Polepole Life new

びわ湖の湖南に在住。
亡きA.コッカーNOIRと山歩きを愛すシニアライフを綴ります。

望郷の湯

2007-05-17 20:53:02 | 風景・場所





   

長野県木島平村にある 馬曲温泉 望郷の湯 に行って来ました。 

此処は
お天気がいい日には、北アルプスまで一望できる
・・・という絶景の露天風呂です。

この展望、秋の紅葉・冬の雪景色・・・
見たい。。。




    最初、偶然見かけた此処を写した旅行雑誌の写真に強く
   魅かれたのですが住所を見てびっくり。
   木島平村は、実父の妹であるおば家族が長く暮らした他
   今でも、私にとって縁の深い土地です。
   ゴールデンウィークの混雑をやり過ごし、さっそく出かけたのでした。

    お湯は、無色透明のアルカリ泉
   癖がなくお肌がスルスルになります。
   男女別で、外部の視線からも遮断されていて、のびのびできました。

    それにしても、『カメラ持込』ってルール違反。すごいでしょ?
   実は「だれも居ないうちに。」と思って早朝6:00からの朝風呂です。
   ところが、先客がお一人。
   「あのー。風景だけ撮りますので、カメラいいでしょうか?」
   と、尋ねるとなんとこの方がオーナーさんで、ブログにUPの
   許可までいただいた上、いろいろお話していただけました。

    『望郷の湯』は、もともとはこの辺りによく見られる棚田でしたが
   若い人が村を後にして過疎化が始まった時、その方が率先して
   村興しのために温泉を作ったそうです。
 
    当初台所の床下にでた源泉は、手前で別の汲み上げ口を
   掘り下げ、谷を流れれる馬曲川の水力を利用して、
   山懐まで汲み上げられています。

    名湯百選にも選ばれ、一時は混雑していましたが、最近になって
   ようやく、ゆっくり露天を味わいたい人も楽しめる落ち着きを
   取り戻しつつあるようです。
   (とは言っても、東京・奈良・愛知・・・各地からの人と会いました)

 
   
 

    又、馬曲温泉公園へのドライブウィを飾る五月の山吹は、
   木島平の花歳時記の1つですが、ある一人の男性がこつこつと
   植えて世話をして育てたそうです。

    その方がお亡くなりになった時、
   「山吹が駄目になってしまうのでは。」と危惧されたそうですが、
   今も立派に山の緑の中で、花の色を輝かせています。   

    
 

    私は、わずかな滞在の間にも木島平村の人々が、
   村を大切に思って、暮らしていらっしゃることを
   折々に感じました。
    
   「冬の厳しさに耐えられて、
      村人との付き合いをいとわない人なら・・・」
   村人は、若い人の転入を歓迎しているそうです。

    宿泊した『梨の木荘』

    ところで、公園内の『鞍掛の茶屋』・『梨の木荘』などの名称は、
   源義仲が、梨の木の枝に馬の鞍をかけて休んだと伝えられていた
   《鞍掛の梨》からとったものだそうですが、この義仲の寺が私の
   暮らす大津にあります(義仲寺)。
   ますます、ご縁を感じてしまいました。
     
    平家の落人の村、暖かい温泉と人情の村をこれからも度々
   訪れたいと思います。

   
   


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする