夏の職場会。
頂いたメニュー。
・紫芋とジャガイモの2色ヴィシソワーズ
・桃と生ハムの冷製カッペリーニ
・オマール海老のカレーヴィネガーソース、マッシュポテト添え
・紅茶とオレンジのタルト、ヴァニラアイスと共に
そして、
・スパークリングワイン飲み放題!!!
お話は沢山。
これから開催する学会の事、
将来の事、患者さんとの真剣勝負の事、
働く女性と社会の事。
「僕は、女性は40歳からが勝負やと思てるねん。」
30代を子育てに費やしても、
40歳から社会で男性と共にキャリアを積めるというのが理想で、
そういう社会基盤を作ったらなアカン、というのが主張。
一見耳障りは良いようだが、微妙である。
「性差というものは確実にあるからねぇ。
だって、僕がどんなに頑張っても、母乳出ぇへんし。」
この話をした先生は、徹底したリアリストだとお見受けした。
自分と他人の間に線引きをしたいという気持ちも見え隠れする。
合理主義と割り切りに、冷ややかさすら感じる。
その割には、人情味ある発言も飛び出す。
「仕事と家庭と両立するのん大変よ。
せやけど、そんな時は甘えたらエエやん。
ちょっとしんどい時は、ごめんやけど、いうて。
その代わり、自分も人の甘えを大目に見たげたらエエやんか。
昔の長屋的な感覚で。」
うまいこと甘えられへん性格もありますやんか、という質問には
「それは厚かましさが足りへんねん。」
即答で強く返した。
なるほど、と言いたい所だが、それだと厚かましいやつが
のさばりかねない世の中になってしまう。
心得た厚かましさは結構だが、勘違いした奴が出てくると頭が痛い。
人情味、という所から離れて見方を変えると、
甘え上手も厚かましさも、
世間をスピーディに一歩抜きんでて渡っていく為に
重要な要素である。
つまりこれもリアリストから派生した要素であって、
感情から発達した思想ではないようだ。
彼の性格を総括すると、
独立独歩が好きなリアリスト、
駆け引きが上手く、その点では精神的に真っ直ぐ。
理想を貫く事に闘志を燃やすタイプと言えそうだ。
その代わり他人の複雑な心理状況を上手く捕らえられない部分も
ありそうである。
典型的なリーダータイプだと言えよう。