MOKA☆竜宮への道~森羅SOLOIST ver.~

音楽家MOKA☆のwandering days

映画館 in 睦月

2011-01-31 | Weblog
一月は映画館で
昨年タイミングを逸していた映画、もうすぐ上映終了の映画など数本観ました

「ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1」も今頃やっと観たけど
初めてハリポタ本を読んだとき入学したいなあってゾクゾクした魔法魔術学校から舞台が外へ移って、普通のサスペンスチックでなんかシリアスにダークになっちゃって、UKオカルトな雰囲気が感じられなくて。。私的にはPart2で溜飲を下げるコトに期待なカンジ

「シチリア!シチリア!~BAARIA~」
監督トルナトーレ&音楽モリコーネのコンビということで、どうしても大好きな“ニューシネマパラダイス”を基準に観てしまい,もっと感じたい~!って物足りなさが。。
でも、自分の名前を主人公に与えたトルナトーレが“50年に渡る人生の歴史は、子供が煙草を買いにいく時間に等しい”という自分史における時間概念を、あれだけ贅沢に描いたのはユニークに感じました。
一番感動なのは
監督と音楽家が認め合って、ずっとコンビを組み続けているその事実。
何作も重ねた中でしか生まれない信頼感と緊張感。
お互いをわかり合って,前作を越えようと監督と一緒のキモチで頑張ることができること、サントラ作家にとっては至福の歓びなのは実体験としてわかるから。

「チェブラーシカ」
10年以上前、ロシアアニメ映画祭のリバイバルで観たときからファン。どこか哀し気な空気感、表情、ロシアンミュージック・・奥が深い可愛らしさが好きで,キャラモノ持ってたけどその頃はチェブラーシカってマイナーで、サルとかクマとか聴かれてたっけ。
スノードーム欲しさにセット前売り券ゲットして観た映画、日本スタッフがスピリットを受け継いでオリジナルアニメに敬意をもって新作を制作されている姿勢、パペットアニメの手触り感は素晴らしいデス。
字幕版で、抑揚の無い冷めた低い声で“ダー”“ハラショー”“スパシーバ”ってささやくチェブラーシカがイイ。

「人生万歳!」
ウディ・アレン40作目の映画。狙いなのか独尊なのか、好き嫌いや評価が分かれるアレン作品、私はリバイバルも含め半分以上は映画館で観たと想うけど
Whatever Works(なんでもあり)な人生コメディの今作も、観賞後キモチがちょっとラクになりました

「ハイブリッド刑事」
深夜放送時代から“秘密結社 鷹の爪 ”シリーズの自由奔放さが好き。無料劇場上映ハイブリッドムービー企画自体スゴいって想います。ギャグオブラートで包んだ風刺、スピンオフ映画で効いてました。

「トロン:レガシー3D」
寝不足だったので、トリップな映像観てたら途中で本物の夢の世界に行っちゃって・・・ちゃんと観直したい。。


ちなみに昨年,映画館で観て好きだったのは
「コララインとボタンの魔女3D」「Dr. パルナサスの鏡」「ヒックとドラゴン3D」「トイストーリー3 3D」・・・なんか,偏ってるかも?・・・話題の「ソー シャル・ネットワーク」も12月に試写会で観たけど,そんなにイイって感じなかったし。。。
いずれにしても40本くらいしか映画館で観れなかったので,今年はもっと機会増やしたいデス。。。


ちなみにちなみに
去年のマイベスト映画は やっぱ
サントラを創らせていただいた
「おにいちゃんのハナビ」
(国本雅広・監督/高良健吾・谷村美月他)

イロイロな想いのこもった大好きな映画。
映画館で見逃してしまったかたは、2月25日にBlu-ray&DVDリリースされますのでご覧いただけましたら。。
http://dbeat.bandaivisual.co.jp/bambino/hanabi/

映画という2時間の発光体

2011-01-29 | Weblog
『映画という“2時間の発光体”が、
あなたの瞳に灯をともしますように。
わたしたちは、メガロポリスのシティシネマです。』

恵比寿ガーデンシネマ・・1994年10月8日オープンより17年間に240本あまりの映画を上映し続けたオサレなミニシアター
私もいろいろココロの旅をさせていただいたので
昨日で休館になってしまって、淋しいです。。

一連のウディアレン監督作品はほとんどここで観たし、
 “セントラル・ ステーション”“バスキア”“ロッタちゃん”“皇帝ペンギン”“テルミン”等々・・・名前の知らない監督と俳優陣の心に残る作品まで、幅広く鑑賞させていただきました。
映画の前後に写真美術館に行ったり、レンガ通りをお散歩したり、カフェでお茶したり、ガーデンプレイスタワーで夜景を見ながらお食事したり
落ち着いた映画館のロケーションを、あの空間ごと楽しんだ想い出。。


大作じゃなくても目立たなくても,世界中に存在する素晴らしいイロイロな映画をミニシアターで教えていただいたことで、感性の裏側も刺激されて来た私。
映画館っていう文化的スペース
状況キビシイとのニュース聴くと、好きな単館系映画と出逢える場所が少なくなってしまわないかシンパイ。。

映画館の暗闇に現実とは切り離されて
2時間あまり閉じ込められて
スクリーンの大きさで作品と対峙する時間って 私にはとっても貴重なので。


さよなら、恵比寿ガーデンシネマ
・・・閉館って書いてないのでいつかフッカツしてほしいって願いながら
ガーデンプレイスタワーからスパークリングワインで感謝乾杯


今でもたまにパラパラ観てる、2004年に買った“ミニシアター フライヤーコレクション”(ピエ・ブックス)
ファッション性の高い映画はフライヤーもお洒落キュート、食指が動きます

Let It Go, Let It Flow 

2011-01-21 | Weblog
最近 メールバックやブログアップが遅れ気味
ちゃんと地球時間にココロを合せていかなくては。。。(メールいただいていますかた、お返事に時間かかってゴメンナサイ)

週初めのコトですが、チケがあるとお声かけていただいた
“DAVE MASON JAPAN TOUR2011”at 中野サンプラザ
私はあの時代の音楽やスワンプロックにあんまり詳しくないので、伝説のギタリストと言われるデイヴ・メイスンにも疎かったのですが(スミマセン。。。)
或る出来事でウツウツしてて,ナマ音でスカッとしたいキブンだったので
ありがたく鑑賞させていただきました。

1階8列8番
っていう縁起の良い(?)席で、
ガッチリした体格にスキンヘッズが似合うロッカーの表情や息遣いを感じながら観たプロフェッショナルなライブ
現役バリバリ66歳パワフルな歌声とギターの美しい音色

18年ぶりのソロ来日コンサート、しかも初来日公演は34年前サンプラだったそうで
“初めて日本でプレイしたのはこの会場だったんだ。長い時間かかったけど、またこ こに戻って来れて嬉しいよ”
っていうMCの重み。
趣向が合う合わない・音楽的に好き嫌いとかを超えて
音楽家根性みたいなものを見せつけられたようで、想うことが多かったです。
“流れるままに”
ミュージシャンとして歳を重ね、自分の音楽を追い求め熟成されたのでしょう

昔の音楽を聴きたくなって、勧められたTRAFFICのLP(当時っぽい感じの音で聴けそうなので。。)借りました。DAVE MASON脱退後の作品とのことだけど・・・
時代の中で流行り廃りはあっても、音楽に新旧は無いと想うし
続けていくことの付加価値を 信じていたいし

アルブレヒト・デューラー賛

2011-01-20 | Weblog
ウサギつながりで、デューラーの“野兎”(1502年 水彩 グワッシュ)
手を伸ばしたらさっと逃げ出しそうな性格、ふわっとあたたかそうな触感、野生の匂いなど・・・描線からいろいろ感じられる、生きている絵。 
兎の瞳の中に,アトリエの窓が映り込んでいるという話もあって・・・目を凝らして観てもわからないけど、デューラーの描写力を表した逸話に感じます

先週、国立西洋美術館で鑑賞した
“アルブレヒト・デューラー版画・素描”展、ヨカッタです

一番好きだった「メレンコリア」(1514年 エングレーヴィング)
不思議なモチーフの多義的な象徴性
思考する人間の複合的な存在意義が示された世界の表現。


一枚の絵の中に細部にわたって描き込まれた物語性や神秘、一本一本の線に画家の技量とウイットを感じる繊細なタッチ。。。
“バッタのいる聖家族”(1495)以降、各作品に署名してある「A」の文字に「d」を入れ込むモノグラムを目で追いながら、157点を堪能。。
1471年5月21日ニュルンベルクに生まれたデューラーの天賦の才を目の当たりにし、感動していました

図録の解説にあった、デューラーが出版物で語っていたこと要約すると
“人間の力は、神の被造物に較べれば無力である
ただし,自然の写生を多く重ねることで,このような像で心が充たされている場合には話は別で、種子が播かれて成長しその種の実りをもたらすような、身に付いて習得された技術となっているのである。それで,密かに収集された心の宝は、作品と人の心の中で物の形で創られた新しき生命=被造物となって現れ出る”

私も神の被造物に較べれば無力と感じながら、自分の中に貯めたモノで作品創りをしているので
心の宝(schatz)ってすごくわかるなあって想ってしまったです

辛卯

2011-01-15 | Weblog
鳥獣戯画、雪ウサギ、バニーガール・・・いただいた年賀状はいろんなウサギイッパイ
アレンジしやすくPOPで、人に近い愛され動物なのねってあらためて想ったり。

部屋を見渡せば、やっぱウサギキャラはいて
幼少時から好きなナインチェ・プラウス~ふわふわうさこちゃん~は、今でも黙ってじっと向き合ってしまう。。。2011伊勢丹限定のウサギをだっこした旬なミッフィー(これってキティちゃんが子猫だっこしてるくらいスゴい図柄?)も、買っちゃいました

そういえば、ミッフィーのバッテンが(・ x ・)口じゃなくて
作者のディッ ク・ブルーナさんによると“鼻と口の両方”を表現している
∨ (←鼻?)
∧ (←口?)
って、タイムリーに話題になったりしてましたね。。


ニクキュウと耳がマルチストライプのパッケージとシンクロしているPaul Smith PARFUMラビット、
香水スペースにちょこんと飾ってあります


オマケでついてきたサイケなピョンちゃんトリオも
音楽楽しそうに奏でてて 捨てられずLPラックに



平成二十三年は辛卯歳
カノトウ・・字面からは、ツライウサギってイメージうけちゃいますが
「辛」は「金の弟」の意、卯は干支の四番目で草木が萌え茂るという意味、時刻は午前六時をさすことから「日の出」「出発」等、ことの始まりを表すとか。
なんかキラキラ夜明けな、いいカンジ

卯の智慧の素晴らしさ、飛び跳ねる行動の速さ、
“兎の巣三穴あり”の慎重さ、一年中発情している生命力旺盛さ(?)に肖って
ぴょんって2011を生きてみたい

5.14のSKYへ

2011-01-10 | Weblog
昨年のtopicで恐縮です。。。
工事中のSKY TREEを初めて観に行った時から、タワーの下に現在の高さが紙で張ってあるのが進行中なカンジで興味ひかれて
自分のバースディの高さになったらいいな
もしなったら、一緒に写真撮りたいなって想ってて。。

先月20日頃(だった記憶・・)、サイトで久々に調べたら
イキナリ
「現在のスカイツリーの高さ 514m」

その日はアキバに用事が有ったので、クルマで帰りに立ち寄って記念撮影
夜だったので 持ってたデジカメでは
数字も自分も写すのが難しくて、パッと撮った写真たち。
私にフォーカスだとタワー暗くて撮れないし
NoFlashモードで置いて数字優先で撮ったら、顔暗いし見切れちゃって。。

明るい時間帯にもう一度ちゃんと撮りにこようって帰ったけど
次の日、もう520m台になっちゃってました
この先二度と出逢えない 一期一会の高さだったのね。。って想うと
あの夜ギリギリで、観に行けてヨカッタかも



先日、友達がディレクションした5カ国のミュージシャン13人編成のブラジリアンバンドライブを観に行ってきました。
2年くらい前に逢った時、本当にやりたい音楽をやってみたいって話していた彼女。
一歩づつでも着実に準備を進め仲間を集い、時間をかけてちゃんと一つの夢を実現したその有言実行力に、カンドーしてしまいました。。。見習わなくては~

夢に期限をつけるといいらしいので
5.14までに実現したいプチ目標を一つ、ココロに掲げます

MOKA☆2011

2011-01-05 | Weblog
新年のメッセージ送っていただいた皆様、どうもありがとうございます
the New Year Week いかがお過ごしでしょうか

私はサントラ制作でバタバタしていた昨年と違って、時間が有ったので
ノンビリおせちやお雑煮食べたり、近所の神社に初詣したり、初日の出観に行ったり、お墓まいりしたり・・特別なことは何もなかったけど
お正月らしいお正月を過ごしながら、自分との対話タイム。

新春祈祷のときひいたお神籤は
“大吉・・・大空に朝日のさし昇るように出世します”
神様から再起のエールとチャンスを示唆していただいたようで、すっごく嬉しくて。。

MOKAとして、昨年ちゃんとできなかったこと。
創りかけのオリジナル曲をカタチにしたり
新しいトライや サイトリニューアルしたり
ストラグルしながらでも、ちゃんと伝える努力をしていきたいです
360日後に、ニコニコしながら感謝のキモチで今年を振り返っていられるように。


あらためまして
2011年 どうぞよろしくお願い申し上げます

201111の太陽目線

2011-01-01 | Weblog
新春のお慶びを申し上げます
本年もMOKAサウンズを どうぞよろしくお願い申し上げます


高いところで初日の出を観ようと想い立って
東京タワーへ。
チマチマと考え込んでしまいがちな自分を
もっと大らかにどーんって 物事を鳥瞰できるように変えたいので。


大雪地方のかたには申し訳ないくらい、元旦の東京は晴れもよう
展望台はたくさんの人でいっぱいだったけど
東京湾から昇る初日の出は感動~
見上げるのではなく
地平線から太陽が、私の目線まで昇って来るカンジ

初日の上にひこうき雲
天使の輪っかみたいに観えて 神秘的でした
生まれたばかりの輝く陽光を浴びて
なんだかス~ッって浄化された感じ

同じ高さの輝く太陽に向かって
聴いた人を幸せにできる音楽を創りますって、MOKA的に誓いつつ
ナイショの願い事を、個人的に祈念しつつ
日本の幸福・世界の平和を、地球人として願いました




あの時の、あの一心不乱に太陽に想いを捧げる大きなキモチ
先着2011名プレゼントでいただいた「2011.1.1」刻印入り記念メダル(非売品)を観る度にリアルに想い出しながら、今年を光の年にしていきたいです

タワーの上から対面した、東京のビル越しに輝く富士山のように。



貴方にとってサイコーの2011でありますように お祈りしています