MOKA☆竜宮への道~森羅SOLOIST ver.~

音楽家MOKA☆のwandering days

NHKデジスタで"MISSION SCHOOL"by望月智充監督

2007-03-23 | Weblog
MOKACD「竜宮幻歌~with visualizations~」に収録されていますミュージックビデオ『MISSION SCHOOL』ですが、制作者・望月智充監督のお言葉と共にNHK BS-2の番組「デジスタ」で取り上げられました

オンエアで観る『MISSION SCHOOL』は、映像も歌も自分の作品じゃないような新鮮な体感で、なんだかぼーっと美しく眺めてしまいました。
ナビゲーターの中谷日出さんの「すごくハイ・クオリティ」「個人的な思いをグーッと詰め込んでいるような気がする」「見た瞬間に、これはイケるんじゃないかって思いました」ってお誉めのお言葉や、音楽家・鈴木慶一さんの「アニメの仕事を第一線でしているプロなのに、自主制作でアニメを創るってすごく難しいことだ」とプロとしての実感のこもったお言葉に思わずうなづいてしまいながら・・
本当に、望月監督がMOKA歌のアニメビデオを創ってくださいましたことってスゴイことだったのかも~って、今頃あらためて気がついたりして。。ゲストのかたのお言葉を借りれば「あのジブリ作品を創られた有名な監督がどうして自主映像を!?」って感じで。

お仕事的なことであれば、利潤追求の目的がしっかりあって締切りもあり、結果もある程度推測できるところへ向かっていくわけですが
自主的に創るってことは
『MISSION SCHOOL』の歌詞にも書いちゃいましたが
「見えない未来の夢のまた夢を、夢見る」こと。
MOKAはオリジナル歌を創って、CDにして発表するという夢をみています
何にもならないかもしれないけど、理想郷・竜宮に辿り着けるかもしれない。見えない真っ暗な中を手探りで小さな一歩一歩で進んでいます。。

そんなMOKA夢のひとつの歌に、ベテランの望月監督にアニメーションという手法で違う命を吹き込んでいただけたことに、あらためて心から感謝を捧げたいです
望月監督とはまだ2作品(「しにがみのバラッド。」「劇場版オシャレ魔女ラブandベリー」)しかご一緒していませんが、状況や相手によって態度を変えたりすることの無い、芯のブレない自己を持ったかたでそこがスゴいなあとMOKAは想っています。
デジスタでジョージ・ウィリアムさんが「映画館で大作の予告編を見た感じがした」「普通にすごい」ってご感想をおっしゃっていましたが
MOKAも望月監督を「フツーにスゴイ!」って尊敬しております。。ほんとうに素敵な映像を、どうもありがとうございます!


画像は、母校ミッションスクールが創立○周年記念で創ったという「タカラの着せ替え人形○○リカちゃん」。(芸能活動ナンテ厳禁だった母校に迷惑をかけないために名前は伏せます。画像も、制服や修道会の特徴がわかる胸元はシークレットで。)在校生と卒業生のみの限定生産・販売とのことで、制服と修道服の着せ変えができちゃうリカちゃん人形。この発想が女子校チックで好き。厳しくて優しかったミッションスクール時代を、ちょっと懐かしく思い出しちゃいました
(ちなみに『MISSION SCHOOL』への想い出は、2006年10月11日のブログで綴っています)

春ウララン

2007-03-19 | Weblog
春へ向かうある一日、前から母に誘われていたライブへ。
音楽ホールではないビルの一室、セミコンのピアノがぽつんとおいてあるちょっと広めのカフェのような場所で、母が好きだというソプラノさんの独唱会
演目は後半にオペラもあったのですが日本歌曲が中心で、そのうち半分くらいは音楽のテキストに載ってて聴いたことある歌。お客様は着席で60人くらい、しかも私が一番若輩者かも~って感じの客層。歌集を持ってる方々も多く、皆様ニコニコお歌が好きなご様子でママさんコーラスや地域の合唱団の話題とかがあちらこちらから。気軽にお隣さんとも和やかにお話したり話しかけられたり。。コレって話に聴いたことあるウタゴエ喫茶・・

まん中に休憩をはさんで50分くらいのツーステージでしたが、前半も後半もプログラムの最後に「それでは皆様ご一緒に歌いましょう」って『早春賦』や『花』を合唱タイム。♪は~るの~~うらーら~のお・・・1番はかろうじて知ってるけど、うろ覚えの2番ってAメロがちょいチェンジしてるんだなあって気づいたりして。。オタオタしてるのは私だけで、周りは何も見ずにソラで歌いきっていらっしゃいます
でも
知らない人達が同じ歌を聴くために集い、合唱を楽しんでいる光景ってなんだか素敵でした。老若男女関係なく、歌の魔法でみんなハッピーってカンジ

一人で音楽聴きに行くんじゃ淋しいでしょって、母への気遣いのつもりで一緒にくっついていきましたが、帰り道「ああいう世界があるって知らなかったでしょ?勉強になったでしょ」って母から言われて。。
私への気遣いだったのね~

地下道を歩いている時、ポスターの前で立ち止まって「今観ているNHKドラマでこの子を見ると、香葉に似てるなあっていつも想うの」って・・・母よ、栗山千明さんファンが聴いたら怒られちゃいますよ!ロングヘア以外、別物。。。
親っていくつになっても、子どもを可愛く贔屓目に見たり、何かを教えたいって想うものなんでしょうか。。シミジミ

そのあと春色の靴を買って、デパートの屋上庭園で香る沈丁花や可愛く咲くすみれを観て「もう春だねえ」と言い合って、夜は会合のお食事会があるという母をレストラン前まで見送って、解散。


ブログとは無関係の画像は、イタダキモノの天然石でできたピンク水晶の地球儀。生地はキラキラが気に入って買ってしまった私のお洋服(なかなか着る機会がないです。。)ですが、桃色スパンコールのウェットな光沢って、ちょっと龍のウロコっぽくありません?
春の地球はピーチのようなイメージ、私の好きなピンク

貴方との御縁

2007-03-14 | Weblog
上野に用事で訪れ、せっかくなので催されている展覧会のポスターを見比べて、一番カワイかった『マーオリ ~楽園の神々~』展・東京国立博物館へひとりぷらりと立ち寄り。
ニュージーランドの先住民族マーオリ人の文化遺産を目の前に、自然を尊重するプリミティブパワーをいただきました。

素朴な楽器たちも展示してあって、彫刻の施されたクジラの歯や木で創られたグル(笛)、植物の繊維で創られたポイ・ターニコ(紐付きボール)に興味津々。
マーオリ伝統音楽発祥伝説によると、天の父ラギヌイからメロディーが、地の母パパツーアーヌクの鼓動からリズムが生まれ、その子孫達から生まれたタオガ・プーオロ(楽器)がメロディーとリズムを組み合わせた、とか。
肌で自然の奏でる音楽を感じ取っていたいなあって想う私に、この話はツボでした

装飾品の展示コーナーでハッ!て立ち止まったのは、10センチくらいの大きさの緑色した人間形ペンダント(ヘイ・ツィキ)に見覚えがあったから。
独特なその緑色物体・・
誰からいただいたか全く記憶にないのですが、幼稚園の頃くらいに同じカタチをした3センチくらいのマスコットを持っていたことを思い出しました。その頃はおサルか宇宙人だと想ってましたが、人間だったんですね♪
いつの間にか無くしてしまいましたが、変ったモノ好きな私はけっこうお気に入りでカバンとかにぶら下げていたかも(今も覚えているくらいですから・・)
なんだか懐かしい再会を思いがけずにしてしまった、不思議な既視感

その出来事で想ったコトは、
縁は消えないってコト。
一度繋がったこと、手に入れたもの、出逢った人、起こった出来事は、失わないってこと。すべてが私の"今"を形成する一要素で、自己の一部であるということ。
喪失したって音信不通になったって、縁が消えるわけじゃない
単純に考えれば
『竜宮幻歌』を創った細胞の何億兆分の一くらいに、このヘイ・ツィキが含まれているかもしれない

ふと、そんなことを想ったりしたのは
かるーくガツン(ガーンまでは行かない)があって。。。
一年前にリリースしましたMOKAファーストアルバム『EVIDENCE OF LIFE』ですが、ユーズドに出されてるのをたまたま見つけてしまって。。
もちろん
CDを買ってくださったかたが、もう要らないって感じたら手放すのは当然のことですが、なんだかアルバムはもう自分の分身みたいにシンパシー・・
なので、つい「捨てられちゃうのね。。」なんて感傷に陥ったりして。(こんなことでいちいち傷ついてたら、CDリリースなんてできなくなっちゃいますよね。。。もっと、強く図太くならなくては!)
でも
ものすご~く長い年月を経て再びひょんなキカッケで出逢えたヘイ・ツィキは、そんなことは「縁」の前ではちっぽけなことだと笑ってるようです
一度手にして聴いていただけた事実・・出逢えた奇蹟は残っていくものだから


龍笛<龍翠楼<鬼公子炎魔

2007-03-09 | Weblog
昨年の今ごろにレコーディングしていましたOVA『鬼公子炎魔』(永井豪・原作/かつて子供たちに人気大だったTVアニメ「ドロロンえん魔くん」が本格ホラーになって帰って来た!っていうコンセプトとのことです)の、サウンドトラック。
Jホラーなコワ~い世界を描くサウンドを和楽器を使って表現した、MOKAにとってもチャレンジな音楽でしたが・・・無事評価していただけてほっとしていました。。

そのちょっと変わったオリジナルサウンドトラックですが、4月25日にアルバムリリースが決定しました(Lantis/LACA-5629)
頑張って創った音楽をCDにしていただけることは、本当に嬉しいコトです
早速ハリキって収録曲選び
でも真夜中に笙や篳篥のスピリチュアルな音色なんて聴いていると,後ろに誰かいるような気配・・憶病者ゆえに、なんだかビクビクソワソワ。。。自分を怖がらせてどーするのーってカンジ

先日『鬼公子炎魔』の打ち上げがあり、昨春のお祓い&打ち入り後はスタッフの皆様にお逢いしていなかったので、最後に「1年間お疲れさまでした」ってご挨拶さしあげたくて顔を出してきました
変わらずにお元気そうな永井豪先生にも再会できて嬉しかったですし,声優の皆さんも本当に優しいかたばかりで「音楽ヨカッタですよ~」って何人にもお声をかけていただいて感動しちゃいました

カパエル役のかたから「DVD1巻の特典映像で小西さんのこと話題にしちゃってスミマセン」って言われて。。。
「???」私は見本でいただいたアニメ本編の白盤しか観てなかったので,家に帰って製品の特典DVDを観てみたら・・・なんか,私のことが声優さん座談会で話されてて、きゃあってカンジで。。(私はせくしいじゃナイですぅ。。でも「竜宮幻歌」CDをご購入いただいて、アリガトウゴザイマシタ。神戸監督,脚本の吉岡たかを様もCDをお求めくださってありがとうございました。多謝!)

『竜宮幻歌』とは直接関係ナイ話題ですが
打ち上げ会場の名前は「龍翠楼」。。龍ツナガリってことで?(ムリクリ・・・ちなみに画像は会場のロビーに飾ってあった龍の画です。なんか構図がカッコ良かったので)
サントラでは龍笛の活躍する音楽も含まれています。
龍笛はその名の通り,空を舞う龍の鳴き声と言われているそう。何も意識していなかった1年前から、ドラゴンへと向かっていたのかも・・・