MOKA☆竜宮への道~森羅SOLOIST ver.~

音楽家MOKA☆のwandering days

“黒執事 Black Box”

2009-08-31 | Weblog
またまたインフォで、恐縮ですが・・・
個人名・小西香葉で作詞させていただきました歌『Si deus me relinquit』(『Nigram Clavem』)が収録されましたアニメ音楽アルバム集「黒執事 Black Box」がリリースされました(SVWC7646~7648/Aniplex Inc.)

たまに、歌の作詞や作曲のみのご依頼をうけることがありますが
詞は特に、MOKAオリジナルソングのようにココロの向かうまま自由飛行してさらけ出すリリックスとは違うパーツで創作することができるので、フレッシュ且つマジメな受験生気分で取り組ませていただいています
MOKAオリジナルソングの詞が、好き勝手に原っぱを走り回るカンジなら
オーダーの作詞は、設置されたハードルを飛び越えながらレーンをベストタイムで走り抜けるカンジっていうか

今回ご依頼くださった作曲家・岩崎琢様が競技トラックに並べて行ったハードルは、高かったです~「こんなイメージの詞」って伝えられた情景描写が、希望が1ミリもないダークなシチュエーションで、しかもラテン語でとのこと。。

以前も岩崎サマからは「BLACK CAT」というアニメで、オペラチックな楽曲にイタリア語詞を頼まれたことがあって、その時も流麗なクラシカル曲に悪の華みたいな詞を依頼されてしぇ~~ってなりながら頑張ったことを想い出しつつ
今回も、フツーじゃないオーダーを楽しみながら作詞させていただきました

楽曲からは、彼らしいクールさを装いながらも深い処で渇望している愛みたいなものを感じたので、綺麗な言葉が音楽に引率されてすぐに咲き始めた感じでした。の流れに合った羅語を探すのにちょっと時間がかかりましたが、語りたいことはすぐに浮かんで来たので、そんなに苦戦せずに誕生した詞
『黒執事 Black Box』はCD3枚組の豪華版で、私はその中の一つの作詞しか参加していませんが、どの音楽も世界観がはっきりしていて素敵興味ありますかたは、どうぞお聴きになってくださいませ

アニメってスゴイ

2009-08-29 | Weblog
お声をかけていただいて、往年の海外アニメ三大監督上映会(マニアック・・)にうかがうことが出来ました。
各監督5本づつショートフィルムの上映でしたが、1930~50年代にこんなに動きもユーモアも情緒も豊潤なアニメの世界が確立されていたことに、あらためて感動しました

チャック・ジョーンズ監督はバッグス・バニーシリーズも動きがスピーディーで面白かったけど、ノンビリムードの“不思議なカエル(One Froggy Evening 1955)”が好きでした。
ジョージ・パル監督は“チューリップは負けない(Tulips Shall Grow1942)”“シュトラウ氏の散歩 (Mr. Strauss Takes a Walk 1942)”など、どの映像も音楽との相乗効果が素晴らしく、パペトゥーンの美しさにウットリ。
テックス・アヴェリーさんは“呪いの黒猫(Bad Luck Blackie 1949)”はじめ、どれも天才的にユニーク

私が初めて観たアニメは、ディズニーの『ファンタジア』
壮大なスケール且つ緻密に連携したアニメ映像と音楽のコラボレーションが、どれほど刺激的で自身のイマジネーションを広げて遠い空想世界に連れて行ってもらえるか・・ってことを幼心で体感していましたが
今も、故きを温ねて新しきを知るカンジ
あらためて 
アニメの歴史と表現の可能性・奥深さに、敬意を感じています。
またMOKAで、アニメ音楽を創るチャンスをいただけますよう星に願いを

喜んでいただけることで得る 歓び

2009-08-28 | Weblog
私が創意を凝らすことによって、どなたかが喜んでくださること
その瞬間の幸せ感で
凹みがちな私でも、ここまで来ることできたんだなあって・・つくづく感謝してマス

昨日 ひとつお仕事を終えて(CD製造のコーディネイト。音楽以外にパッケージ制作も手掛けています)、納品の確認とご挨拶にうかがったのですが
ご希望に添えるベストの製品をご提供できますよう努力したことを認めていただけて、慰労のお言葉をかけていただけて..私は当然のこととして頑張ったつもりでしたが、そう言っていただけたことですごく救われたキモチになって ウルウルって

喜んでいただけること、
自分の存在が誰かのお役に立ててることで感じる自己肯定感は、かけがえのない贈り物です。私は自分で自分を褒めることが出来ない性格だから、余計に・・・。
MOKAに音楽制作のご依頼をいただいたり
MOKACDを聴いたかたからいただくお言葉で立ち直ったり励まされたりして、
孤独と不安でいっぱいな自分自身を拾っていただけてきた感じがしています
まさに
私にとって、お客様は神サマみたいな存在。。。


画像は夜ゴハン食べてる時に、窓の外から逆さまにのぞいていたヤモリちゃん爬虫類好きな私は大喜びかあわいぃぃ

心からゆるし合う者

2009-08-22 | Weblog
用事で通りかかった 聖イグナチオ教会の掲示板の張り紙に、ふと足を止める

“互いに親切にし おもいやりあつく
 心からゆるし合う者となりなさい(エフィソ4章32節)”

たくさんの人が 
右から左へ 左から右へ流れて行く中
私一人が 呼び止められたみたいに 掲示板を見つめてじっとしてる

多分
今の自分に必要な言葉だったのでしょう

・・ゆるす者 ではなく
  ゆるし合う者、となりなさい

言葉を届けてくださったおかたの意志と
言葉を受け取った私にとっての意味を考えながら。。。


ふと横を観ると ステンドグラスの手前に 
晩夏に咲き終わりそうにうなだれている liliumが一輪 
私をじっと 見てるようでした

After Effects アラカルト

2009-08-18 | Weblog
MOKAのファーストアルバム『EVIDENCE OF LIFE』ジャケットアート
そして
『NOW OR NEVER』のミュージックビデオ(“竜宮幻歌 CD-EXTRA”に収録)

両作品とも、幻想的で刹那的でちょっとデカダンで・・好きなんですけど
それらのユニークなビジュアルワークを手掛けてくださったのは、
クリエイティブユニット「TOCHKA」
現在はNHK“Top Runner”のOpening Animationでもお馴染み、光のラクガキアニメーションPiKA PiKAプロジェクトで文化庁や国内外の賞を受賞されて、私もその感性のファンとしてご活躍を嬉しく拝見しています

お世話になったこと 感謝を捧げています、ナガタタケシさん@TOCHKA・著作
『After Effects アラカルト』
が先日、出版されました(発行・発売:ワークスコーポレーション)

「CG WORLD」の連載をメインに、After Effectsを用いた合成映像の作例チュートリアル記事を結集・・・
ってことで
作例として、上記のMOKA2作品の制作過程も掲載されています

“さまざまな素材から作り出す メランコリックな心象風景”
という記事(P62~65)では
CD『EVIDENCE OF LIFE』のカバージャケットが
アナログとデジタルといった異なる性質を持つ素材の間にある異質さを取り除きつつ、相乗効果を生み出すように合成し、さらに光の反射や干渉といった物理表現の要素を細かく調整することで、幻想的な作品に対してリアリティと深みを加えて行ったことが

“ミュージックビデオを効果的に演出するレヤーワーク”
という記事(P66~69)では
ミュージックビデオ『NOW OR NEVER』が
柱となるストーリーを設定した上で、観るものの予想を裏切るようなカット構成にし、さらに見終わった後に壮大で神話的な世界を感じ取ることができるような演出を盛り込む手法、ベースとなるバンドセッションの実写素材とグラフィック素材を効果的に組み合わせることで「力強くも、どこか儚い神話的な世界」を作り出している過程が
ビジュアルとともに解説されてます

他にもいろんな作品毎に様々な素材や技法を組み合わせるアイデアが紹介がされていて、ソフトウェアの使い方の発想が広がります手掛けていらっしゃる作品のバラエティ豊かさに、あらためてTOCHKAさんはスゴイなあって想います
興味の有りますかたは、どうぞ本をお読みになってくださいませ

ちなみに
ミュージックビデオ『NOW OR NEVER』by TOCHKAは
MOKAサイトでも公開してマス
http://pakchys.com/moka/video.html




万引きGメン・二階堂雪(18) 緊急遺言

2009-08-14 | Weblog
MOKAで音楽&MAを手掛けた2時間ドラマがオンエアされます
(音楽クレジットは小西香葉・近藤由紀夫の連名になってます)

TBS系にて 8月17日(月)21:00~22:54
月曜ゴールデン 「万引きGメン・二階堂雪 part18 / 緊急遺言」

スーパーの保安員をしている主婦(木の実ナナさん)が、事件を解決して行くっていう人気シリーズの18作品目。
明るく正義感にあふれたヒロインにはポジティブな行動的音楽、犯罪心理や複雑な人間模様には緊張を感じる音楽、夫(角野卓造さん)との夫婦のやりとりでは愛情溢れるほのぼのとした音楽・・・
いろんなサウンドアプローチで、作品を彩れるよう工夫しました

"死亡の危急に迫った者が遺言をしようとする時は証人三人以上の立会いを以って、その一人に遺言の趣旨を口授してこれをすることが出来る"(民法976条)という緊急遺言のことも、
「ああ上野駅」っていう歌のこと(BGMを映像に合せてアレンジしてます)も、集団就職のことも、この作品で私は知ったのですが。。
興味ありますかたは どうぞご覧になってくださいませ


私はネコ派ですけど、パグの“二階堂ミック”にはいつも胸がキュンとしてしまいます。あの上目遣いが、スミマセン~ってオドオドした顔に見えちゃって可愛いデス

おかげsummer

2009-08-12 | Weblog
風を入れようと窓を開けたら
目の前をアゲハ蝶がひらひら飛んで来て嬉しいびっくり
偶然の出逢い ウットリぼんやり見入ってしまいました


最近「おかげさまで・・・」って、よく想います
尊大なほどに謙虚なキモチで。

今、こうやってブログを書いているのも
こんな気まぐれなコトバを読んでくださるかた
コメントや励ましをくださるかたがいらっしゃるおかげ。

MOKA音楽を創ることができるのも
聴いてくださるかた
気に入って応援してくださるかた
音楽制作をご依頼してくださるかたがいらっしゃるおかげ。

私の今を受動的にとらえれば、そこには“おかげさまで”っていうキモチしかありません
無くなったり、いなくなったりしてしまうのが世の常だから
私がそんなポツンとした状況になってしまったとしても、それでも“今のこのこと”を想い出して「おかげさまで」って感謝を捧げていたいです
こうやって、生かしていただけていることに・・・・


ハナシ変わって・・画像は六花亭のおやつ(スイーツじゃなくってオヤツって感じ)
レトロなパッケージ&テイストが好きでたまに北海道からお取り寄せしてますが、今回「十勝日誌」っていう詰め合せお菓子が50周年記念とのことで 非売品の缶入りハートチョコ「おかげさまで」がオマケに。。感謝のキモチそのまんまの商品名、潔いなあって感心してしまったデス(その横のお菓子名は「おふたりで モカ」・・ご縁?)

ぐちゃぐちゃsummer

2009-08-08 | Weblog
MOKAのファーストアルバムに入ってる「ぐちゃぐちゃ」で
アタマ、カラダ、ココロ バラバラでぐちゃぐちゃ
って歌ってるんですけど
まさにそんなカンジのサマーデイズ 

アタマでは理解できても ココロが認めなかったり・・・クルシイ

お仕事はガンバってて、「この音楽、好き」ってココロから想える作品を生み出すことが出来てて、そのことには感謝を捧げて音楽と向きあってます
そう言えば先日、ヒラメキが有ってヤル気も湧いてたのでついつい徹夜で、お仕事の音楽制作作業してしまってたんですけど
一回りしたお昼頃、いきなり左目から涙がつつーってこぼれて・・・・・

頭が命令したのでも
心がキュンとしたのでもないのに
身体が何かを伝えたくて こぼしたメッセージ
「もう休んで寝ようよお」って言葉を使わずに 限界を知らせようと身体が逆に
心に訴えて 頭に会話して来たみたいで ちょっとビックリしつつ反省。。。。


そんなこんなで 閉じこもりがちな夏
メールレスやブログ更新遅れがち・・・周りからどんどん置いてかれちゃってる気がして淋しい 今日この頃
暦の上ではすでに 秋が立っちゃっていますが
後半、ちょっとでも夏を取り戻せるでしょうか

画像はいただいた ネーム入りの鼈甲細工。亀は好きな動物ですし、漢字のカンジがお祭りっぽくって、見てると気持ちが浮いてきます(江戸っ子~
自分の名前をもっと愛さなきゃって想う