MOKA☆竜宮への道~森羅SOLOIST ver.~

音楽家MOKA☆のwandering days

鬼公子炎魔オリジナルサウンドトラックCD

2007-04-27 | Weblog
4月25日にOVA「鬼公子炎魔」(永井豪・原作/神戸守・監督)オリジナルサウンドトラックCDがリリースされました
MOKA初挑戦のJホラーミュージック。和楽器を効果的に使って、一風違った異世界の音楽集になっています。
オビの宣伝文句は「その旋律に恐怖する・・・」

MOKAヴォイスは恐怖度0%なので(?)今回は出番ナシですが、ダークな和インストゥルメンタルサウンドに興味ありますかたはチェックしてみてくださいませ。
あらためてPakchys Inc.サイトにて曲タイトルなどの情報アップされる予定ですが,全22曲・66分35秒収録、発売元は(株)ランティスです(LACA-5629)

既に手にした方から「ジャケットに、どうしてキャラが登場してないの?」って尋ねられ、MOKAも炎魔くんやカパエルがバーンっているような画を想像してたので,どーしてかしら?って想いましたが。。。
サントラCDリリースの場合,運が良ければジャケットのアートディレクションまでさせていただけますが,通常は曲順やタイトルを決め~マスタリングの音楽作業までの責任で,それ以外はレコード会社の人にお任せになります。頑張って創った音楽がどんな洋服を着せられているのか手にするまでわからなくって、いつもドキドキ&楽しみ・・
今回のジャケも最初は違和感ありましたが,燃えている漢字が和風ホラーっぽいインパクトがあって、そこを狙ったのならズバッ!かも。。(でも,中のリアルな日本人形や古い鳥居の写真はマジコワ過ぎかも~~)

ちなみに「鬼公子炎魔」は、永井豪先生原作のかつて人気TVアニメ『ドロロン炎魔くん』が,現代日本を背景に青年になって妖怪退治をする姿を描いた作品。妖怪たちは人間の「心の闇」に棲み付き,その闇を喰うことで凶暴化してくるっていう設定が、リアルでコワいデス。自分の心の醜いトコロを妖怪に乗っ取られないようにしなくちゃ。。なんて、マジメに自身を振り返ってしまったりして・・

そういえば先日、六本木で用事した際に時間が有ったので、森美術館で開催されている「日本美術が笑う」展を観てきました。個人的にはあんまりグッと来る内容ではなかったけど,好きな若沖や円空の作品に再会できたのは嬉しかったデス
一番最初に埴輪や土偶が展示してあるのですが,笑っているように見える縄文時代の土面や盾を持った笑顔の埴輪を観てハッとしました
微笑む"土偶"や"笑う兵士"等、笑顔には邪気の侵入を防ぐ威力があるのだということを,古の人々は自然にわかっていたのかもしれません

他人から理不尽な悪意を受けて、剥き出しのココロが傷つけられてしまうことはMOKAにもある。
でも、そういう時は,笑顔で防御~!怒りや恨みで返してしまったら、自分のレベルが下がって妖怪化するだけです
・・・
なんだか話がそれてしまいましたが
「鬼公子炎魔」オリジナルサウンドトラックCD、興味がありましたら聴いてみてくださいませ~&今日も"笑顔"でのりきりましょネ

プリザーブド

2007-04-24 | Weblog
最近本ばっかり読んでいて,どんどん思案ばっかりになってしまってて。。

そういう時は手を動かして何かを創ってみようって、フラワーアレンジメントにチャレンジ。
生花は自己流でできるので、初めてのプリザーブドフラワー(生花のうちにオーガニック染料を吸わせることで、水が無くてもドライフラワーのように長持ち&生花のようにみずみずしくソフトな風合いを楽しむ事ができる花材、とのことデス。)を体験してきました

変わってゆくものの豊かさ,花も散るからこそ美しいと想っていたので今まで生花以外は敬遠してきましたが,
好きな黄色い薔薇やプチグリーンアップルが,時間に抗って変わらずに、ずっと同じ場所に同じ姿で存在してくれていることって,嬉しいコトかも。。。
って、最近ちょっと考え方が変わって来たカンジ

お仕事ではなくて自主的に創る音楽も、そんなカンジに似ています。
「竜宮幻歌」を聴くと,MOKA歌を創っていた時のココロ模様や周りの状況や自分の感情がリアルにバッって浮かびます。それらの歌は,その時に生きていた私の想いを,プリザーブしたかったものなのかもしれません・・・
ってことは
今あんまり歌創りが進まないのは,残したくない自分なのかも・・?
うーん。。。

ちなみに、生花を挿す台はオアシスっていいますが,プリザーブドフラワーを挿す台は"サハラ"ですって。。。
ディスクに飾っていますが,水が無くてもイキイキして見えるって、なんだかスゴイです

アメニ濡レテモ

2007-04-14 | Weblog
先日の大雨の夜,両手に荷物を抱えて玄関先に停めてあるマイカーへ乗り込む時,クルマで聴こうと想ってたMOKAのファーストアルバム『EVIDENCE OF LIFE』を落としたのに気づかなくて。。

私はおポンなところがあるみたいなのですが、クルマで
あれ?CDが無い
って想ったけど、荷物をいくつか持っていたので、エントランスに忘れて来ちゃったのかなってスルーしてしまいました。
家に戻って,雨粒に叩かれまくってる我が『EVIDENCE OF LIFE』をドアの前に発見した時は,ひたすらショック~
自分が裸で雨の中うたれてた方がまだマシくらい,落ち込んじゃいました。最近あんまりイイコトないのですが、その中でもかなりキツイデキゴト

タオルで拭いてドライヤーで乾かしたけど、3面デジトレイの特殊仕様なので紙の部分はフニャケルは、クシャっと歪んじゃうわで。。
一度壊れた人間関係は、修復したつもりでもどこかがぎこちなく元通りになれないみたい(あ、以前より仲良くなることもありますけどね)に、ジャケも濡れる前の姿に戻るハズもなく。。木馬に乗って微笑む顔が,淋しそうです

通りかかったショウケースでメリーゴーラウンドのオルゴールに何故か目が留まり、衝動買い。
馬やペガサスは好きなモチーフですが,今はドラゴンばっかり気になってたのでフツーなら通り過ぎちゃってたかもしれないけど、汚してしまったジャケのことがどこかアタマに有ったのかもしれません。。
スワロフスキー付きのピカピカの回転木馬と、雨を経験してフニャなCDのツーショット。アンバランスにバランスとれてるカンジで

そういえば
先日初めて「鬣」いただきました。食通の人に愛される珍味らしいけど、私にはちょっとビミョーでした。。。

オシャレ魔女ラブ&ベリー

2007-04-04 | Weblog
先日ちいさな茶房で古いショートアニメーションの上映会があるとの情報。知らない世界に興味があったので勉強のつもりでパッと観てきました
春に合わせた作品チョイスとのことで,政岡憲三さん演出の『くもとちゅうりっぷ』('43年・15min)や『桜』('46年・8min)など・・かなりマニアックでしたが、小さなスクリーンに映し出されたモノクロームの異世界はカラフルに美しく,イキイキと動くキャラクター達が夢いっぱいに可愛かったです。
物の無かったあの時代にこういう豊潤な空想世界を描いていた先人クリエイターさんがいらっしゃったんだってこと,すごいなあって単純に感動。。。そして、実写ではないアニメーション映像の制作って、想像力で命を吹き込む作業なんだなあって、あらためて感じたりしました。

ハナシは現代アニメにFLYING~~
MOKAでサントラを創りましたアニメ映画『オシャレ魔女ラブ&ベリー~しあわせのまほう~』現在公開中です。SEGAのゲームが原作で,ラブやベリーにオシャレまほうカードでTPOに合ったオシャレをさせてダンスをリズム感良く踊らせて点数ゲットするゲーム。小学校低学年くらいまでの女の子がハマっちゃうみたいで,私もその頃こんなゲームが有ったら早くから女のコとして目覚めたかも~・・って、ちょっとうらやましいデス

この作品をスタッフとしてではなく観客として映画館でちっちゃな子たちに混じって観た時に、ゲームでお馴染みのキャラクター達が生命力いっぱいにスクリーンで踊ったり悩んだり歌ったりしている姿に鼓舞されたり、カブトムシ好きの私は,同時上映の『甲虫王者ムシキング~スーパーバトルムービー~闇の改造甲虫』にもグっときてしまって。。(だって、ムシがシャベルってだけでイイなあって想ってしまう。虫としゃべれたらどんなにステキかなっていつも考えちゃったりしてるので。)
対象年齢とか男女とかストーリーすら関係なく,アニメーションという夢の表現を楽しんじゃいました。
(演出は望月智充監督。ベリーがお部屋で読んでるマガジン名が「MOKA」だったり、オーディションがSWEET RECORDS主催だったり...細かいところサスガです)

映画ラブ&ベリーのサントラは、そんなハッピー魔法なキモチを込めて("オシャレ"も"魔女"も好きなKey Wordですし)キュートでポップな音楽を意識して創りました。『竜宮幻歌』の個人的潜水のような歌たちとは対極かもしれませんが、深いところで繋がっているような気も。。(どっかがポカンってヌケてるところとか)

左側の画像は昨年サントラ制作前に、ゲームの実体を知ろうとラブベリイベントへ偵察(?)に行った時、ベリーと一緒に記念に撮っちゃったプリクラ(ちいちゃな子向けなので、しゃがみまくり。。)
右は思わずネーミングで注文してしまったカクテル「ラブベリ」。。レシピは、ブルーベリーリキュール&クランベリーリキュール+グレープフルーツジュースとジンジャーエール。キュンとしつつもスイートな味。大好きな東京タワーに色も合ってるカンジ