今日は
どうしても書きたいコトがあった。
OSGの嬉しい勝利のあと、
レラカムイはアイシンに負けてしまった。
絶対に勝ちたかったであろう今日の試合。
選手のぼう然とベンチに座りこむ姿は
見るに耐えないものがあり、
特にジェイの姿には何の言葉も見つからなく。
(クラッシャーコーチのインタビュー中のジェイ)
それでもファンとの握手を促され
下を向きながら歩き出す選手達を
私は見ていられずに
開場を出ようと歩き出した時
コートサイドBの端っこの「車椅子席」にいた
小さな女の子とそのご家族(他に子供さんが二人)が、
帰る準備をしていた。
何となくお分かりかもしれないが
私はとってもおせっかいな性格で
ついつい
「これから、選手が握手しにこの辺りに回ってきますよ」と。
「え、そうなんですか?」
もうすでに結構並んでいて
いつものラインより少しオーバーしていたので
「こっちまで来てくれるよう、声をかけてみようね」と
私も一緒にそこで待つことに。
最初に来た大西選手に声をかけると
コチラの方まで来てくれた。
「好きな選手はいる?」と聞くと
「初めてなので、わからないんです」と。
「だったら、みんなの名前を呼ぼうか」
1人1人選手の名前を教えてあげ
一緒に名前を呼びながら差し出す小さな手を
車椅子からの、ウンと低いところの小さな手に
選手みんなが、立ち止まってハイタッチしてくれる。
みんな、低くて重なりずらいその手に数回タッチし、
タイラーも折茂さんも、とても優しく笑ってくれて。
ジェイが近くに来た時に「ジェイだよ」と教えると
「ジェイ」と呼ぶ声に
あの優しい澄んだ目で、にっこり微笑んでくれたジェイの表情が
ものすごく私のココロに残って。
最後に来た良太くんには
「良太くん、頑張ってね」って。
そしてそう言った女の子に、やっぱり良太くんも
何度もハイ(ロー)タッチを。
重い足取りの選手達が、
小さな女の子とのハイタッチで自然に見せたあの優しい顔は
その女の子にとって、
そこに偶然居ることが出来た私にとって、
そして選手達本人にとって、
何かを感じた瞬間だったのだと思う。
ジェイが通った辺りからグシュグシュし出した私は
良太くんが過ぎると早々に
「良かったね」と言って帰ってきました。
あの女の子が
またレラカムイの試合を観にきてくれたらいいのにな。
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