内と外

中性よりの人間から見える世界から
「境界線」の性質を探ります

世界の上下左右

2021-07-01 20:07:06 | ビジネス境界線
ちょっと前に

会社の人と話していて

うまく話が噛み合わなくて

もしかしてと思い聞いてみたら

上が南
下が北

という方位感覚を持っている人だと
分かり

うわー!なるほど!

と納得したのを覚えている


私は地図を見るのが結構好きで
新しく攻めた場所を
後から地図上で確かめるのが
一つの趣味のレベルで
好きなのだが


そのせいもあってか
地図のルールにのっとって
いつも上は北で南が下である


この南が上の人は

だって太陽があるのは南じゃないか

と当たり前に言っていた


これには正直勝てなかった


そうみんな南が実は好き
だったら感覚的には
南が上になるのが当たり前じゃないか

体で納得したので
面白いなーととても思ったのだが


一人一人の世界観は
全く違うという事を理解した後だから
違和感なくそう受け止められたのだと
思う


天動説と地動説の
どちらが合っているかは
実は誰にも証明できないように
方位感覚なんて正解がないのは
当たり前である


こんな当たり前の事実でも
左脳中心でルールを疑わない人に
とっては受け入れることが難しい


精神的な世界に精通してくると
自分が移動しているのではなく
世界が私にやって来ているだけだ
と感じるようになるらしい


この原理はとても納得する


何かをfixする
何かにアンカーをかける
その瞬間に世界は一気に動き始めるのだ

人間の感覚で充分に
この理論は誰でも理解できるはずだ


私も昔から
電車にのっている時に
この電車は止まっていて
実はこの電車以外の全てが
窓の外で動いているだけという
想像をすることがよくあった


小さな頃に親の運転する車の後部座席で
窓の外の景色をじっと眺める

私はとにかくゲームがしたい
だったが遊ばせてもらえなかったので

この車の窓をゲーム画面に見立てて
脳内でシューティングゲームを
する遊びを開発した

自機を想像上で動かし
凄いスピードで迫ってくる
家の屋根や電信柱を避けながら
敵機がくるのも頭でシミュレーションし
レーザーなどを打ちまくる

そして長い信号待ちで車が
止まったときは
ボス戦である

ちょうど車が動き出す時間を見計らって
ボスを見事に倒すストーリーを
窓の世界の中で作り上げる


こんな遊びをしていたからかもしれない

一般的な人々が固定する何かの前提とは
違うなにかを固定して別の世界を
眺めてみることに抵抗はないし
むしろそれが楽しい遊びとなる


私はもう一度この世界を
上が南の世界として捉えなおしてみる
遊びを思いついた


飽きたと思うのは
自分の中の一つの基準であり
対象に飽きているのではない

基準が変わると
同じものでも全く新しいものに
変わり楽しめる