つづりかた

音楽・文学・日々・時々将棋

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桜が咲いたら

2013年03月31日 | 日々の事
桜が咲いています。



S夫人が来て、
桜の下で誕生日を祝って下さいました。



楽しいひととき。
桜に囲まれて、旧友とお茶会。
ほっとします。




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津軽三味線 疾風(覚醒)

2013年03月30日 | 音楽
津軽三味線 疾風(覚醒)



一糸乱れぬとはこのことですね。


外出したら駅前で津軽三味線を
演奏していました。
路上でも良い音なんですよ。
かなりの範囲に音が響くんです。

奏者に響く秘密を教えて貰いました。
ネックの裏側に「サワリ」と呼ばれる
金属のネジが埋め込まれており、
それを調節して響かせるんだそうです。

楽器全体を共振させるため、
最も太い弦を一カ所だけヘッドとネックの
接合部分に接触させているのですが、
その接触具合を「サワリ」で調整し、
響きをコントロールする仕組み。

太い弦をバチで弾いて振るわせると、
サワリからネックが振動、
それが残りの弦に伝わって
3弦それぞれの微細な揺れを起こすことで
響きが厚くなるそうです。

マイクもスピーカーも無い時代の
知恵ですね。




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日本のペインティングは私が支える

2013年03月29日 | 美術
絵画界に強力な女性画家が現れた。
第5回絹谷幸二賞を受賞した橋爪彩さん↓だ。
http://www.saihashizume.com/news/


作者の橋爪彩さんの受賞インタビューに
若い世代の頼もしさを感じた。
「日本のペインティングは私が支える、
という気持ちで仕事をしています。」と述べたのである。
自分がやらねばならぬ、という決意。
力強い。


受賞作「Flora」




白いドレスを来た妊婦が大きなお腹を抱えている。
ふくよかな肢体、ピンクの小花柄ドレス、
真っ赤なペディキュア、そして血。
出血が始まって、あっというまに足をつたう。
ドレスの汚れを気にして裾を持ち上げた、その緩慢な動作。
全てのベクトルは「女」を指している。

ここでいう「女」とは性別としての女性ではない。
女にまとわりつく生態のことで、
ざっくりいうと「女臭さ」のことである。

断っておくが、綴り人は男権主義者ではないし、
フェミニストでもない。

しかし、描かれた妊婦がもし実在したら、
残念ながらお友達にはなれない。
こんな女の固まったような女(変な言い方だ)と
まともにつきあえる訳がない。
ところが、実際の所、綴り人は大抵の女と友達になれるし、
その自信がある。
となると、やはりこの女は象徴としての「女」、
女を解りやすく固めた「女」なのだろう。


一筋の血が女の股から
太腿をつたって、足首まで流れる。
女なら誰しも、鼻をつく自身の血の匂いを
想起してしまうリアルさ。
毎月来る重苦しい腰の痛みを思い出してしまう生々しさ。
女ってしんどいんだよねぇ。
そんな思いが頭をよぎる。


ここには、女性を題材にこれまで描かれてきたような
女神的な、もしくは妖精的なフェミニンさはない。
単に性の現実がある。
淡々とドライに女という性を表現したらこうなった、
そんな絵だ。
これが現代絵画の最前線、という気がした。


話は戻るが、「日本の~は私が支える。」はカッコイイ。
各々の分野で、みんながそんな気持ちを持って仕事をしたら、
どんな日本になるだろう?
そんな思いもよぎりつつ。





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から揚げしてみたい。

2013年03月28日 | 日々の事
興味本位で使ってみたい、
PHILIPSの熱と空気で揚げるノンオイルフライヤー。
http://www.japan.philips.co.jp/kitchen/nonfryer/





これにコレ↓を使って挑めば、最強…??




個人的には、麺を揚げてみたい。
長崎の皿うどん的なものが出来たら楽しそう。


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壊れかけ壊れて壊れた、壊れたのに。

2013年03月27日 | 文学
「大好きが虫はタダシくんの」阿部共実/秋田書店がヤバい。



内容は著者のブログで↓。
http://blog.livedoor.jp/ikaruga99999/archives/cat_50041748.html


そもそも題名がヤバい。
おそらく正しくは「タダシくんは虫が大好き」だろう。
と書きながら、いや、「虫が大好きタダシくん」かもしれない
という気がしてきた。
もしかしたら「タダシくんの虫が大好き」か?
ファンタジックに「虫はタダシくんが大好き」もありか?
それならシュールに「大好きなタダシくんは虫」も許容内か?
…やめよう、基準がブレてきた。

と、このように日本語、特に発語の不愉快さに
遭遇してしまう漫画なのである。
私達が発している日本語がいかに不確かで
会話がいかに不毛であるかに気付かされてしまう。
主人公の発語には、色々なツッコミどころがあるが、
流れのままに会話を追っていると細かい間違いに気がつかない。
そのうえ、復唱するだけにも関わらず、
なんとなく会話が成立しているように見える不毛さ。
お互いに意思疎通が出来ていないことは
明らかだというのに。


かつての親友の高校での友達が登場すると、
別の問題が立ち現れる。
発語のブレは発語者の世界観のブレと見なされる、という事だ。
なぜなら、悲しい私達は
自分の世界を表す術を言葉以外に持っていないからだ。
つまり、理論でも感情でも、
アウトプットする時は言葉に変換するしかない。
変換が正常に行われなければ、
変換元になる理論も感情もブレていると認識されてしまう。
それがどんなに正当なものであっても。


この主人公の場合、感情は壊れていない。
理性は壊れかけている。正確にいえば壊れかけているがまだ壊れていない。
(状況は理解出来るが会話内容は理解出来ない、まだら理解の状態である。)
発語機能は壊れた。全く働いていない。
復唱の吹き出しと真っ白の吹き出しは、
自身の思考をアウトプット出来ないという意味で同義である。
そして、発語機能が著しくツブれているが為に、
「壊れている人」と認識されるに至る。



力なく道に膝をついた主人公が
かつての親友との会話をひとり反芻する場面。
かつての親友の「会えてうれしー」の一言に
自分を取り戻し、絶望の中にあっても再び歩き出す主人公は
ひどくまともな感性の持ち主に見える。
しかし彼女は社会的には「壊れている人」だ。
この辺りをどう取るか。
つまり「壊れたのに歩き出す健気な人」なのか
「壊れたのに歩き出すあぶない人」なのかが、
作品の好き嫌いを分けるポイントになるだろう。


所で、もう一点この作品について気になる事がある。
この作品はインパクトの強さもあって、
様々なブログやサイトに取り上げられている。
そこに寄せられるコメントが気になる。
もっと言えば、気にするべきだと思っている。
「コワい」「イミフ」「つまらない」等のコメントは想像の範疇だが、
一方で「これ解る」「オレこれ」「泣いた」等のコメントが意外に多いのである。
コミュニケーションに何らかの不安を抱えている人は案外多いという事だろう。
だとすれば、重要な問題を扱った作品だ。




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電王戦 阿部光瑠四段 vs 習甦

2013年03月25日 | 将棋
ブログに帰ってきました。
一ヶ月空けている間に電王戦の一回戦が
終わっていました。

阿部光瑠四段VS将棋ソフト習甦(しゅうそ)。
結果から言うと、あっけなく阿部四段が勝利。
もっと接戦になるかと思いましたが、
阿部四段の完勝でした。


ソフト側の特徴としては
基本的に攻めに重点を置いている
という点でしょうか。
多少無理やりでも駒損でも
攻めるようになっているみたいです。

ソフトだし、その辺りは計算して
もっと合理的に攻めて来るのかと思いきや、
意外に無茶な手を指すんですね。
特に終盤は明らかに無駄な手がありました。

この事はソフトが一つ一つを
個別の手として扱い、
そこに連続性がないということを
表していると思います。

連続性がないということは
経験という概念が無いという事です。

経験が無いという事は
ひとつひとつに対応する事は出来ても
「省く」作業が出来ない。
かつ、解へ向かって進む作業は出来るが
解を予想しながら進む事は出来ない。
ということなんだなあ、と感じました。

まるで一つ一つ指示しないと
こちらが求める結果が出て来づらい
新入社員の仕事ぶりのようです。

これはPC自体が電算機から始まっている、
という事に依拠するように思います。
ざっくり言えば、基本的に国語力が無いのです。
記憶したデータを反映させる事は可能だが
全体を見て50字以内にまとめたり、
作者の言いたいことを予想する事は
難しいという事でしょう。


合理的な考えというものが
実は非常に人間らしい、
洗練された考えであると
気付かされた一局でした。




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A級順位戦最終局

2013年03月02日 | 将棋
次は3月末の更新とか言っておきながら。
最終局が感動的だったので。

来期のA級メンバーが決定しました。
羽生・三浦・郷田・渡辺・屋敷・
佐藤・谷川・深浦・久保・行方

来期も強豪ぞろい。

トピックスとしては、

・谷川九段が辛くも残留を決め、現役A級会長を続行。

・郷田棋王がまたしても2時間超えの大長考。
 その末に渡辺竜王に逆転勝ち。

・佐藤王将がまたしても独自の世界を展開。
 午前中で14手しか進まないという新世界感。

・羽生・橋本は76手という短手数で終局。
 しかしハッシーのがんばりに拍手。

・三浦・高橋戦の7六飛


只今、3月2日、26時20分。
最後まで続いていた三浦・高橋の感想戦が終わった所です。

今期の将棋界の一番長い日はこの感想戦終了を持って終了。
また春から、新しい順位戦がはじまります。
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