MOKA☆竜宮への道~森羅SOLOIST ver.~

音楽家MOKA☆のwandering days

惜夏

2011-08-29 | Weblog
昔から五感で憶えてる
お祭りの終わったあとの静けさとか、やり残した宿題とか、日焼けが少しづつ薄くなって行く時の匂い・・
夏の終わりの香を風に感じながら
サントラや、歌プレゼン用のデモを創っています。


先日、隅田川方面に行ったので
“東京都の交通100年博”(江戸東京博物館)を観てきました。
東京都の路面交通は、1882(明治15)年新橋~日本橋間の馬車鉄道から始まり
1911(明治44)年、東京鉄道は市営となり、東京市電気局としてスタートしたとか。
企画展は
 「東京の市内電車~明治の交通と都電のはじまり~」「震災の街を走る円太郎バス~都バスの誕生~」「都電黄金期」 「さよなら都電」 「都営地下鉄の発展」 「都営交通のいまとこれから」の6章で、発展の歴史を辿る構成。
67年に都電の代表的路線として銀座通りを走っていた1系統(品川駅前-上野駅前間)が廃止となる日の白黒ニュース映像みたいなのが流れていて、たくさんの会社員の人たちが別れを惜しんでる様子が印象的だったり。。

画像は図録“都営交通100年のあゆみ”にあった、1967年と今年5月の同地点(三田)の風景。
写真や模型で観る街の変化・・
普段あんまり電車のこと意識してなかったマイカー派の私でも、
未来はさらにどう変化していくのかしらって空想と、こういう風景があったという郷愁とを感じて興味深かったです


展示されていた新橋行きの“旧東京市電ヨヘロ1形”実物大モックアップ車内。
再現された車両の内外装・・緑色シートに腰掛けて、木枠の窓からモノクロの街並を観ながら
こういう風景にはどんな音楽が似合うのかなって つい考えてしまうクセ。

活字タイム

2011-08-26 | Weblog
音楽で煮詰まっちゃったときは、いったんリセット。
本を読んでココロを遠くへ・・・

最近のお気に入りは、タイトルと表紙ビジュアルで直感買いした
『地球のかたちを哲学する』
Guillaume Duprat(ギヨーム・デュプラ)・文&絵 博多かおる・訳/西村書店

“地球はこんなかたちで、表面はこうなっている”といった、さまざまな時代のいろいろな国の人々のイメージを紹介。
絵も美しく、飛び出したりはしないけど隠してあるところをめくると
突拍子も無いイマジネーションが広がったり、内部が観えたり、楽しいしかけ絵本。
ヒンドゥー教徒(インド・紀元前5世紀)の神話では
セーシャという大きなヘビの上にカメが乗ってて、その上に4頭のゾウがバランスをとりながら大地を支えてると想像したり《右上の絵》


コスマス・インディコプレウステース(アレクサンドリア・6世紀)が考えた地球は、
無の上に浮いている箱のかたちをした底にあって、雨は天使達が運んで来てくれて、星達は空につるした明かりだったとか

昔の学者や科学者やシャーマンや探検家達が信じていた地球のイメージに、想像力を広げさせられます
コペルニクスによって地動説が発表されたのは1543年だし
今から何世紀か後には、21世紀の地球人は宇宙をこんなふうに想像していた・・なんて絵本が出たりして。



先日ホタルを観た余韻で、ホタル本もいくつか眺めては癒されてます
『ホタル光のひみつ(栗林慧/あかね書房)』
97年にホタルに感動して買った本。幼虫の脱皮写真、成虫が何も食べないことや、オスとメスの光り信号の違い、産卵中のメスが光りの強弱を繰り返すこともこの本で知りました。

『ホタル前線の旅(宮嶋康彦/小学館)』
どうやってもホタルの光は綺麗に撮れたことがないので、風景写真の美しさに惹かれます。九州が多い旅ガイドブック・・・毎夏観に行ってみたいと想うけど、いけずじまい

『ホタルなんでも相談室(長野ホタルの会)』
旅館で無料配布されていた小冊子。一問一答式のわかりやすい解説、ホタルにも方言(フォッサ・マグナあたりを境目として、西と東で明滅周期が変わる)があるとか、ホタルに優しい水勢と水質(水温・pH・DO・BOD・COD)、長野市・志賀高原のホタルマップがついていたり、地元のホタル愛する人々の研究によって作られた本という感じで、濃い内容。
ホタルブクロの中で光るホタルの写真に感動。。。ナマで観たらこの何倍ワ~って想うのでしょう


・・・
そんな活字タイムは、私の音楽にとって必要不可欠なホビー
最近、ヒサビサにちょっとヤル気が出て来て
アレを創らなきゃコレも創りたい。。って音楽を想いながら過ごしてるカンジ。

私は時間の使い方がヘタなのじゃないかしらって想ってたら、本屋さんdeタイトルが目に入って
「1秒もムダに生きない 時間の上手な使い方」思わずゲット&一気読み。
“緊急性は高いが重要性は低い仕事と、緊急性は低いが重要性は高い仕事、どちらを先にするかテクニカルにプライオリティーリストを作るより、今一番やりたいことをやるのが上手な時間の使い方”みたいなことが書かれていて
とても正論ゆえに、コレは時間を上手に使えてる人の成功記・・っていう読後感。新機材の説明書が、わかってる前提で専門家が書いてるから、そうできない人はどうすればいいかがわかりにくい的な。。
(あ、作品批判じゃなくて、憧れです。ソウイウモノニワタシモナリタイっていう意味で。)

有限の時間のなかで
ココロに残る音楽を生み出していけますように・・


my Beetle

2011-08-22 | Weblog
昼間はセミがまだ鳴いていましたが
夜にはリーリーって秋の虫みたいな声が聴こえてます。
もうすぐ 夏が行くよ
って知らせるような、ちょっと寂しい音色・・・

まだ振り返るのは早いけど、夏らしいコトしたなって想うのは
偶然の出逢いからはじまった、コドモ時代以来のカブトムシ飼育
毎日のぞいて、元気かどうか状態を確認して
エサと水分を与えて、土を替えて。。。

未だに触れないけど、日増しに愛情感じています。
他のカブトムシより小さいところも弱々しいカブトも、茶色っぽい色も、マルッとしたお尻も可愛い
おまけに性格が、臆病で引きこもりがちで(ペットは飼い主に似る?)
灯りつけてじっと見てる私に気がつくと、今まで動いてたのがイソイソと土の中に顔を埋めて隠れちゃったり、樹の切り株型のエサ皿をカブトで持ち上げてその下に入っちゃったり..(最初は行方不明かと、スゴく焦りました~エサ皿を持ち上げたら、狭いそのスペースと同じカタチに丸まって入ってて。。。オカシ可愛くて笑ってしまった)
なんか、いとおしい

たぶん
富士彦の方は私を認識してないから、片思い。
いつの間にか新しいゼリーが有る嬉しいなとか、マットが綺麗になってるヨカッタなとか、生理的に快適を感じてるくらいでしょう。
気付いてもらえなくても
振り向いてくれなくても
奉仕し与え続けることが“愛”って・・・基本に気付かされたりしてます

検索したら、北海道網走で採集されたカブトムシが東京で1月3日まで生存したのが日本記録とか?
成虫はどれほど大切に飼育しても越冬できない、って事実に今から胸が痛いデス。。

写真は、エサを食べないとき気になって、触ることできたら富士彦をエサ皿に移動させることできるのだけど、できないのでティッシュにゼリーをのせて富士彦の顔のところにもって行ったら、ティッシュが気に入ったのか抱きついちゃってくるまったりクチャクチャになるまで離さなくって・・・なところ。このコ何かに抱きつきたかったのかも。。(可愛く感じるのは私だけかもしれないけど、日々のデジカブ画像からUP)

夏のヒカリ

2011-08-21 | Weblog
お庭に植えた覚えはないのに
ローズマリーに葉っぱが似てる蔓草(名前ご存知のかた、教えてくださいませ)が数年前から大量に育ってて、秋にはちいさな実が可愛く紅くなるのですが
暑い中、たった一つの赤い実がすでに
何かの自然現象なのか
早トチリな実の個性なのかわからないけど、ぽつんと・・季節外れ感になんだかシンクして、せつないキモチになったりして

最近はこもって作業な日々。
ハナビとか旅行とかサマーっぽいことせずに過ごしてるカンジで
ひょんなことで肋骨骨折もしちゃって(痩せてるおかた、気をつけてくださいませ。)、ちょっとショボンな2011夏。。
でも
この静かな夏時間は神様からのプレゼントと想って・・未来で振り返って、有意義な夏だったって想えるようにしなくては


ずっとホタルが見たくて
でも遠くには行けないので、奥高尾のうかい烏山へ“ほたる鑑賞の夕べ”お食事に。
時期が遅かったので4匹しか逢えなくて、デジカメでは1枚だけ撮れてました(左画像の白いポチ)
記憶でしか残せない、あの淡い光の明滅の美しさ。。。求愛行動にシンクして、せつない気持ちになってきます

映画『スイッチを押すとき』劇場鑑賞券

2011-08-14 | Weblog
ご質問いただきましたかた、スミマセン。
MOKA(小西香葉・近藤由紀夫)が音楽を創らせていただきました映画は
『スイッチを押すとき』 ~9月17日(土)公開デス
http://www.switch-film.com/

原作:山田悠介「スイッチを押すとき」(文芸社/角川文庫 刊)
監督:中島良  脚本:岡本貴也  

奇抜な世界観と等身大の若者像の魅力で若い世代に支持される「リアル鬼ごっこ」のベストセラー作家・山田悠介による、衝撃作「スイッチを押すとき」。
2006年に成宮寛貴主演でドラマ化されただけでなく、同年に舞台化(07年に再演)されて大ヒットし、センセーションと感動を巻き起こしたこの作品が
小出恵介(映画「Rookies~卒業~」「シュアリー・サムデイ」・ドラマ「JIN-仁-」などに出演)、水沢エレナ(映画「風が強く吹いている」・ドラマ「恋空」などに出演)を主演に映画化されました。
佐野和真、真司郎(AAA)、太賀、坂本奨悟、菅野莉央と顔を並べ、小倉久寛、田中哲司、西村雅彦ら実力派俳優陣が脇を固めます。
切なさと衝撃に満ちた、比類なき極限のヒューマン・サスペンス。(リリース文より)

“2026年、日本
自殺を撲滅するために 僕らの自殺が必要だった”
・・・ユニークな設定の中、描かれているのは「選択して生きる」ということ。
映画制作のかたがたの感性も素晴らしく
世界の映画人の注目を集める新進気鋭の監督が描く、ときに鋭くときに優しい映像とご示唆にインスパイアされ、
今でもキュンとする私の好きな映画『恋文日和』でご一緒させていただきましたプロデューサーのお言葉に触発され、
MOKAにとっても、キモチを込めた意味深い音楽を創ることができました。


東京では、新宿武蔵野館で前売りチケット(ポストカードセット付き)販売がはじまったので、早速買って来ちゃいました。
とても好きな映画なので。
中島監督の映像って何かが胸に残って、それが残り続けて成長して行くような・・・押しつけではない強さと美しさがあります。

劇場鑑賞券&ポストカード画像、外で携帯で撮ったのでボケててスミマセン。。実際はシャープなメインビジュアルです。
フライヤーもポスターも映画館にありますので、観てみてくださいませ
前売りチケ&映画を是非・・・ごらんいただけますように

完全無欠の清らかな心

2011-08-13 | Weblog
残暑お見舞い申し上げます

MOKAの活動の質問をお受けしたので・・・
ちょっと前まで映画サントラCDのこと、今は音楽デモ創っています。

CDは9月リリース決定後、映画プロデューサーをはじめ関係者様のご協力のもと、先日サントラCDマスターをアップしました。
ジャケットは今回初めましてのデザイナーさんでしたが、私の色々なオーダーに応えてくださって(申し訳なく想ってたのですが、“丸投げしてくる所も多い中、小西の誠意が伝わるので全力であたっている”というお言葉をいただけて..)感謝してます。
あらためて
CD情報はアップいたしますので、よろしくお願いいたします。


カンケーないけど
画像は初めて使ったシャンプー&トリートメント“gift”
今まではヘアサロンにしかないブランドを車で買いに行ってたのですが、夏休み中なのでとりあえず、近くのショップでルックスと能書きでチョイス。8つの花エキスと8つの果実エキスのノンシリコンシャンプー&ニーム葉エキス配合のトリートメントてコトで、私は神秘の樹木ニームに興味が昔からあったのでちょっと惹かれて。
ぶらさがってるレターを開けてみてみたら(一つ一つ違うメッセージみたい?)、
“「清らかな心」”と、“「完全無欠」”でした。。
オミクジじゃないけど、偶然に意味が有ったりするし
二つのword並べたら なんかイイカンジ
目指したいなあって想ったりして。

コクシネル 誕生日

2011-08-11 | Weblog
恋や幸せを運んでくる虫
マリア様の虫・・・テントウムシ好きな私が気にしていた
DALLOYAUでみかけた
5号サイズくらいのケーキ“Coccinelle(コクシネル)”
知人のお誕生日があったので、この機会にゲット&イート

真ん中のクレームブリュレをミルクチョコレートムースでくるんで、チョコのスポンジで包んで、鮮やかな赤いスプレーで彩ったマジパンの表面に、丸いチョコレートで点々
ルックスだけじゃなくて、味もしっとりキュートでした



誕生日と言えば
昨日8月10日はスヌーピーの誕生日(1950年)。
幼稚園前に絵本の文章を全て暗記してた(神童って言われてたらしい)ミッフィーの次に
小学生で好きになったキャラクターPEANUTS

イラストより、個性的な漫画本から入って好きになったカンジでした。
英語のフキダシ文字が見やすくて
漫画と対訳を見比べて読んでいたの、ちょっとは英語の勉強になってたのかもって想ったり
シュルツさんの哲学的な在り方に、敬意を抱いたり・・

また ハナシがそれてしまいました。。
スヌーピーのことはまた折りをみて、、、

ホシニネガイヲ

2011-08-10 | Weblog
旧暦に基づいた伝統的七夕の6日をはさんで各地でお祭りがあった8月の1週目。
阿佐ヶ谷でも57回目の七夕まつりでしたが
最近ちょっとバタバタしてて、用事を終えて観に行けたのが最終日の夜。。。すでに笹とかの片付けが始まってて、アーケードの上から飾りが降ろされたり、ゴミにするために飾りをバラバラに破って壊してたりしてる真っ最中。
ソレはソレで新鮮だったケド...

左は金賞のアラジンと魔法のランプ
右はリアル解体途中のメーター?
飾りはアニメキャラが多かったですけど、誰でも知ってるキャラクターって同じストーリーを共有できるからいいなあって想ったりしながら見上げてました


“親子で銭湯”っていうフライヤー発見
区内の銭湯に親子一組で入浴すると1スタンプゲット、3個集めると500yen分のサーティーワンアイスクリームギフトカードと交換・・・とか。

銭湯の想い出がないので、私がコドもだったら(親だったらってイマジンしなきゃいけない歳だけど。。)こーゆーのワクワクするかも、って想いながら観てました。
ちなみに、杉並浴場組合のマップに載ってる銭湯は31軒(うち2店は休業中)。


・・ハナシそれましたが

13日前後には北東からペルセウス流星群、観ることできますように
今年もあと142日。
年内に叶えたい夢を再確認しながら、気を入れ直してマス

Marc Ribot Y Los Cubanos

2011-08-06 | Weblog
根無しのコスモポリタン“マーク・リーボウ”のLIVEに先日誘っていただいて、観ることができました。
10年ぶりの日本公演とのことでクラブクワトロは満員
座たっまま あまり動かずにスゴいプレイをするギターのアルチザンの左手右手を
私は凝視

今までCDで聴いていた音楽を
現場で生まれてくる変幻自在の音で
数メートルの距離から感じることのできる贅沢・・
音と私の身体が出逢うって感覚、ヨカッタです

DVD『世界名作劇場・完結版 ポルフィの長い旅』

2011-08-02 | Weblog
MOKAがサントラを創らせていただき、
2008年1月から1年間オンエアされました「世界名作劇場」シリーズ第25弾 “ポルフィの長い旅” 全52話を、90分に凝縮した編集版
DVD『世界名作劇場・完結版 ポルフィの長い旅』

7月22日にリリースされています。
インフォ遅れまして申し訳ありません。。(らび様、コメントありがとうございます)

監督:望月智充/シリーズ構成:国井桂/制作:日本アニメーション
原作:ポール・ジャック・ボンゾン「シミトラの孤児たち」より
ギリシャの小さな村・シミトラで、両親と妹のミーナと家族4人で仲睦まじく暮らしていた少年ポルフィ。
大地震で両親を失う不幸に見舞われながらも、周りの人の優しさや厳しさに出逢いながら、ギリシャからイタリア、フランスへとはぐれてしまったミーナを探す旅をする、という物語。


完結編は、全52話(DVD13巻分)を前・後編にまとめたダイジェスト版ですが、
妹に必ず逢えると信じて行動するポルフィの一途さや旅のつらさ、笑顔と涙、試練や努力の後に訪れる聖なる時間など・・・グッと来る物語になっています。
編集版の選曲も頑張らせていただくことができまして
MOKAにとっても大切な、心に残るアニメ作品デス。

3・11大震災でご家族のかたと悲しい別れをされたかたがたのことを想うと、どんなにつらかったことでしょうと・・・家族を失った経験のある私は胸がククーっと痛くなります。
ポルフィが旅に出たのは大地震が原因ですので、現状TVオンエアはされませんし、すべてのかたに“観てくださいね”って大声で言えない感もありますが
私個人は
純粋な前向きさと信じるココロで、たったひとりで旅をするポルフィの姿に
絶望の中で、希望を見出すことの素晴らしさを教わるキモチでした。
このアニメ作品が、何かの光になりますことを祈りながら。。


“ポルフィの長い旅”オリジナルサウンドトラック now on store
試聴&楽曲解説はコチラです↓
http://www.pakchys.com/cd/porphy/