正月の風物詩:(写真は一昨年)
元旦の朝、年賀状と一緒に毎年一枚の官製ハガキが
舞い込みます。差出人欄は「国重要無形民族文化財
伊勢太神楽講社○○○○」。
『お神楽、この町内 3日に参上』の予告です。
その朝は、だらだらしていると、笛の音が聞こえてきた時、
あわてることになるので、食事も身支度もさっと済ませて、
ゆったりとした気持ちで訪れを待ちます。
ご祝儀をはずむと二頭で長い間舞ってくれるそうですが、
うちの場合、残念ながら一頭であっという間に終り。
それでも、並んで記念撮影をしてくれたり、なかなか
サービス精神のある文化財さまなのです。
子供の頃(群馬)に、お獅子に頭を噛んでいただいた思い出
がありますが、その後は見かけませんでした。
うちの町内は古い土地で、外から入ったものには馴染み
づらいこともありますが、昔ながらの行事や風習が生活に
織り込まれていて、みんながそれを大切にしているところは、
年月を経ると共に私にもすこうしづつ、染みてきているかも
しれません。