焼龍蝦いただきながら想ったコト

一昨年私が音楽プロデュースを担当させていただいたドラマが局の賞を受賞したとのことで、先日、某ホテルにある著名な中華レストランでお祝いの会合が有りました
久々にプロデューサー諸氏や監督さんをはじめ10名のスタッフの皆様にお逢いできてハッピー♪でしたが，局で料理番組担当の方がいらっしゃったからか，とにかくレア＆ゴージャスなお料理がコースで次から次と出て来て、思いがけないご褒美にラッキー♪♪
"鴛鴦燕窩湯（スッポンと雑穀のスープ）"には紅と白の海燕の巣が添えてありましたし、"乾焼龍蝦圓（活け伊勢海老のチリソース）"はフランス産エシレバター包みで赤い伊勢海老の飾り付けも美しくてちょっと龍っぽい。
わーって想ったのは「蟹黄鵝排翅（蟹の旨味たっぷり気仙沼産フカヒレの姿煮込みフォアグラとともに）」。ミニドラゴンっぽい飾りは可愛くって思わずデジカメしちゃいましたが、お味も素晴らしく・・シェフにうかがえば、中国で４年に一度開かれる大会で優勝を勝ち取った逸品だとか。美味しいハズです
（画像右です。ちなみに左は里芋で創った仙人とニンジンで創ってある鳥）

・・ここまで書いていて当たり前のように気づいたのですが，美味しい体験って空間を限定されますね。感動した音楽や絵画や小説などは、自分がどう感じたかを紹介することで離れたところにいるかたがたとも共鳴できる何かが有りますが「こんなに美味しいものを食べました！」って感動を共有したくて文章に綴ってみても、なんだかジマンみたいに受け取られちゃうかも。。分かち合えないカンジがモドカシイです

お料理という限られた表現，味芸術への感動って奥深い
今日のマトメ＝MOKAは聴いてくださったかたがたに「オイシイ」って味わっていただける音楽を創っていきたいです！

信じるSPRING

マイガーデンにチューリップの芽が顔を出しました！
紫の花も終わりかけているクリスマスローズの大群の横に、小さな新芽を発見。
この球根を植えたのは３年前
でも春が来ても顔を出さなくって、植え方が悪かったのかなあとかお庭と相性が悪かったのかしらってちょっとシュンとしていた一昨年でしたが
去年の春、忘れた頃にひとつのちょこんとした芽に気がついて・・
スッゴク感動しました。
植えた私が諦めて忘れてたのに、このコは土の中で二年越しに養分を蓄え咲く準備をしていたんだなあって・・
そして見守る中、黄色いチューリップの花を１ヶ月くらいのあいだ咲かせ続け、ツイてないキブンだった私を励ましてくれてた恩人（花）みたいな存在に。私の小さな夢もひとつ叶い、MOKA「竜宮幻歌」構想のインスピレーションも降ってきてプチハッピーな春でした

そのチューリップがまたこの時期に芽を出してくれて、冬の終わりに懐かしい再会
葉っぱのまま枯れてしまったケースもあるのでまだ安心はできないけど、そのぷにぷにした葉っぱに触れながら「芽を出してくれてありがとネ」って無意識に御礼を言ってしまいます
チューリップにしてみたら
咲く時期が来たからあるがままに咲こうとしているだけなのでしょうけれど、その自然の生命力を前にすると胸がキューンってします。

報いを期待することなく奉仕しなくちゃ・・
SOMEDAY NEVER COMESではなくて、「いつか」はきっとやって来るって信じていたい
信じないより、信じる方がカンタンで美しいもんね

花のように・・

お仕事でお世話になったかたからヤマト便で薔薇の生花が届いてました。思いがけない宅配便にビックリしつつ喜びつつ、薔薇は好きなので１本１本長さをカットしながらぶどう模様の花瓶へ。部屋がぱっと華やかです
龍に関する名前の薔薇ってあるのか興味が湧いてちょっと調べてみましたが、見つけられませんでした。色とカタチが不思議なドラゴンローズとかありそうな気がしたんですけど。。（種類の豊富な薔薇のことだから、これから出てくるかもしれないですね）

薔薇に限らず花を美しく感じるのは、自らを綺麗に見せようとかそういうことをいっさい考えずに、ただ一生懸命咲いているからなのでしょう。自然のままに。
そんなふうに日々を過ごしたいなあ
・・なんて、お花を眺めながら想っちゃいます


別のお仕事の話ですが
私は映像作品の音楽効果（選曲）のご依頼もお受けしています。サントラ聴くのも映画観るのも大好きですし、映像に対する音楽の在り方・その相乗効果の生み出す世界を感じるのが好きで、サウンドトラックを創っているつもりで曲を選ぶようにしてハリきってます。

２月７日（水）26：38～27：38　（８日の深夜2：38～3：38）
フジテレビのNONFIXで『絵はどこへ行った』（田代裕監督）がオンエアされる予定です。

第二次世界大戦中、戦地で日本画家たちは"人間の業”を描いた素晴らしい戦争絵画を残した・・・時間の中で忘れられて行くそういった歴史を、鈴木満画伯の名作は何故すり替えられたのか？を考察していくという構成のなかで綴って行きます。その史実を詳しく知らなかった私にはとても興味深い作品で、音楽にも自ずと心がこもっていきます

選曲する時は自身で独自にテーマを決めたりしているのですが、今回は「鎮魂歌」。当時の写真や画・記録映像に光と影を与えられるように音楽でも頑張ったつもりです。
グレゴリアンチャントを楽曲構成のひとつに使用していますが、MOKAの「LILIUM」も監督に「映像に合ってるんじゃない」っておっしゃっていただいたので、流したりしています。。。
題材は戦争絵画でシリアスですが、興味ありますかたは観てみてくださいませネ（オンエアされてない地域のかた、ごめんなさい）