内と外

中性よりの人間から見える世界から
「境界線」の性質を探ります

電子マネーのデメリット

2021-07-20 20:47:58 | ビジネス境界線
お金というものには
数えきれない人間の命の数だけ
同じ量の価値観が生まれ
その体験談や教訓など
様々なものが
人間社会の中でじっくりと
お金に対する考え方として
育まれてきました


私は幽霊というものは
誰かの観念の重なりの結果だと
思っています

世の中で意識や観念の対象として
一番誰もが共通して考えを持っているもの

これは命の次に
お金なんじゃないかと思います


だからお金に対する考えは
自分自身の考えの他にも
歴史上のあらゆる他人の壮大な数の
人間が作ってきた観念が
自分の中にも影響をしてきます


ここでパッと
電子マネーという謎のお金ができました

仮想通貨でも何でも良いです



しかし頭の中の計算では
結局「お金」が基準になる

これはネイティブでない人が
母国語に頭の中で
変換して理解する作業に近い

通貨自体の信頼性
発行元の担保問題など
言われますが

核心はそこではない

感覚と直接結び付いている母国通貨に
どの新しい通貨もなれない

というところが一番の問題なのです


結局この感覚の取り合いのゲームが
メディア 広告という業界であり
ブランドという世界であり

ここが本格的にマジョリティ化
したものだけが

社会の「感覚」として流通する
それだけの話である

価値の担保何てものは
その後からついてくる話である



一人の消費者として
決定的にデメリットと感じるのは
電子マネーにしろ
仮想通貨にしろ
外貨にしろ

お金に対する価値観が
一切リセットされてしまうことである


例えば

連帯保証人になると大変!

という価値観


電子マネーの連帯保証人
といわれると

何かシリアス度が減ってしまう気がする

今まで社会が気付きあげた金銭感覚が
リセットされる事が
とても危険なことである

しかしこれは同時に
メリットをととらえる見方も
もちろん出来る


感覚がフラットな新しい世界を
人類の自我は幻なので
無限に宗雪出来る
という証でもある



会社が社名を変える
市町村が名前を変える
離婚して名字を戻す


どれもこれも人間は
違う言葉の概念が登場すると
どういうわけか
同じものなのに
まっさらな世界を作ることができる

不思議ものである













電子マネーの機能性を受け入れました

2021-07-20 20:24:31 | ビジネス境界線
キャッシュレスとか

ポイントとか

好きではなくて
ずっと避けてきましたが
老害もあるなあという
感覚を持った時に

キャッシュレスやってみたい
という感覚が同時に起こりました

これは好奇心です

凄く早く駅のコンビニで
決済を済ます人を見て
これありじゃん
と思ったのです

この感覚と同時に
とにかく避けてきた自分の老いを
認識したという流れであります


でも何でキャッシュレスが嫌いなのか
これを考えてみると
すぐに思い付くのは

金融サービスであること
すなわち手数料がどこかで発生し
誰かが負担しているということ

消費者が負担しないなら事業者です
クレジットカードと同じ原理

相手目線に立つと
嫌だろうなと感じてしまう

これが大きな理由のひとつです


次に消費者メリットとしてあげられる
ポイント的なやつです

これがとにかく嫌いで
バカにされている感をいつも感じる

私はポイントを貯めた事は
大学生の時にパソコンという
大きな買い物と
プレステという少し値のはるものを
一緒に買おうと思ったときに

結果的にポイントという割引制度を
使うしか方法がないと分かり
貯めてすぐに消化する

という経験しかポイントを使った事が
ありません


要するに得した感を感じないのです

どうしてかというと
そのポイントが使えるための条件も
そうなのですが

ポイントを管理するという行為自体を
強制される事が
堪らなく受け入れられない

俺の生活タスクを
お前が増やすんじゃねえ

これがポイント嫌いの核心です

お金での損得にこれが勝るから
そうなるのでしょう



話を戻すと
キャッシュレスの新規獲得
セールスポイントは
正にここが確信だと思います

何かが増えてオトクですよ
というのがセールスポイント


キャッシュレスの手数料負担も
ポイントも
消費者ではない誰かが負担している

正直ポイントについては
かなりの割合で失効するので
これは消費者負担であるが
(ポイント消滅益
のような会計認識がバカにならない金額)


無条件に利益を得る人を
たくさん増やすことで
損失を被る人達を黙らせる

これがこういう類いのサービスの
ビジネスモデルの実態だと考えると
うーん
としり込みしてしまうことが
大きな理由でした



でも単純に
「煩わしい支払いが簡単で早い」
というキャッシュレスの利点

これは本物です

機能性を追及する人にとっては
これはないがしろにはできないはず


結果的に煩わしいケースが
生まれてしまうリスクがある限り
機能性タイプの人でも
なんだかなーと思うかも知れませんが

とにかく用途や金額範囲を
絞って使う分には
本来の利点を楽しむことが
出来るんじゃないかと
思ったのです


広告業界のモデルと
金融業界のモデルは
似ていると感じます

コストを負担する人と
メリットを教授する人が
別であるというところです

そして何故それが成り立つかといえば
コストを負担する人が
もっと大きなメリットを教授できるから

そしてその胴元である小世界の番人が
実は一番儲けを一人占め

という商売です


人間一人の損得感情
組織の損得感情
これらを巧みにバランスさせた結果の
胴元一人占めですが

一つの人間とか組織の主体を
分解して得ているモデルであるところに
腹が立つ

要するに
この小宇宙に参加している事が
個人も組織も
魂を売るという行為に近いのである

そしてそれに気づいていない
というところが一番の味噌でもある


ここが金融にしろYoutubeにしろ
いけすかないですが
その参加者である
個人感情へのサービス
組織感情へのサービス

この技術革新は
儲かる胴元が実現するからこそ
どんどん発展し
そのサービスはいよいよ本物になる


音楽業界や
芸能業界も
同じようなものかもしれない

利益を得る消費者
コストを払う事業者
その小宇宙を取り仕切る胴元

この詐欺のようなシステムが
実はあまたの参加者を産み
結果的に業界を熟成させる要因と
なっておることは
歴史上何度でも証明できる


どんなに胴元が悪どくても
そこで大きな文化が生成されるだけの
参加者を呼び込む胴元は

オリジナリティ思想においても
「真」であると感じる

キャッシュレスは
「単純に便利かも」
と老害男に思わせるだけの
技術革新があるのであろう

単純に素晴らしいサービスが
文化として既に育っているのであろう