（こういう作業が、また楽しい。）


少し拡大出来ますので、覗いてみてください。


あなたは、どの花がお好き












私は下から、二番目の右端・・・ うそです。

初秋の気配：伊吹山

９／８

少し遠出をして県境にある
伊吹山 を歩いてきました。



周辺が琵琶湖国定公園に指定されている伊吹山は
標高１,３７７ｍ。滋賀県最高峰。
愛知県を訪ねる時、高速を走りながら眺める山です。







右：今回の同行者、以前皮革工芸を教えてくれたＨさん。


日本百名山や新・花の百名山 に選定されているし、
一度は来てみたかった♪









伊吹山ドライブウェイで頂上駐車場まで行き
歩き始めてまず気がついたは、とてもなだらかな道と風景。
そして、
夏の頂上のお花畑を見るには遅すぎたらしいし
秋のお花を見るにはまだ早かったらしいということ。


でも台風の後の青空と秋を感じさせる風が
歩いていて心地よく、トレッキングが楽しめました。








頂上で、写真を撮り合ったすてきなファミリーも
この日のいい想い出になりそう。


歩き出した時、くつろいでいる脇を通ったので
あまりにも美しい景色に
右の若いお父さんに
「写真撮っていいですか？」
「ブログにのせていいですか？」と尋ねると、
そのたびに、奥様やおとうさまに眼で相談してから
静かに会釈で、了承をあらわしてくれました。


顔立ちの整ったちいさな男の子は今日の伊吹山のように
しずかで穏やかな、明るいひとに育つのだろうナ。。。

　

山頂の美味！

伊吹山に登った方はご存知かと思いますが、
頂上にお土産やさんなど、幾つかあり、
ちょっとがっかりします。




「こっそり、トイレぐらいならともかく・・・」

「なーんかねー。」




と、批判的なわたしたち。




店先の・・・これ を・・・見るまでは。









ごくっ。









数分後には、お味噌をつけた
きゅうりに、かぶりついていました。



ん～～～




意外に、食べる人が少ないのが不思議。
どんな方が運んできてくれているのか？
山の上で食べる新鮮で冷たい野菜、サイコーでした。